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【細身軽量で粘り強い!】3機種を使い分けてジギングを網羅!ダイワ「ソルティガR」の驚きのスペックに注目

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ジギング特集2020

2020年4月、ダイワのパワー系オフショアゲームブランド「ソルティガ」からリリースされたロッド「ソルティガR」。

出典:ダイワ公式「ソルティガR」詳細ページ

 

「R」を意味するのはレスポンス。

使用クラスラインは同じでありながら、「 HI(ハイレスポンス)」と「 LO(ローレスポンス)」と「MD(ミッドレスポンス)」にタイプが分けられています。

”ジャークパターン”、”ジグ形状”、”船の流し方”によって3機種を戦略的にレスポンス(Response=R)良く使い分けることができる新シリーズ。

 

そこで、今回「ソルティガR」を良く知るジギングのエキスパート「吉田匡克」さんに、ロッドの特長や使用感などを色々教えていただいたので、早速紹介していきたいと思います。

吉田 匡克(Masakatsu Yoshida) プロフィール

1968年生まれ兵庫県在住。 西日本から九州エリアのオフショアゲームを網羅するジギングアングラー。 魚の活性をコントロールしてバイトにつなげる「コンビネーションジャーク」の考案者。 各フィールドで爆釣劇を繰り広げている。

 

 

軽くて粘り強い

ソルティガR」の最大の特長は、とにかく軽くてジグをシャクりやすいトコロ。

その理由は、細身軽量のブランクである”HVFナノプラス”や大幅な軽量化を実現した”エアセンサーシート”が採用されているからです。

 

HVFナノプラス

レジンの量を減らして代わりにカーボン繊維の密度を高めた「高密度HVFカーボン」は粘りや強度を重視したロッドに最適な素材となっており、東レ(株)ナノアロイ®テクノロジーをダイワ独自の製法で組み合わせることでさらなる高強度化・軽量化を可能とした。

出典:ダイワ

 

エアセンサーシート

 

これほど軽量化が重視されていると、強度面が心配という方も居るはず。ですが、その心配は無用。

普段から「ソルティガR」を多用している吉田匡克さんにお話を伺ったところ、3機種共に粘り強く操作性も良いとのこと。

ロッド全体は頑丈で固めですが、いざフッキングすると魚の引きに追従するようなしなりを見せてくれるそうです。

 

粘り強さの理由はX45によるもの

ソルティガR」の粘り強さの理由は、X45をティップから最外層にも巻かれているからです。

ネジレ防止は「45°」が最適。パワー、操作性に革命をもたらすネジレ防止の最適構造。従来構造(竿先に対して0°、90°)に、DAIWA独自のバイアスクロス(±45°に斜行したカーボン繊維等)を巻くことで、ネジレを防ぎ、パワー・操作性・感度が飛躍的に向上。※ネジレに対して最も強い「45°」X構造をネーミングに採用。「Xトルク」は世界共通の商標として「X45」に呼称変更いたしました。

出典:ダイワ公式「ソルティガR」詳細ページ

 

ティップにはチタンKガイドを採用

ティップ部にはチタンKガイドが設けられています。

 

そのメリットについて尋ねると、一般的なガイドよりも経が大きくなっているため、太いリーダーを使っていたとしても、リーダー抜けがスムーズ。

よって、キャストも快適に行えるとのこと。

 

3種の使い分け

「 HI(ハイレスポンス)」と「 LO(ローレスポンス)」と「MD(ミッドレスポンス)」の3タイプがラインナップされている「ソルティガR」。

各モデルの特長を紹介していきますね。

 

HI(ハイレスポンス)

ドテラ流し対応のハイレスポンス軽量ジギングロッド。

ショートレングス&高弾性素材によるハイレスポンスモデルで、ドテラ流しで船からジグが離れた状態においても、軽快なジャークでしっかりジグにアクションを伝達できます。

細身、軽量ブランクとは思えない抜群の強度を誇り、200g前後までのジグで行う丹後ジャークを始め、様々なコンビネーションジャークを軽快にこなす次世代ジギングロッド。

品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ジグ・ルアー重量
(ジギング)
(g)
ラインPE
(号)
カーボン
含有率
(%)
本体価格(円)
J60S-3 HI 1.83 1 183 145 2.1/9.4 MAX210 MAX PE3 94 51,000

 

吉田匡克さんのコメント

主にジグを弾く釣り、またはテンポの速い釣りなどといったリアクションを意識する釣りで多用しています。

 

LO(ローレスポンス)

ワンピッチジャークメインのローレスポンス軽量ジギングロッド。

イナダ(ハマチ)~ブリ、サワラ狙いにおいて多用されるPE2~3号、最大220gクラスまでのジグによるワンピッチジャークにベストセッティングの近海ジギングのど真ん中モデルです。

かつての重いジギングロッドと比較し、強度を確保しつつ圧倒的な軽量化を図ったこのモデルは、従来のきついジギングの概念を根底から覆し、1日中シャクり続けていても疲れにくくなっております。

品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ジグ・ルアー重量
(ジギング)
(g)
ラインPE
(号)
カーボン
含有率
(%)
本体価格(円)
J62S-3 LO 1.88 1 188 155 2.1/11.9 MAX220 MAX PE3 90 51,000

 

吉田匡克さんのコメント

潮の速いエリアでショートジグを、連続で長いピッチでシャクる場合に使用しています。

連続してジグを動かしてもブランクが粘ってくれるので、アクションをさせやすくて体に負担が掛かりにくいロッドに仕上がっています。

 

MD(ミッドレスポンス)

キャスト&斜め引き対応の軽量ジギングロッド。

水深が浅いエリアや、魚が広範囲に散っている状況下でのキャスト&斜め引きジギングに適したモデルです。

最大180gクラスまでのジグのキャストが考慮され、ブランク素材はキャストしやすい適度な反発と、ジャーク時にはむやみにジグを暴れさせないことの両立を狙った中弾性カーボンで設計。

ブリやサワラを始め中型ヒラマサがヒットしても、軽量、細身ブランクからは想像出来ないパワーで確実に魚を寄せることが出来るモデル。

品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ジグ・ルアー重量
(ジギング)
(g)
ラインPE
(号)
カーボン
含有率
(%)
本体価格(円)
J64S-3 MD 1.93 1 193 150 1.8/12.4 MAX180 MAX PE3 96 51,000

 

吉田匡克さんのコメント

こちらはオールラウンダータイプ。

速めの釣りからスローテンポな釣りまで広く対応してくれます。6ft4inという長さを生かして遠心力を使ったロングジャークから、クイックな動きのショートジャークまで幅広い使い方ができる1本です。

 

1本選ぶなら「MD(ミッドレスポンス)」

3タイプを小まめに使い分けることがベストですが、1本持っていくならどの機種なのか? 実際尋ねると「MD(ミッドレスポンス)」と回答。

 

理由はモチロン、幅広いジグやアクションに対応できるから。

ロングジグを使った1ピッチや、ショートジグのコンビネーションジャークなど、自由自在にジグを操れて、使っていても軽量で疲れにくく小型のハマチから大型のブリやサワラまで1本で色々楽しむことができるからだそうです。

是非、青物ジギングに行かれる際は、「ソルティガR」をお試しくださいね。

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!