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釣りパラダイムシフト。今年は大きく釣り人の意識が変わる年!? 既に変わり始めている?【トモ清水のガッ釣りソルト】

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
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新製品総力特集2026

WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」
釣りパラダイムシフト!
今年は大きく釣り人の意識が変わる年!?
既に変わり始めている?

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及び、現在は自身のロッドメーカー「ジーテック」代表を務める。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

こんにちは、トモ清水です。
2026年の立春が過ぎ、日も少しずつ長くなり、春の気配が強くなってきた今日この頃。暖かくなると無性に釣りに行きたくなるのが釣り人のサガでございます。

3月には各地で渓流も解禁し、釣り人にとって待ちに待った季節ですよね。
そんな訳で、春を感じに千葉県・飯岡沖へマダイテンヤ、神奈川県・三浦半島へ春メバルを狙いに行ってきました♪

常識破りの真鯛テンヤへの挑戦

春の陽気を感じに千葉県・飯岡の梅花丸(ばいかまる)さんにお世話になりました。

今回は真鯛テンヤの釣り。新作77STジェネロシティと、技徳リールシートにマイチェンする74サバトのプロトを携えて現地入り。

結果はこの2本が大活躍!  マダイ、チダイ、マハタ、アオハタ、ホウボウ、カサゴ、そしてラストに大型のトラフグまで!キャッチすることができました!
今回もロッドテストにご協力頂いたお魚さん達に感謝! 寝かせ熟成して美味しく頂きました♪

今回テストしたロッドは77STジェネロシティと74RTサバト。
特筆すべき点はやはりロッドの軽さ。ハイエンドのテンヤ専用ロッドの平均自重は106g。その半分の53gの77STジェネロシティ、74RTサバトのマイチェンモデル、両自重とも53g。専用フラッグシップロッドと比べ、約半分の軽さは釣りそのもののゲーム性を変えてしまうほどの破壊力を持ち、あらゆるメリットをもたらすことは想像に難くないでしょう。

マダイテンヤ船 スピニングタックルDATA

ロッド:クロスセンシティブ XSS-77ST-Pro ジェネロシティ (final prototype)
リール:ZENON2500SH
ライン:ナノフィル・カラード0.7号
リーダー:スーパーファイヤーリーダー10Lb
仕掛け:テンヤ8号~10号 エサ:活エビ

マダイテンヤ船 ベイトタックルDATA

ロッド:クロスセンシティブXSC-74RT-Pro サバト(マイチェンprototype)
※現行サバトの詳細はこちら
リール:ZENON LTX
ライン:スーパーファイヤーライン・カラード0.8号
リーダー:スーパーファイヤーリーダー10Lb
仕掛け:テンヤ10号~12号 エサ:活エビ

 

常識を壊して、新しい価値観の創造への挑戦

さて自宅に帰ってからは、すぐに魚を丁寧にさばき、その新鮮なお魚の内臓は、庭で飼っているニワトリ達が綺麗に食べてもらいました(笑)

毎日、新鮮な卵を収穫し、鶏糞は発酵促進剤を足して畑の肥料に♪ 循環式の地球に優しい生活、自己満足ですが昔からコツコツ行っています。

釣りを終え、帰宅の途中に道の駅に寄り、旬の野菜、今の時期だと菜の花やイチゴなどお土産に買って帰るのが楽しみになっています♪

 

フロートメバルで新たなポイント開拓

テンヤマダイ釣行の翌週、都内で釣りビジョンさんの収録を終え、その足で横須賀方面へメバルポイント開拓へ。 新たな可能性を探すべく、ウエーディングスタイルでサーフメバル。

ロッドは発売間近の77STジェネロシティ! フロートで遠投し広範囲をチェック。

キャストしているだけで楽しい!  ロッドから伝わってくる流れの変化やシモリポイントなど、変化を感じながら探っていくと…
コンって明確なバイトがあって、メバル達がヒットしてくれます♪ 風が強かったのですが、竿が53gと軽く感度も良いので、それに助けられた感じ。

1尾、大型らしきものがヒットしましたが、ノットがちゃんとしてなくてバラシ(泣) ちょっと老眼が進んできたかも(汗)。

というわけで、まだまだ可能性を感じたサーフメバル。また新しいポイントを探しに行こうと思います!

