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【アジングで偶然掛かる太刀魚をヒントに】家邊克己が4年掛けて完成させた太刀魚専用リグ「太刀リグ」を遂に公開!

連載:家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」
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アジングをしている時、突然ジグヘッドがなくなるといった経験はありませんか?

その原因は刃物系の魚の仕業であることがほとんど。刃物系の魚というのは、サワラ(サゴシも含む)、太刀魚、エソ、フグなど色々います。

その中でも一番アジングでポピュラーなものは、太刀魚。何の手応えもなくリーダーをカットしていきます。リーダーだけならまだしも、メインラインまでバチバチ切っていきます。

太刀魚がいるポイントにアジがいることが多いので、実に厄介な相手なのです。

家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール

サーティフォーCEO、製品開発責任者。全国津々浦々、アジが釣れると聞けば、ドコへでも足を運び、実際に釣って、アジングの楽しさを広く世に伝える、まさに「アジングの伝道師」というべき人物。かなり頻繁に全国各地で参加費無料のアジングセミナーも開催中! 釣具メーカー「34(サーティフォー)※社名は[みんな幸せに!]に由来」を立ちあげ、自身のノウハウを詰めに詰め込んだ製品開発に没頭中。京都府出身、福岡県在住、1958年9月生まれ。

 

アジングで偶然掛かることが多い太刀魚

昔、愛媛がホームフィールドの時代、冬になると良く太刀魚を釣りに行きました。

今よりも太刀魚が多く、指4本くらいの太刀魚が陸っぱりで50Lクーラー満杯なんてことも珍しくなかったのです。最近は随分と少なくなってアジングの邪魔をする程度しか釣れなくなりました。当時の仕掛けは関西でやっている餌釣りのテンヤなどとは違い、至ってシンプルなものでした。

 

柔らかいステレスワイヤーに管付きチヌバリ3号を1個通してもう1個を結ぶだけの至ってシンプルな仕掛け。

それにキビナゴを餌にして2本の針を刺して投げ込んで釣りをします、ケミホタルのビッグを位置確認とシンカーの代わりに付けて使用しておりました。

エギングのスラックジャークのように、ある程度まで沈ませてロッドを煽りスラック(糸ふけ)を動かす感じで誘います。キビナゴを躍らせて目立たせ、太刀魚に見つけさせる釣り方でした。

 

昔の釣り方をヒントに新しい太刀魚用リグを開発

これを色々な地域で試しても太刀魚の反応が良く、やたら釣れます。これの応用で餌ではなくワームを使って新しいリグを開発できないかと思ったのですが、福岡では太刀魚が岸から余り釣れないのでテストができません。

大阪在住のスタッフに託し研究してもらい、テストを繰り返して4年掛けてやっと作り上げてもらいました。

丁度リグが大体完成したタイミングで、ハピソンさんから太刀魚専用の「かっ飛び太刀魚仕掛けセット」が出たので試すと非常に使いやすく、かなりの水深まで見えて潮の流れの目印にもなります。

ハピソン公式「かっ飛び太刀魚仕掛けセット」詳細ページはこちら

 

この組合せは色々な物を試した中で最強と思えました。それならばハピソンさんにかっ飛びボールとセットとして売ってもらうのが一番いいと考えお願いすることに。

そうしてでき上がったのが”太刀リグ”「かっ飛び太刀リグセット

ハピソン公式「かっ飛び太刀リグセット」詳細ページはこちら

 

「交換用リグセット」もラインナップ

ハピソン公式「交換用リグセット」詳細ページはこちら

 

皆さんから見て太刀魚の印象というのは、=大きなワーム=強波動のイメージが強いと思いますが、アジングの際に餌釣りの人達に反応しないのに、スパスパとリーダーを切っていかれたことが良くあるので、小さくて余り動かない物が太刀魚にとって食べやすいのではないかと思うのです。

写真はプロト段階です

写真はプロト段階です

 

アジングで太刀魚を釣るには、口の先にフッキングさせないとリーダーから飛んでしまいます、その為には常にテンションを張り違和感を感じた瞬間にアワセて掛けてやっと口の端に掛かります。

アタリがあってから即アワセで釣るのです!

写真はプロト段階です

 

よく太刀魚の動画などを見ているとアタリがあってから食い込むまでかなり待って待ってやっと掛かるという感じだと思うのですが、このリグは全く違ってアジングと同様アタリがあれば即アワセです。

これが最大の特長と魅力で僕の大っ嫌いな待つことをしなくて良いのです(笑)。

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