人気ルアージャンルの1つ、”アジング”。

手軽に楽しめてゲーム性も高く、食べても美味しい最高のターゲットですよね。

各メーカーからも色々なアジング関連アイテムが多く輩出されており、かなり人気が高くなってきています。

今回の記事では【アジング基礎講座】という形で、まだアジングをされたことがない方はモチロン、始めたばかりというビギナーアングラーにとっても役立つ内容となっていますので、是非ご覧になってみてください！

 

アジングの魅力

アジングの魅力といえば、やはり身軽な格好で手軽に楽しめながらも、実は奥深いというトコロ。

近くに海があればどこでも釣れる可能性があるので、仕事終わりや学校終わりなどにもサッと寄って楽しめるが魅力ですよね。

都市圏から離れなくても、釣れる場所は沢山あります！

 

そして装備もタックル1セットに、ワーム＆リグ少々あればOK。

 

後は、釣ったアジをキープするなら小型のクーラーボックスがあればイイので超お手軽。

釣り方も、基本はJHのタダ巻きで釣れるので実はイージー。

しかも、昼間にサビキ釣りなどで釣れている数を見ていただけると一目瞭然ですが、個体数がメチャ多くてパターンがハマれば1投1匹ペース。また食べても美味しいんですよね。

 

ここまで読んでいただいて、「サビキでエエやん」と思われている方も居られるハズ。

いやいや、そんな単純な話ではないんですよね。これだけ多くの方が好んでアジングをするのには色々な理由があるんです！

アジングは一般的にジグヘッドにワームをセットしてアジを狙う釣り。

ってことはもちろんエサより釣れません。

アジが泳いでいる層をカウントしながら探し当てて、そこへジグヘッドを送り込む。文字で説明すると簡単ですが一定のレンジ（層）をキープするのってホント難しいんですよね。

その分釣れた時や連発させた時の喜びというのは、言葉では表せないほどの嬉しさがあります。

その時の状況を読み、的確なアプローチをすることで人よりさらに数を伸ばすことも、サイズを選んで釣ることもできてしまうんですよ。

この”奥深さ”が常に多くのアングラーを夢中にさせているんです。

 

潮通しのイイ場所か常夜灯下がオススメ

アジを狙う場所は、漁港などの堤防がメイン。

超湾奥以外の港ならほとんどドコでもOK（もちろん立入り禁止の場所以外ネ！）っていうのが現実。

まぁ、ただアジが多くいる所、釣りやすい所、グッドサイズがでる所となると話は別ですが、状況次第でもあるので何とも言えません。

でも、とにかくアジを釣りたいというなら、ある程度外海からの潮が効く港ならドコでも狙えると考えて支障はないと思います。

また、周りが暗くて常夜灯だけが水面を照らしているようなところを巡るのも釣果を伸ばすコツ。

 

アジの生態

アジングのターゲットとなるアジの生態的な特徴をカンタンに解説しておきます。

まず食性だが、肉食で動物性プランクトン、エビ、カニなど甲殻類、ゴカイなど多毛類、イカ、小魚など、けっこうなんでも捕食します。

で、産卵期はおおむね5－8月。

年や場所によりますが、例年春から梅雨にかけてソコソコのサイズが釣れるのに、水温が上がる初夏になると、いきなりマメアジ（15cmまで）に変わります。

この現象はソコソコ良型の個体が産卵に入るためではないかとされています。

 

そして産卵明け、いわゆるアフタースポーンから回復するのが例年盆明け。

ここからソコソコサイズがまた釣れだして、あとは年末（水温が高い年、場所は年始もOK）までサイズも上がり続けて、釣れ続きます。

サイズは1年で約15－18cmになり、2年で25cm前後になるそうな。

寿命は5年ほどといわれています。ちなみに最大では50cmを超えることもあります。（1度でイイから掛けてみたい…。）

また、季節回遊する個体（群れ）と季節回遊せずに居付いている個体（群れ）もあるようで、棲息するレンジも表層から100ｍ前後と幅広く、とりあえず海ならば超幅広いエリアに生息する魚です。

