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深掘るほどに奥が深い。レイドジャパン岡友成・江口俊介に聞いた「ワームとフックの相性」

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大きさ、シルエット、マテリアル、ギミック、カラー、使い方やアクション。

それぞれバランスがとれてこそ、釣れるワームとなるわけです。

 

そのワームにセットするのが「フック」。中でもノーシンカーやテキサス、フリーリグなど様々なワームの釣りに欠かせない汎用性随一の「オフセットフック」

実にいろんなメーカーからいろんなタイプのオフセットフックが発売されています。

形状が全く違うモノもあれば、同じ形状で線形(太さ)違いのモノ、また同じ表記のフックサイズでもサイズ感が全く違うモノがあったり、釣具屋さんに行った際に「どのフックを選べばいいの?」と悩んだ事があるのは記者だけではないはず。

そこで今回はワームとフックの相性についてのお話。釣れるワームといえば…な、レイドジャパンの岡さんと江口さんにイロイロ伺ってきました。

 

オフセットフックについて

 

こちらはすべてRYUGIさんから発売されているモノで、写真左から…

1:ザ・スタンダード #3/0
2:インフィニ #3/0
3:ダブルエッジ #3/0
4:リミット #3/0

といった順になっています。それぞれの特長としては…

1: クセの無い形状でオールマイティーに使用可能なタイプ
2 :ワイドゲイプ(ギャップ)のタイプ。バルキーワームに対応
3 :ナローゲイプ(ギャップ)の細軸&掛け重視のタイプ
4 :ナローゲイプ(ギャップ)のやや太軸&対カバーでの掛け重視タイプ

で、貴重な一匹をミスなく釣りあげるには、使うワームはもちろんの事、使用するリグやシチュエーションによってフックを使い分ける必要があるそうな。

 

ワームごとに使用するフックあれこれ

フルスイング 5inch

 

まずは、フルスイング5inch。

ゆっくり巻いても強く動くフルスイング。岡さんのオススメはフッキングマスター リミテッドエディション モンスタークラス#5/0(Nogales)」

太軸の部類に入るオフセットフックで、フックの重量によってノーシンカーで使用する際のバランス取りも兼ねているそうな。

う~ん、最初からマニアックな展開…。また、ワームの背中にフックポイントがきれいに隠れるので、根掛かりもしにくいとの事。

対してインフィニ#5/0(RYUGI)」は、フックポイントが外向きになっているのでオープンエリアで中層をトロ巻きする際に、初期掛かりを優先する際にオススメみたいです。

 

バトルホッグ3.8inch

 

さぁドンドンいきましょう!お次はバトルホッグ3.8inch。

テキサスリグ、ヘビーダウンショットリグ、リーダーレスDSリグ、フリーリグ、ヘビキャロ等、様々なリグに対応するホッグ系ワームで、その人気ぶりはもはや説明不要レベル。

こちらは岡さんと江口さんに聞いてみました。

岡さんはほぼほぼザ・スタンダード#3/0(RYUGI)」を使用しているとのことで、これでオープンはもちろんカバーの釣りにも使っているそう。ヘビーカバーで使用する際にのみ、ゲイプ(ギャップ)幅が狭くてすり抜けが良く、またヘビーロッドでガッツリ合わせても曲がることがないLIMIT#3/0(RYUGI)」に変えるみたいです。

一方、江口さんはというとダブルエッジ#3/0(RYUGI)」と自身が開発に携わったLIMIT#3/0(RYUGI)」を使い分けているとのこと。前者は遠投したり、ディープを狙ったり、トーナメントの際にショートバイトを何が何でも掛けたい場合に。後者は岡さんと同じく対カバーで使用することが多いみたいですよ。

で、江口さん曰く「ワームの太さに対しセッティング可能なのであれば、ナローゲイプ(ギャップ)を優先して使う。なぜなら、ストラクチャーに対してすり抜けが良く、フックポイントが立っているから初期掛かりし易い=フッキングが決まり易い」んだそう。

使い分ける理由(意味)って色々とあるんですねぇ。

 

さて、同じワームでもリグや使うシチュエーションで使い分けるものもあれば、「一択」のモノもあるようで…

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