もっと手軽にティップランの世界へ。
「ショアからのエギングの経験はあるけれど、ティップランもやってみたい」という方も多いでしょう。ティップランを始めるにあたり、壁となるのは専用タックルかもしれません。
ティップランを楽しむにはティップラン専用の竿、リール、ティップラン専用のエギが必ず必要と誤解されている方も少なくありませんが、実はそうでない部分もあります。

柘植 学(Tsuge Manabu) プロフィール
実は手軽なティップランの始め方
まず、竿ですが、これはやはり専用ロッドが必要です。遊漁船によってはレンタルタックルを用意しているところもあり、ホームページや直接お電話などでお問い合わせしてみてください。
ただ、リールについては普段ショアからのエギングで使っているもの(2500~3000番)で問題ありません。またラインについても、ショアから使われているPE0.6号前後のもので問題ありません。
そして最後の壁となるのが専用エギです。「まだ面白いかわからないのに、ティップラン専用エギを揃えるのはちょっと…」という声をよく聞きます。
そこで今回おすすめするのが「エギ王K限定TRカラー」です。
ベースはショアからのエギ王Kと同じですので、もちろんショアからのエギングにも使用できます。エギ王K限定TRカラーは、ティップランで安定した釣果が得られる“パープル系”で構成されており、別売の「エギ王TRシンカー」と組み合わせることで、手軽にティップランが楽しめる仕様になっています。

エギ王TRシンカー
エギ王K限定TRカラーの使いドコロ
ティップランと言えば、パープル布のパープルボディ、エギ王TRでいえば「パープルパープル」がド定番です。

パープルパープル
とりあえず1色…と言われたら、私はこの色を自信をもってお勧めします。
今回のエギ王K限定TRカラーでは、Z007の「オレンジパープル」がそれにあたります。
エギ王TRのパープルパープルにTRシンカーのオレンジをかぶせたイメージのカラーで、ショアからのエギングでは視認性の良いカラーとなります。ティップランでは1日を通して使用できる安定感抜群のカラーです。
次にZ008「パープルケイムラ」。
パープルの布にケイムラボディを採用。エギ王TRで人気のミステリーパープルのブラッシュアップカラーです。澄潮や日中のディープエリアに紫外線が届く状況での使用がおすすめです。
最後にZ009「パープルブルー」。
初代のエギ王TRのマリンブルーをブラッシュアップ。紫のヘッドにブルーの背中、ブルーの本体の仕様となっています。水中で最も残る色であるブルーのボディは、深い水中で周囲の色に最も馴染むカラーになります。私の経験では、日中渋い時間帯に特に活躍してくれるカラーです。また、ブルーのボディはエギ王TRシリーズにないため、ティップラン愛好家の方にも是非手に取っていただき、ローテーションに加えていただきたいカラーになります。
シーズン前半、私の良くいく北部九州エリアでの実釣でも、時間帯に合わせたローテーションで釣果を得ることができました。今年は各地で好調な滑り出しをみせるティップランエギング。11月に入るとキロを超える大型も交じり始めます。ティップランエギングに興味がある方は是非この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。