 

アジングでの狙い方

アジの釣り方は簡単にいえば、アジの目線より少し上にルアーを通すというより、流す？　ことで気付かせて、そのレンジをキープ。

あるいはフォールさせて食わせるというもの！

アジが反応するレンジを絞りだし、そのレンジ付近でいかに反応させて食わせるかが重要。

こう考えるとレンジキープ力に優れたリグが優位だと…。

最近の主流である軽量JH単体（通称・ジグ単）はもちろん、ボトム付近を攻めるのならキャロやスプリットリグなどでもOK！

さらにタダ巻きだけではチェイスはするが食わないようなアジも、トゥイッチによるダートで気付かせて、レンジキープやカーブフォールで食わせるなんて技もできます。

その日のレンジを見極めろ！

何度も言うようにアジングはかなり奥が深いゲーム。

なぜなら、釣り自体はイージーなんですが、やり込んで、さらにその時の状況を読み、的確に攻めることで数を伸ばせたり、グッドサイズを選んで釣ることができるから。

つまり、かなり腕の差がでるゲームなんです。

で、なぜここまで差がでるかというと、理由はアジの泳層と群れを形成するという性質のせい。

アジはかなり泳層が変わる魚で、そのレンジを的確に捉えられるかどうかが、数を伸ばせるかのキーになります。

そして群れを形成するうえで、群れの中で強い個体（デカいヤツ）ほど群れの外や群れよりも少し深いレンジにいることが多いといわれているので、コレをウマく狙えればサイズUPすることができるぞ！

 

アジングの時間帯

アジングをする基本的な時間帯というのは、アジが集まってくる海面に明かりが落ち始めてきたころ。

ただ、コレも周囲が暗いから外灯の集魚効果が際立っているためで、例えば満月の時などは、月の明るさで外灯のパワーが落ち、イマイチアジの寄りが悪いってことも起きます。

なので、港内でのそのスポットの相対的な明るさを考えることが、釣果を伸ばすヒケツ。

またアジは日中は釣れないのかといえば、そうでもなくデイゲームでも成立します。

アジが散っていて釣りにくいだけで、釣ることは可能です。特に夕まずめなどはベイトフィッシュを追いかけて浅瀬に差してきますので、夕方などは釣りやすいかも。

 

使用タックルを紹介

では、アジングで使用するタックルをご紹介。

ロッドはアジングロッドがオススメ。無い場合はメバリングロッドやバスのULロッドでも代用できます。

ただ、繊細な釣りですので、専用ロッドを勧めます。

長さは6ft程度のモノが扱いやすいと思いますよ。

 

リールは1000番から2000番くらいのスピニングリールが丁度イイと思います。細い糸が巻けて小さなアタリでも伝わりやすい小型なスピニングリールが使いやすいです。

 

ラインはフロロカーボンラインの1Lbから2.5Lbがオススメ。

あれっ、PEラインとエステルラインじゃないの？　って思うかもしれませんが、フロロカーボンラインだとリーダーへの結束をしなくて済むので、最初はフロロカーボンラインで釣り方やアタリの感覚を覚えてからPEラインやエステルラインを試しても良いと思いますよ！

糸巻量は100mあれば十分です。

 

ワームはアジング専用のストレートワームやピンテールワームやシャッドテールワームから選びましょう。

やり始めは、クリアーやグロー系のカラーでアジの反応をチェックしてみてください。

魚の活性や時間帯をみて、ワームやカラーをローテーションするのもいいですね！

ジグヘッドもアジング用のモノを揃えていただき、ウエイトは1ｇを基準にしながら、余裕があれば0.5ｇや2ｇなども揃えておけばある程度の水深を攻めれるかと思います。

 

是非、シーズンを迎えるアジングを楽しんでくださいね！