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淀川×冬バスの最短距離/斉藤永遠

寄稿:斉藤永遠
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冬のバス釣り入門

みなさまこんにちは!サンラインフィールドテスター斉藤永遠(さいとうとわ)です!

あれよあれよと気付けば今年も残りあとわずか。先日配信させていただいた淀川秋編はいかがだったでしょうか?さぁ、今回は今年ラストの冬編です。

斉藤 永遠(Towa Saito) プロフィール

大阪市在住。メジャーフィールド淀川をホームに、バスフィッシング&チニングを軸に多彩なスタイルで次々とランカーフィッシュをキャッチし続けるスーパーロコアングラー。エターナルという愛称で親しまれ、SNSなどを駆使してルアーゲームの楽しさを日々お届け中!

2025年冬淀川の傾向

それでは、直近の淀川の傾向から。

朝の冷え込みが厳しくても昼は割と暖かい日が続いて、まだまだ秋を引きずった魚が多くみられます。この先、本格的な冬に入るのは、水温10度を下回るタイミングだと思います。冬の淀川はモロコの接岸が見られ、大型個体が狙うことができるタイミングです。

冬の淀川の狙い方

冬の淀川でどこを狙うのか。ズバリ“ベイトフィッシュをとにかくストックしているエリア”が好ましいです。その理由は越冬個体よりもエサを追い続けている個体が太くてサイズも良いからです。

ウィードエリア

今年は堰の開放が少なかった為か、ウィードがまだ残っている状態。フラットエリアのウィードは、バス・ベイトのストックも豊富でかなり狙い目です。

テトラ帯

テトラ帯は越冬エリアにもなりますが、ベイトのストックも多数。特に淀川のディープテトラ帯は、魚のストックも多いです。

激流のヨレ

意外かもしれませんが、激流のヨレなんかは越冬を意識せずベイトフィッシュを追い続けている大型個体狙いにオススメのポイント。

水中堤防

これまでに配信した春、夏、秋とすべてに登場しているエリア「水中堤防」はもちろん冬にもオススメです。ウィードや流れのヨレが形成されていて、ベイトフィッシュのストックもMAX級。間違いなく、淀川イチのストックを誇る場所です。また水中堤防によってできたハンプはオダなんかもストックしやすく、一級ポイントとなります。

ルアーセレクト

続いてルアーセレクトなんですが、今回はこのエリアはコレ…ではなく、とにかくこの時期に釣れるルアーをローテーションすることがキモとなります。

淀川は普通の釣りをやり続けるのがオススメで、それは淀川全エリア共通となります。

①スピナーベイト(特にウィードエリア)

・ハイピッチャーDW1/2〜5/8oz (O.S.P)

・ハイピッチャーMAX DW 1/2〜5/8oz(O.S.P)

②シャッドテールワーム

ドライブシャッド4.5〜6インチ(O.S.P)

ボトムジャーク

・スピンナッツ80(O.S.P)

ヘビダン・フリーリグ(5〜10g)

・ドライブビーバー3〜4インチ(O.S.P)

タックル

タックルも同様。この時期だからというのは特になく、いつも通りのタックルセレクトにはなります。

スピナーベイト

Versart VERC-68MH (AbuGarcia)
ZENON MG7 L (AbuGarcia)
NEW FCスナイパー 14lb (SUNLINE)

高比重ノーシンカーワーム

Versart VERC-68MH (AbuGarcia)
ZENON Core HS8 L (AbuGarcia)
OVERTEX 16〜22lb (SUNLINE)

ヘビダン

Versart VERC-610M (AbuGarcia)
ZENON MG-X HS8 L (AbuGarcia)
OVERTEX 14lb (SUNLINE)

ラインセレクト

いつも通りのタックル…ではあるんですが、特にこの時期に意識したいのがラインです。

他の時期に比べればやっぱり冬はバイトが少なくなる季節。千載一遇のチャンスをしっかりモノにするには、やっぱり信頼のおけるラインを使うことが重要です。

シューター FCスナイパー

シューター・FCスナイパー

僕が巻きモノを使うときのメインラインはシューター FCスナイパー。フロロカーボンラインの中では柔らかい部類のラインで、2025年にリニューアルされたことも記憶に新しいのではないでしょうか。

元々のFCスナイパーと何が変わったのかと言うと、「プラズマライズ」加工が処理がされているということ。これにより「初期性能を維持」することができ、特に今年の10・11月でそれを実感することができました。カンタンに言えば、前作のFCスナイパーより長持ちということになります。

もう一つ、特筆すべきは耐摩耗性。コーティングが進化しており粘り強さが実感できます。これはこれからの時期に大きなアドバンテージになります。またラインの巻き量が見直されていて、よりお安くお手頃になったというのもヘビーユーザーからすると嬉しいポイントです。

シューター・オーバーテックス/OVERTEX

シューター・オーバーテックス

もう一つの僕のメインラインがシューター・オーバーテックス/OVERTEX。頂点に君臨するフロロカーボンラインで、結論「耐摩耗性」が1番高いフロロカーボンライン。

巻物ワーム両方やるような状況であれば、斉藤はこちらを選びます。FCスナイパーとはまた異なる“ガラス系”のプラズマライズが施されていて、イメージで言えばバリカタ。お値段もMAX級に高いですが…正直、性能はお値段以上です。冬の貴重な1本を獲りにいくのにピッタリなラインです。

大事なこと

最後に、冬の釣りで1番大事なことは「釣りに行き続けること」これに限ります。

この時期は、1ヶ月/1匹を斉藤は狙いに行きます。どこのフィールドも厳しくなる冬ですが、1ヶ月坊主なんてこともザラにある淀川。その分、良いバスを手にできたときは何ものにも代え難い喜びがあります。

寒くて厳しい。でも、それを乗り越えた先に“何かある”と信じてルアーを投げ続けること。それが、冬のバスを釣る近道だと僕は信じています。

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!
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