異型スピナーベイト「ヘルタースケルター」

さて、この他にも現在開発継続中のルアーの進行状況を報告しておくと、最も完成に近いのが開発コード「ヘルタースケルター」だ。

開発コード「ヘルタースケルター」、1/4ozのバランスに苦戦していたが、ようやく解決の糸口が見えた

こちらは3/8ozに関しては、ほぼ完成といってもいいのだが、オカッパリでの主戦力となる予定の1/4ozが非常に手強く、3/8ozと同じブレードセッティングでは全くダメで、そのベストセッティングのブレード4枚を削っては組み合わせ確認する作業で大幅に進行が止まってしまっていた。

「ヘルタースケルター」のブレードは、今までのスピナーベイトでは見たこともない極めて「ナロー」な燐青銅製特殊ブレードで、4枚のブレードを完璧にシンクロさせなければバランスが取れない難しさがある。

しかしながらこのルアーの卓越した能力は、従来のスピナーベイトに比べ圧倒的にバスを中層からコールアップする力に優れていることで、何もないド中層での喰い上げバイトが非常に多い。

中層コールアップ能力がスピナーベイトの比ではない「ヘルタースケルター」。ベイト付きのバス？には抜群の威力がある

もともとタマネギ土嚢攻略のスナッグレス性能と、アラバマリグ的「小魚のスクール」を演出するのが狙いだったが、ドン深のクリアウォーターでの、何もない中層でのバイトの多さに一番、衝撃を受ける意外な結果になった。

ここに来てようやく1/4ozのブレード形状とアーム形状にベストセッティングを見出すことができそうで、こちらは願わくば新春デビューを目指して開発継続中である。