メバル狙い、フロートリグ タックルDATA

ロッド:クロスセンシティブXSS-77ST-Pro ジェネロシティ (final prototype)
リール:ZENON2500SH
ライン:ナノフィル・カラード0.7号
リーダー:スーパーファイヤーリーダー7Lb
先リーダー:バニッシュレボリューション3Lb
ルアー:ジグヘッド0.6g
フロート:5~20g
ワーム:ガルプ!ベビーサーディン2インチほか

釣りのパラダイムシフト

釣り業界に長くいると、その業界の慣習にドップリと浸かり切っている自分にハッとすることがあります。ときにはその業界常識に違和感を覚えたり、このままで良いのだろうか?と自分自身に問いただすこともしばしば。

長い間、ロッド開発者としての自分を振り返ると、やり過ぎた部分もあり、反省している点も多々あり

今の釣り業界において、振り返ってみると、ロッド開発者としてやり過ぎた部分もあり、反省している点も多々あります。 過去、年間100本前後の新製品ロッド開発をしていると、どうしても1本あたりの開発者の想いが薄くなってしまっていました。
別の言い方をすると、大量生産、大量消費を促し、均一化した量産型製品を、メーカー側が勝手に作った価値観で、お客様に押し付けてはいなかったか。

G-TECを立ち上げた本当の理由の話にも繋がるのですが、その反省を経て、今はその真逆のことをしたい、という想いが強くなっています。
そんな経緯で、20年間のロッド開発、設計者としても、釣り人の目線としても、歳を重ねたせいなのか? 全体を俯瞰して物事を見られるようになって、今ではこれまでと違った視点から釣り業界を見ることが出来ています。

また各地に釣りの旅で現地の釣り人と触れ合う機会や、SNS等の発信を見させていただいて、釣り人達の求める価値や方向性も随分と変化しているように思えます。

釣り業界のパラダイムシフト

情報が溢れているからこそ、様々な角度から考えられるようになり、また溢れているからこそどれが真実なのかも見えにくい時代。だからこそ自分を今一度見つめ直して、本当に自分が求めること、望むこと、自分を知り、自分の軸となる柱を持つ事が求められます。
いや、釣り人だけでなく今の日本人は、それに気付き動き始めた気がしています。

今の釣り常識って何?

「世間ではそう言われているから」とか「誰々がそう言ってたから」といった具合に、なんの疑いもなくそれが釣り人の総意であるかのように、さまざまな常識と呼ばれるルールや決まり、価値観が溢れています。

法律で決められていることを除き、世間で常識とされていることのほとんどが、「なんとなくそっちの方が正しそう」という人達の主観によって成り立っていることにまずは気が付くこと。要は多数決で多いほうが常識になってしまい、真逆の考え方は非常識になるわけです。

よって非常識が決して悪なわけではなく、固定観念という枠に縛られた常識をまずは疑うことが今は重要になってきています。

いや、むしろ今のコアなアングラー、釣り歴が長い方こそ、しっかりとそういった姿勢で、自分の価値観をしっかり考え、自分の釣りを楽しんでいます。

釣りがマンネリ化している、最近釣りが飽きて楽しくなくなっている人は必見!? もっと釣りがワクワクする方法

SNSやYouTube見て、今釣れている場所ばかり検索していませんか?
大物を仕留め注目されてチヤホヤされたい、とばかり思っていませんか?
釣れた多くの魚を地面に並べて、俺って釣り上手いでしょ! と自慢ばかりしていませんか?

私も含めて釣り人あるあるです。
それが釣り人の証でもあり、否定することでもありません。

メーカーが敷いた常識というレールに縛られていませんか?

釣りがよく分からない時は、メーカーの謳い文句や釣具店の言いなりで踊らされるのも決して悪いことではありません。まずは素直に聞く姿勢は、釣りを上達する近道でもあります。
しかしそればかりだと、いつか釣りは飽きてしまうし、それ以上の成長は決して望めません。

そこで以前から、「釣りが上手い人の特徴」として、一番は「考える釣り」を実践している人、と連載で何度か紹介させて頂きました。「考える釣り」の次のステップとして、おすすめしたいのが、「客観的思考を身に付ける」です。

