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【増水/濁り/豊富なベイト】釣れるエリアやオススメルアーなど!梅雨時期のリバーシーバスゲームについて詳しく解説!

寄稿:中澤 新一郎
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皆さん、こんにちは! メガバス・プロスタッフの中澤新一郎です。新型コロナ禍で、日々各地での感染者数の増減を気にする毎日。

6月19日をもって一応にも全国的に各県をまたぐ移動の自粛制限が解除されたとはいえ、まだまだ不安な日々が続いております。

もっとも、海無し県に住むソルトアングラーの立場としましては、ようやく気兼ねなく海への釣行が可能となり、やっぱり素直に喜ばしいしだいでありまして(笑)。

引き続き「3密」を避けた行動をとり、可能な限りのコロナ感染拡大の防止に努めつつ安心・安全な釣行を心がけようと思っております。

中澤 新一郎(Nakazawa Shinichiro) プロフィール

激戦区の富士川サーフエリアをメインフィールドとする"漢”。 独自の視点で、アプローチ方を研究釣果を出している。 サーフゲームのみならず、ライトソルトゲームや渓流、サクラマスゲームなどにも造詣が深いマルチアングラー。 山梨県在住。

 

濁っていてもベイトが居ればシーバスはルアーに喰ってくる

さて、久々に訪れた富士川サーフも鉛色の空で富士山は雲隠れ。連日の降雨により川は増水し、滔々と濁り水が流れています。

 

写真のように激濁りですが、これぞ期待のシチュエーション ! 梅雨のリバーシーバスゲームの開幕なのであります。温かい海水に、降雨による冷えた川の水が供給されることにより、河川河口域の生物達には心地よい環境となるらしく、安定して豊富なベイト達が集ってきます。

例年この時期に、目にするのは、河口域に群れる8~9cmサイズのイナっ子。それと同時にワンサイズ小さい5cmほどのハクの群れ。

 

増水により、上流部から流されてくると思しき10cmほどの鮎 。

 

昨年この梅雨時期に河川内で釣れたコチは10cmほどのハゼを吐き出して、実に多様なベイトが梅雨時期になると河口域~河川内に集っております!

そして、河川内に豊富なベイトが集っている状況で、連日の降雨により増した水深と濁りがあれば、当然河口域周囲にいるシーバス達もエサを求めて河川内を徘徊するということです。

初心者の方には梅雨時期の増水し、濁りの増した川の様子は、一見なんともとっつきづらく、釣れそうにない雰囲気にも思われますでしょうが、大量のベイトの存在さえあれば、ド茶濁った状況下でもシーバス達は問題なく捕食行動をとるものです。

 

数年前の梅雨時期の釣果画像になりますが、こういったド茶濁りの急流の中でも問題なくシーバスは潜んでいます。

 

これまた昨年梅雨時期の釣果画像でありますが、濁り水、流れ落ちる瀬の下、シーバスの潜みそうな捕食位置へシッカリとルアーを送り届けさえすれば、きっちりルアーに反応し、アタックしてくるのです 。

 

シーバスの潜む捕食位置を紹介

そう、梅雨時期の濁りは問題じゃない。では、その「シーバスの潜む捕食位置」とは何処か? その答えは「ベイトの溜まりそうな場所」を前提に、増水によって普段よりも強まった流れによって、否応無くベイト達が集結させられてしまうような場所。

例えば主なポイントとしましては、河川内干満差で生じる瀬。

水位が低くなり、上流から流れ下ってくるベイトや水位の上昇と共に瀬を上ろうと瀬の下で待機するベイトを捕食するため、瀬の下の深いエリアにシーバスが潜み、待ち構えているのでそのようなエリアは可能性大。

 

続いては、河川のベンド(曲がり)部や合流部。

合流部に生じる流れの緩い弛みにベイトが逃げ集まっていたり、合流した強烈な流れを避けて、流れの脇の弛み部(上記画像での水面が穏やかな位置)にベイトが溜まったりして、それを狙ったシーバスが流芯側の深みに潜んでいるケースが多いです。

 

また、流れの当たるテトラ帯も高確率でシーバスが潜んでいます。増水した川の強烈な流れに留まれないベイト達が、流れが大きく緩むテトラ帯の「際」に追いやられ密集。

それを襲いにシーバス達もテトラ際に並んでいることも !

 

また、平常時ほとんど流れのないようなインレットが、降雨による増水で一時的に強い流れが生じた際、強烈にベイトを集め、結果としてシーバスを集めていることも多々あるので、インレットがあるなら迷わずルアーを投入しましょう。

以上のポイントがシーバスが比較的、高確率でいます。

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