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【佐々木勝也×シュリンピード】1つで「点と線」をこなす芸達者な新作ワームを解説

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夏のバス釣り特集2020

今年の春に発売となったばかりのダイワの新作ワーム、シュリンピード

霞ヶ浦をホームグラウンドに活躍する実力派、佐々木勝也さんのプロデュースだ。

名前の由来はシュリンプ(エビ)+センチピード(ムカデ)。エビ系ワームとしても、いわゆる沈む虫としても機能するかなり芸達者なワームである。

シュリンピード

 

サイズ:43mm
自重:3.3g
カラー:10色
公式製品ページは→コチラ

ノーシンカーでのフォール

佐々木さんは基本的にノーシンカーでシュリンピードを使う。

ノーシンカーでのフォールでは14本の手足がピリピリと動き、強烈にバスを誘う。

14本すべてのパーツが震えて、「沈む虫」としての性能は申し分なし。

ただ佐々木さんにしてみれば、各パーツがしっかり動いてごくナチュラルに誘うというのは沈む虫としては当たり前。

もうひとつ、高速横アクションからバスにスイッチを入れられるのがシュリンピードの武器だと話す。

点と線、どちらも1つで可能

丸呑みされるシュリンピード。バスからしてみれば本当のエサだと思っているのかもしれない

ノーシンカーのフォールが点の釣りだとすると、もうひとつ高速アクションでスイッチを入れる横の釣りもできるのがシュリンピード。

点と線、二段構えのワームだ。

キャストからフォール、ボトム着底から高速トゥイッチで手前に引いてくると不規則に頭を振りながらエスケープアクション。

小エビが逃げ惑う動きは、エビ食いのバスはもちろん、「点」の動きでは反応せず、「線」つまり横アクションにしか反応しないバスにスイッチを入れることができる。

沈む虫でもありながら、「どちらかといえばエビ系のルアーだと僕自身は思っています」というシュリンピードの武器はここにある。

ヘッド部分にポッパーカップが設けられ、高速トゥイッチではこれが水を受けてイレギュラーアクションを演出してくれる。

また、吊るしの釣りでもこのカップが程よい音と波紋を出してアピールする仕様で、1つで用途多彩な「便利屋」なのだ。

スキッピング

シュリンピードの高速横アクションがより活きるよう、ボディはやや硬め。

というのも硬めにすることで水押しが強くなり、しっかりバスに気付かせる力も併せ持つ。それでいていざバイトがあればフッキングの際に折れ曲がるギリギリの硬さとなっている。

そして基本的にはロッドを振ることができるスペースがあれば、スキッピングなどでカバーなどに撃ち込む。

スキッピングでエビが跳ねて逃げるような動き、そこから手足ピリピリのフォール、そして高速トゥイッチでイレギュラーに頭を振りながらの横アクションと、さらにぶ厚くバスを誘えるのだ。

ワンポイント

基本的には両サイドの岸際で最も威力を発揮するのがシュリンピード。対岸にアプローチしやすい場所では、必ず対岸に当てるつもりでよいので届かせるとグッド。

「壁ドン」で気付かせ、その後のフォールや高速横アクションでスイッチも入りやすい。

また、「高速トゥイッチはどれくらいやるの?」という部分は、まだアフターから回復しきれておらず追い気がない時は高速トゥイッチを止めるが、これからの季節は止めずに手前までやり続けた方がバコ~ンと大型が出やすいそうだ。

もちろんサイトであればバスとの距離を見ながらになる。

大型がガッツリ食ってくることも多いというシュリンピード、ぜひチェックを!

佐々木 勝也(katsuya Sasaki) プロフィール

岩手県出身で 2018年4月よりの東北・仙台から霞ヶ浦に移住。 霞ヶ浦、霞ヶ浦水系を中心に日本全国の様々なフィールドを激チェック中! オカッパリスタイルでのバス釣り三昧の日々を送っている。

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!