琵琶湖プロガイドとして有名な長谷川耕司さん。北湖ガイド歴は10年以上(ホームページではsince2002となっています)、独自の世界観の釣りを展開し、今までいろんなテクニックやルアーなどを輩出されています。スタイル的にはオールラウンダーですが、ビッグベイトから繊細な釣りまでと幅広い。愛称は「湖北の住民」。
ガイドサービス FLASH POINT
出典:フラッシュポイント
そんなプロガイドの長谷川耕司さんが、霞ケ浦で陸っぱり?「クワトロシャッドのクエスト釣法」って何よ?
詳しく動画で解説されていたので、かいつまんで紹介します。
「クワトロシャッドのクエスト釣法」
まず、クエスト釣法とは、リアクションダウンショットのこと。
ダウンショットといっても食わせのスローなダウンショットではなく、激しめのシェイクを加え続けて、リアクションでバイトを誘う釣法のこと。
ちなみに、クエストとは、「食え食えストローリング」の略。分かりやすい(笑)。
具体的なアクション方法は?
ダウンショットといえばスローに誘って食わせる敵なイメージを持っている人も多いと思いますが、この「クエスト釣法」は先にも書いた通り、リアクションで狙う釣り。
連続した激しめのシェイクで誘い続けます。バスがルアーを見つけた瞬間、すぐにバイトしてくるので、即アワセが必要。違和感があったらとにかくアワせることが重要です。
即アワセのため、フックの掛かり方に特徴があって、ほぼ上アゴにフッキングするとのこと。
ニゴイもがっつり上アゴフッキング!
この掛かり方が正しいそうです。
ちなみに、ダウンショットのシンカーは基本的にはボトムに着けているイメージでアクションさせ続けますが、ちょっとリグが浮いてきたかな?と思ったら、シェイクを止めてボトムを取ればOK。
どんなシチュエーションを攻めるの?
「クエスト釣法」は、広範囲を攻めるというよりは、ピンスポットで有効な釣法。
例えば、上の写真のような、バスが付いていそうなカバーや、ストラクチャー周辺などの、ここぞという場所で投入するのが◎。
ハイスピードアクションのリアクションメソッドではありますが、繊細な誘いで、バイトを掛けていく釣りなので、ロングキャストは必要なく、基本はショートキャストでアプローチします。
きっちりとていねいにアクションさせ続けると、この通り。
地味そうなイメージかもしれませんが、スローに誘うのではなく連続してアクションさせているので、リズム感もあって、意外とアクションし続けられるそう。
使用するワームやリグのウエイトは?
「クエスト釣法」で使用するワームは「クワトロシャッド2.5inch」。
シャッド型のフィッシュテール系ワームです。6月下旬時点で、発売はまだです。
一番の特長はボディにあり。
ボディの背中側とお腹側に、上写真のようなエッジのついたリブが設けられています。
このリブにより、ボディがしならずに平打ちしやすくなっており、フラッシングのリアクション効果を上げています。
リアルなアイも採用。テールにもこだわりあり。
で、この「クワトロシャッド」の名前の由来ですが、クワトロがイタリア語で4の意味。
4つ(以上)の特長を持ったシャッドということだそう。細かい部分は割愛しますが(笑)、4つ以上あるそうなので、発売となったら実際に使用して感じてください。
使用するダウンショットシンカーのウエイトは、3.5gがメイン。
「クワトロシャッド」をオフセットフックにリグって、セットします。
使用するタックルは?
長谷川さんが「クエスト釣法」で使用しているタックルは…
ロッドはダイワさんのエアエッジE。
ベイトキャスティングモデル641LB-ST・E
高弾性メガトップを搭載したソリッドティップ仕様のベイトフィネスロッド。オールチューブラーのベイトフィネスロッドでは成し得ない繊細なティップを搭載することで、ボトムやストラクチャー、グラスなどを舐めるようにトレースできる。また適度に張りを持たせることでスタックをかわすことができ、同時に高い手感度も実現。チューブラー節もテーパーを立たせたLパワーランクにしてはやや強めのブランクを搭載することで、スイミングアクションだけでなくカバー周りでのライトリグの操作性が格段に向上している。出典:ダイワ
リールはベイトフィネス専用機・T3エア。
究極のベイトフィネス専用機とは?リールメーカーとしてDAIWAが総力を結集して挑んだ、その命題とは?
第一にラインのフリー性能。
第二にフルキャスト時とピッチング時にブレーキ設定を変える事なく両キャストを可能にする事。
前者は圧倒的なライン放出力を誇るTシェイプレベルワインド無しでは達成できなかった。 まさにTWSの恩恵。
後者は新ブレーキシステムの採用で克服。
その他数々の先進機能を擁し、ここに実戦性能の塊のようなF1マシーンが誕生した。出典:ダイワ
ロッド選びのポイントとしては、ライトすぎるアクションだとアクションが伝わりにくくフッキングも難しいので、適度に張りのある、高感度なタイプをチョイスすること。上のタックルをご参考に!
投入ドコロの多そうな「クワトロシャッド2.5inchのクエスト釣法」ですが、激ハイプレ釣り場・霞ケ浦で通用するのか?
はい、なぜ琵琶湖プロガイドの長谷川さんが、関東屈指のハイプレフィールドである霞ケ浦で陸っぱりに挑んでいるのか。この「クワトロシャッド2.5inchのクエスト釣法」がこのフィールドにマッチするのでは?というところからはじまっています。
霞ケ浦は長谷川さん自身、かなり昔に訪れたことのあるフィールドらしいですが、ハイプレという不安と、攻略しがいがある楽しみが入り混じったような、そんな感じの実釣となっています。
ガッツリ上アゴフッキングで、きっちりデカバスもキャッチ!
実際、この釣法は以前からホームグラウンドである琵琶湖で長谷川さんが実践されており、ほかのフィールドでも試してみたらいい感じにハマり、さらなる可能性を感じる結果となりました。
このテクニックは、どこのフィールドでも通用しそうなパターン。早く投入してみたいですね!