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今江克隆のルアーニュースクラブR 第964回「幻となったポッパー戦略〜TOP50霞ヶ浦戦〜」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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オフリミットでの大激変…

このパターンを狙った強豪プロの多くが初日1尾やノーフィッシュに終わったほど、わずかオフリミット1日での大激変だったように思う。

結局、自分はこのパターンを完全に見失い、初日終了1時間前に全く考えていなかった浚渫に入ると1kg弱のバスがゲンタホグのフリーリグで2連発。

しかし、まず滅多にルアーを呑ませることがない自分が、慣れないフリーリグで2尾とも丸飲み大出血。残り時間1時間を必死で看病したが、コーラでの止血も効果はなく、敢え無く記憶にある限り20年以上ぶりにラージマウスで2尾目の死魚を出してしまった。

試合前に「バス専用止血剤」が発売されたことを知りながら、自分は呑ませないので大丈夫だろうと購入しなかったことを、その油断でバスを殺してしまったことを、心底悔いた。

初日終了後、東京で友人に購入してもらい、翌朝試合前に持ってきてもらったが後の祭りだった。

この浚渫の2尾が自分に迷いを起こさせ、予選2日目は練習では切り捨てた浚渫を徹底して回り続けノーバイトノーフィッシュ。

自分の霞ヶ浦戦は最低の結果で終わった。

真夏の暑さが戻った2日目、そして3日目はエビゴリパターンがまた復活し始めていたのだ。

I関西では馴染みのない通称「玉ねぎ巾着」。玉ねぎや水門にエビとゴリが異常発生していた練習時だったが、直前3日の冷たい北東の風が全てを変えてしまった…

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