考える釣りの過去記事はこちら↓

【釣り業界に20年いるからこそ分かる】トモ清水が語る「釣りがウマい人」の特長とは

客観的思考が身に付いた釣り人は、深い観点で釣りを堪能しています

人間疲れた時、「ぼ~」っと何も考えず、癒しを求めて釣りがしたい時はあるものです。たまにはそういった癒しの釣りも必要でしょう。しかし「釣りって娯楽だから別に何も考えなくても楽しければいいじゃん」と言う方もいらっしゃるでしょうが、それは考える力をなくしている釣り人の意見でして、客観的思考が身に付いた釣り人だと、釣りをあらゆる角度から見ているので、実はもっと深い観点で釣りを堪能しています。

常に疑問を持ち、あらゆる視点でモノを考えると世界が広がる

たとえば「今はこのルアーしか食わないよ」といった場合、「本当にこのルアーでしか釣れないんだろうか?」「なぜあの人はあのルアーしか使わないんだろう?」と疑問を持ち、あらゆる視点でものを考えること。

別の例を見てみましょう。筆者トモ清水はロッド設計者なので、釣竿の場合で例を出させていただくと、「絶対、専用ロッドに良いに決まってるじゃん。1本で何でも出来る汎用ロッド? 買っても結局、専用ロッドを買うハメになるからやめときな」と釣り友達に言われた場合、「本当に専用ロッドでなきゃ魚は釣れないんだろうか?」「汎用ロッドと専用ロッド、それぞれメリット、デメリットって何だろう?」とまず自分自身に「なぜ?」を問いかけることが重要。

あらゆる視点で客観的に考えてみる!

ロッドメーカーの宣伝によくある「このロッドだから大物が獲れた」とか「このロッドしか獲れない魚がいる」とか、それに対して「それって本当にそうなのだろうか」「ロッド以外にリールやラインなどバランスの方が重要なんじゃないか」など、あらゆる視点で客観的に考えること。

でいろいろ試して、「確かにあのロッドだから獲れた」とか「いやいやダイソーの安物でも釣れたよ」とかでいいんです。ようは自分で考え、自分の行動で経験を積む、そこからワクワクは生まれますし、次の課題も見えてきます。 SNSやYouTubeで見た、聞いただけでは、それは本当の経験ではありません。 ましてや、その情報を鵜呑みにし、他人にそれを押し付けてはないでしょうか。

近道せずに、あえて遠回りして、いろいろ試すことは、釣りの本来の姿、本質だと思っています

既存スタイルを否定しろ、と言いたいわけでなく、先人達の知恵を借り、尊敬心を持ちながらも、釣り人として自身で考え、自分で実際に試してみる、失敗してもいい、そこから学ぶことは多くあります。そういったプロセスが釣果より実際に大事な場面は多いですし、釣りを本気で楽しむ上で大切なのは近道せずに、あえて遠回りして、いろいろ試すことは、釣りの本来の姿、本質だと思います。

工夫し、技術を高めることで、もっともっと釣りは楽しくなる!

考える釣り、客観的思考を身に付けることができれば、たとえ魚が釣れなくとも楽しめますし、1匹の価値も高められ、単純な大物釣り、数釣りからの釣果主義から卒業し、一歩、二歩進んだ大人な、素敵な釣り人になれるハズです。そんなアナタはきっと周りからキラキラと輝いて見えるはずですよ。
限られた資源 いつまでも綺麗な豊かな自然が続くわけではありません
魚が釣れないのを道具のせいにするのは簡単。それでは釣り人としての成長は望めません。工夫し、技術を高めることで、もっともっと釣りは楽しくなりますし、その過程を思いっきり楽しめば良いだけです。

だって釣りは僕達の本気の遊びだから。
道具はあくまでも道具。主役はあなたです。

G-TEC新製品のお知らせ
今年の新製品 第2弾
クロスセンシティブXSS-77ST-Proジェネロシティ
2026年3月15日発売

さてG-TECから2026年の第2弾の新製品としてXSS-77ST-Proジェネロシティというモデルが3月15日に発売されます。

その製品のご紹介が釣りビジョンさんから番組で紹介されることになりました!
YouTubeでも無料配信されていますので、是非チェックしてみてくださいね~!

放送回の概要などはこちらをチェック!
https://www.fishing-v.jp/program/program_data.php?pcd=1102520

初回放送は2/27(金) 21時~
※BS釣りビジョンとスカパー!では無料放送です。
※同日22時より釣りビジョン公式YouTubeで無料配信されます。(配信中)

F JUNCTION 23 GEAR:G-TEC/GEAR:SQUIDCRAFT/ANGLERS:井上直美マルイカ講座| 釣りビジョン

トモ清水でした!
See you next time!

 

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