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今江克隆のルアーニュースクラブR 「新戦略!PEベイトフィネスを超解説」の巻 第1003回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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さて今週は、自分の中でかなり錬度が練り上がってきた「PEベイトフィネス(以下:PEBF)」に関して、解説してみたい。

「PEベイトフィネス」とは、すでに先月のルアーマガジンにて初公開した文字通り「PEを使ったベイトフィネス」である。

まず、最初に大前提として誤解しないでほしいことは「PEベイトフィネスとベイトフィネスは全く違うコンセプト」であるという点だ。

即ち、スピニングのベイト代替とも言えるベイトフィネスロッドで、6〜7lb前後のフロロラインを使い、2.3〜5g前後のスモラバやネコリグを高精度でピンスポットに撃ち込むスタイルを、細くて強いPEラインに置き換え、さらに軽いモノを投げられるようにする考え方とは「真逆」のコンセプトだということを強く認識してほしい。

PEBF」とは、今まで7フィートMH以上のベイトロッド、13〜16lbフロロでしか狙えなかったスポットや釣り方を、タックルパワーを落とさずにより繊細で小技の効く釣りに置き換えたものである。

簡単に言えば、3g前後のスモラバの「吊るし」で超繊細にカバーを攻略しながら、必要ならフロッグやトップウォータープラグ、果てはビッグベイトまでバーサタイルに使えてしまうスタイルである。

超軽量フィネスなのに、ヘビータックルに相当するパワーを持つ「PEBF」。こんなリリーパッドの隙間に「ゲンタボー」のノーシンカーを滑り込ませ、このサイズをゴボウ抜きできてしまう。特にオカッパリに最高にバーサタイルな「ベイトフィネス」である

次ページでは、「PEベイトフィネス」と「ベイトフィネス」のタックル的な違いを紹介!

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