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秋のクランクベイト祭り!クランクロッドは「重さ&深度」で使い分けよう

寄稿:伊藤 雄大
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みなさんこんにちは。

ZPIプロアングラーの伊藤雄大です。

秋のこのシーズン。大活躍するルアーの一つにクランクベイトがあります。

クランクは大きさやリップの長さのバリエーションが多く、タイプによってタックルも変わってきます。

今回はクランクのタイプごとのベストなロッド選びを紹介します。

まずはシンプルに重さで考えよう

クランクベイトは5g前後の極小~30gを超えるマグナムクランクまで、重さは様々。

ロッドパワーに対してルアーが軽過ぎると、キャスト時にロッドが曲がらないので、ピンスポットへの正確なキャストがしづらくなります。

逆にロッドパワーに対してルアーが重過ぎると、ロッドがルアー重量を背負いきれないので飛距離が伸びません。

ロッドが振り回される感覚となり、アングラーも疲れてしまいます。

ルアーの重さに対して適正なロッドを選べば、疲れ知らずで正確なキャストを繰り返せるようになります。

・10g以下の小型クランク

・10~14gのスタンダードサイズ

・14g~マグナムのフルサイズクランク

と3つに分けてやると、ベストなセッティングが出し易くなります。

雨の濁りにも強いマグナムクランク

+αで深度も気にしてみよう

クランクベイトはリップの長さによってどれ位潜るか、つまり潜行深度が変わってきます。

リップの短いモデルはシャロークランクと呼ばれ、浅場を攻めるのに適しています。

長いリップのディープクランクは深く潜るので、水深のあるポイントで有効です。

シャロークランクは巻き抵抗が少ない物が多く、ディープクランクはリップが水の抵抗を受けるので、巻き心地が重くなります。

そのため、重量級のクランクベイトでもシャロータイプであればロッドのパワーはそこまで必要なくなります。

逆に軽いルアーでもリップが長いタイプであれば、ロッドをワンランクパワーアップしたほうが扱いやすくなったりします。

重量と深度、二つの要素をミックスしてロッドを選べるとベストです。

リップの長さで深度と巻き抵抗が変わる

軽量クランクセッティング

ロッド:アルカンセFM64L(プロトタイプ)

リール:アルカンセRG-C NS

ライン:アブソルートAAA 8~10ポンド

Lパワーのロッドで繊細にプラグを操る

ラインはアブソルートAAA 8~10ポンド

適合ルアー

RTO0.7(ラッキークラフト)

ピッコロ(エバーグリーン)

クローザー55F(ism)

小粒なクランク&シャッドプラグ

10g以下の小型プラグを快適にキャストするために、ロッドはLパワーをチョイス。

キャスト時に曲がってくれるロッドをセレクトすると、障害物ギリギリへのキャストもしやすくなります。

クランクだけではなく小型のシャッドプラグにも対応できるので、プレッシャーの高い人気フィールドやオカッパリでも頼りになるセッティング。

スタンダードサイズのクランク

ロッド:アルカンセFM65ML(プロトタイプ)

リール:アルカンセRG-C NS

ライン:アブソルートCB 16~20ポンド

しなやかさとパワーが共存する65ML

適合ルアー

RTO1.5(ラッキークラフト)

ワイルドハンチ(エバーグリーン)

ディープX-100LBO(メガバス)

出番の多いスタンダードサイズのルアー達

クランキングの王道ど真ん中を狙ったセッティング。

キャスト時にしっかり曲がるしなやかさと、ルアーの巻き抵抗に負けない強さのバランスがキモ。

~3mダイバーまでのクランクにも対応可能。

春のシャロークランキングも定番パターン

ディープ&マグナムクランク

ロッド:アルカンセFM71MH

リール:アルカンセLS

ライン:アブソルートAAA 14~16ポンド

ロングハンドルでオーバーヘッドキャストもラクラク

適合ルアー

ディープX-200LBO(メガバス)

ショットオーバー5(ノリーズ)

ストーミーマグナム(ノリーズ)

フルサイズクランクとも呼ばれる

4m以上潜るディープタイプやマグナムサイズのクランクは巻き抵抗が強いので、ある程度パワーの有るタックルがベスト。

リールはギア比の低いモデル(ギア比5.6:1)を選ぶと、軽い力で巻き続けられる。

ビッグレイクやリザーバーの秋シーズンには外せないタックル。

秋の高滝ダムでキャッチしたグッドサイズ

巻きの釣りはタックルセッティングが命。

バッチリキメて秋の巻き物シーズンを楽しんでください。

ZPI公式アルカンセロッド詳細ページはこちら

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伊藤 雄大(Yudai Ito) プロフィール

オフィスZPI所属。アルカンセロッド&リールを駆使し、ハードルアーのみ使用可能なバストーナメントH-1グランプリ2019では参戦初年度から年間ランキング3位を獲得。エリアフィッシングでは絶対王者の異名を持ち、そこで培ったレンジコントロールを武器に様々な魚種を追いかけるプロアングラー。

ZPI(ジー・ピー・アイ) プロフィール

元々はカスタムチューンメーカーとして高い評価を受けていたZPI。2019年、ZPIは総合釣具メーカーへと生まれ変わった。元来の技術力の高さを生かしたリール「アルカンセ」を皮切りに、リールのみならずロッドもリリース。「アルカンセシリーズ」としてバスフィッシング界で新たな注目株となっている。また、偏光グラス「エアエピック」やフック「EZオフセット」など、分かりやすく使いやすい、それでいてハイスペックなアイテムをさらに拡大中。社名の由来は「Z Performance Technology Inc.」Z:究極の、Performance Technology:性能・技術、Inc.:会社。