バチコンアジング、始めませんか?
知ればハマる、行けばもっとハマるバチコン沼。今回はそんなバチコンの魅力を掘り下げてみようと。

何故、バチコンはおもしろいのか
…そりゃあ、おもしろいに決まってるんですよ。
堤防にエサ釣り師が集まってる。何が釣れるんですか?と聞けば大抵アジ。他方でルアーで釣れるぞ、となり一気に火が付いたアジング人気。そして、旅館の朝食の“魚のヒラキ”といえば相場はアジ。遡ること江戸時代、味が良いからアジと呼ばれるようになった…という説だってある。

そう、結局みんなアジが大好きなんです。歴史でさえ証明している訳ですから。そんなアジを効率よく、サイズ・数ともに狙えるとしたら?その上、ゲーム性まであるとしたら?
そりゃあ、おもしろいと思いませんか?バチコンアジング。
始めるには何がいる?
船に乗ってアジングをする…そうなんですが、言い方としては少々乱暴でしょうか。

バチコンとは“バーチカルコンタクト”の略。つまり、沖合で垂直に仕掛けを落としてアジを狙う釣りがバチコンアジングです。ショアのタックルを流用でき手軽に始められるのもメリットですが、一部専用のタックルも必要。
おもしろい釣りのそばにはいつだってマグバイト。バチコン感度の高いマグバイトのアイテムが、初めてのバチコンアジングをサポートしてくれる。
まずはロッド。水深によってはショアのアジングロッドをそのまま使えたり、イカメタルロッドやオモリグロッドを流用する手もある。…そうは言っても。最大80mほどの水深で、あの繊細なアタリを取って掛けるとなると、専用ロッドがあるに越したことはない。


「イコライザー68 バーチカルコンタクトゲーム」。そのロッドは名前が示す通り、バチコンアジングに特化した性能を詰め込んだ1本。
キンキン感度のティップは繊細なアタリを捉え、口の弱いアジの引きにどこまでもしなやかに追従していくベリー、そして大型の引きやMAX40gまでのヘビーなシンカーを容易に扱いきれる強靭なバットが持ち味。
もっと言えば、グリップエンドを外せばジグ単にも対応可能。あれこれ使えるという意味でも最初の1本にうってつけではないかと。

いります、リーダー。ここで言うリーダーはいわゆる“仕掛け”のこと。何10mもの深さを釣るには、ジグ単ではなかなか釣りにならない。ヘビーなシンカーを着けたり、より自然に漂わせたり…そのためにリーダーが必要不可欠。マグバイトには各種リーダー、揃ってるんです。

スプールから取り出して、道糸にループを結ぶだけの超カンタンセッティングが魅力の「バチコン逆ダンリーダー」。メインラインにサルカンなどのパーツがない極めてシンプルな仕掛けで感度がよく、乗合船で隣とおまつりした場合でも非常にほどきやすくジアイを逃さない点もポイント。ショートとロングの2種、ラインの太さ別で2種の計4種がラインナップ。

和歌山の人気船「シーホース」船長監修の“巻きで攻める”バチコンリーダー。絶妙なサイズ感とハリを持たせたオリジナル天秤でカラミが少なく、その使用感は快適そのもの。こちらもショートとロングの2種がラインナップ。

こちらは2025年10月に登場したばかり、新潟の激戦区、新潟東港エリアの第三大栄丸Jr.船長監修、完全数狙いの“2本針仕様”。マグバイト発の新しいバチコンリーダー「バチコンダブルリーダー」。仕掛けは全長170cmが2本セット。上から50㎝、さらにその下50㎝の所にエダスが付いていて、沖に出てそのままワームをセットして使えるジグヘッドが標準装備。

スペックはエダスの長さ違いで、ショートとロングが2種。さらにラインの太さ別で2種の計4種がラインナップ。
ジグヘッドこそ、流用できるんじゃないのか?…できます。ただしバチコンという釣りの特性上、大きめのワームを使用したり、40㎝を超える大型のアジが掛かることがあることから、太く・大きなジグヘッドが必要となるシーンも多々。さらにフワフワと漂わせるための“軽さ”も必要になる。そこで、コイツ。


こちらも登場したばかり。バチコン用、フロート用として作られた“軽くて強い”専用ジグヘッド「バチコンフロートジグヘッド」。

フックサイズによってモデルが分別されおり、#4がバチコンモデル、#6がフロートモデル。#4のバチコンモデルは特大サイズに対応する超太軸フック「剛フック」が採用されていて、一方の#6フロートモデルは刺さり重視のフック「刺フック」を採用。
| フックサイズ | ウエイト | 入り数 | 価格(税込) ※フックサイズ共通 | 
| #4(バチコンモデル) | 0.15g | 3pcs | ¥460(¥506) | 
| #4(バチコンモデル) | 0.3g | 3pcs | ¥450(¥495) | 
| #4(バチコンモデル) | 0.5g | 3pcs | ¥450(¥495) | 
| #6(フロートモデル) | 0.15g | 3pcs | ¥480(¥528) | 
| #6(フロートモデル) | 0.3g | 3pcs | ¥530(¥583) | 
| #6(フロートモデル) | 0.5g | 3pcs | ¥580(¥638) | 
ワームも流用できるアイテムの一つではありますが、専用には専用の良さがある。バチコンやボートアジングでの“ストレスを解消すること”にこだわったワーム「ジャミング」。

「ジャミング」=あらゆる状況にも対応してくれる、という意味を込めた名のこのワームの最大の特長はマテリアルで「ハードかつ強いマテリアル」を採用。


そのマテリアルの最大の恩恵が「ズレない」ということ。
とりわけワームに強い負荷が掛かり、ズレやすいボートアジングやバチコンアジングでも1回、2回の食いミスぐらいじゃズレない。つまり、ミスバイト後のおかわりバイトやチャンスタイムを高確率でそのまま続行して狙っていける=釣れると。

もちろんオカッパリでもこれは有効。日本海のマヅメの釣りや、短時間の時合い狙いにはかなりアドバンテージになることも。ちなみに硬さはありますがエラストマー素材ではなく、通常のワーム素材を使用。フックをセットしにくいという点が全くないのもGOOD。

さらに、ジャミングは“スリムシルエット”。どういうことかというと、吸い込みも良いんです。2.8インチという絶妙なセミロングシルエットも相まって、大型狙いでもしっかりアピールしつつ、かつ小型サイズにも遜色なく使える使用感を実現。

ちなみに。開発を全面協力したという和歌山のバチコンを代表する遊漁船「シーホース」さんでのテストもバッチリ。巻きの釣り、止めのシーンでのフッキングも幾度となく確認、お墨付きをもらっているとのこと。
カラーラインナップはシーホース柴田船長の並々ならぬこだわりが詰まったカラーを厳選。シーホースでのバチコンアジング歴史の中、釣果が分かれるシーンはほとんどワームカラーが関係しているという事実があり、徹底的にラメ量や細部の微調整まで何度も修正を繰り返し、文句のつけようがない8色がラインナップ。

もう一つ、始めるにあたって必要なこと
さぁ、道具はそろった。いざ釣りへ!…なんですが、少々注意したいこともある。
バチコンの乗合船などはシンカーの号数に指定がある所もあるんです。これは、船の予約をするときに船長に聞いておくのがまちがいないかと。後は釣り人の基本でもありますが、隣の人への挨拶。例えば、オマツリしたとき挨拶をしておく、しておかないで、やっぱり気持ちの良さが違いますからね。
という訳で、バチコンアジング。全国各地で釣れてるイマがまさに“始め時”なんじゃないでしょうか。
























































 
        


 
		 
		 
		