みなさんこんにちは。
shout!フィールドモニターの“AZP”こと砂原考利です。

砂原 考利(Takatoshi Sunahara) プロフィール
バーチカルジギングでは、ジグがどのレンジにあって、どのように動いているか。また魚はどこにいて、どのタイミングで捕食したいのかなど、“水中をイメージすること”が重要です。今回の記事は僕が経験してきたバーチカルジギングのちょっとしたイメージの増やし方をお伝えします。

季節ごとのイメージ
まず僕のフィールドである山口県沖の日本海は、水深50mから深くても100mがメインのポイント。そして、この水深のジギングでは時期によって狙う水深を意図的に分けています。大雑把に言うと「春は全層」「秋・冬はボトム」です。

皆さんもご存知の通り、春はキャスティングゲームの最盛期です。この時期のヒラマサはかなり上の水深までジグを追いかけてきます。ですので、ジグ回収の船縁まで集中して巻き上げます。
過去には「こんなに上まで追いかけて来たのか!」と驚いた大型ヒラマサを春に何度も釣った経験があります。深くても水深100m程度なので、なんとか全層頑張れますよね。笑

逆にこれからの秋〜冬にかけてはボトムを意識したジャーキングが有効です。
もちろん秋も水深の浅い瀬周りでキャスティングゲームが成立しますが、ジギングではボトム付近で餌を捕食している大型のヒラマサやカンパチをイメージしましょう。

秋から冬はフォールを意識すべし!
そしてこの時期の有効なジグの動きは「ステイ(止まる)」からの「フォール(落ちる)」です。
素早くジグを動かして撹乱させて食わせるリアクションバイトよりも、ジグの影をしっかり見せて食わせるタイミングを意図的に作ることを意識します。
具体的には、着底からのジャークアクションは10回程度。多くても15回程度ジャークしたら落とし直します。特にカンパチはボトム、5回以内のジャークでバイトしてきます。

前の記事でジグの種類は基本「ショート」と「ロング」で十分…と書かせてもらいました。
これからの時期、特にある程度ジギングに慣れてきた方はもうひとつプラスして“フォール系のジグ”を使用してみましょう。
オススメなのはシャウトの「フラッシュ」と「ストロボ」です。コイツが抜群な仕事をしてくれます。


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これらのジグの使い方は、5回ジャークしたら3秒フォール。それを3セット行ってまた海底まで落とす。しっかりと止まった後にヒラヒラと落ちていくこの「喰わせの間」に特に集中してバイトへと持ち込みましょう。
新たな引出しで釣果UP
ジャーク後のフォールで食わせるコツを掴んだならば、釣果が上がる事は間違いなし。いつものバイトパターンに更に一つ「フォール」で食わせるテクニックを追加して引出しを増やしていただければ幸いです。

今回はヒラマサやカンパチをメインとした青物全般を想定していますが、「冬の大鰤」にターゲットを絞った釣り方はまた異なった必勝テクニックがあります。こちらもまた機会があればお伝えしますね。最後までお読みいただきありがとうございました。




























































