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【大は小を兼ねる】シャウトフィールドテスター「AZP」の本当のビギナー向けジギング入門講座

寄稿:“AZP”砂原考利
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みなさんこんにちは。

shout!フィールドモニターの“AZP”こと砂原考利です。

砂原 考利(Takatoshi Sunahara) プロフィール

通称「AZP」。 地元山口県をフィールドとする、shout!フィールドモニター。 一般社団法人 全日本釣り団体協議会・JOFI公認の釣りインストラクター。県内最大規模の釣大会の運営責任者。子供達の釣り育成などを行っている。釣った魚を食べるのが1番の楽しみ。

今回はこれからジギングを始める方に向けて…「これだけ意識すればオールOK!」というポイントをご紹介します。

①タックルの選び方

まずはタックルやメタルジグの選び方について。先に僕が大切にしている理論をお伝えすると、それは「大は小を兼ねる」理論です。

例えばリールなら、6000番と8000番で悩んでいるなら8000番、ローギアかハイギアで悩んでいるならハイギア。ロッドであればライトとミディアムで悩んでいるならミディアム…といった感じです。

ジギングを始めてすぐの釣行で、ひとつ強いタックルを使うことに対して疲労感や扱い辛さがあるのは当たり前。ですが、すぐにジャーキングが上達し、身体の使い方が追いつき、気持ちよくタックルを扱えるようになるはずです。

その時にリール1巻きで数センチでも長く巻き取れること、また強いロッドでジグをしっかり操作できること、その優位性を感じる事になるでしょう。

すなわち「大は小を兼ねる」理論です。その逆では手に入らない効果が多くあるのです。

②ジグの選び方

ジグは基本的に「ショート」「ロング」の2タイプがあれば大丈夫です。

シャウトのジグであればショートだとステイ、ロングはスライドアクターがオススメ。20年も前から今日この日まで最前戦で活躍し続けるシャウトの基本となるメタルジグです。

ベイトに合わせてジグを選ぶ

メタルジグは様々なベイト(餌)に変身させる事ができます。例えばショートジグの「ステイ」であればアジ、イワシ、イカなどシルエットの短いベイト。一方、ロングジグの「スライドアクター」であればサンマ、タチウオなど比較的大きく長いベイトとなってくれます。

乗船する前に船長に「今のベイトは何ですか?」と質問してみましょう。船長は快く教えてくださるはずです。始めにベイトがわかっていれば…最初に使うべきジグが「ショート」か「ロング」か、スグに決まりますよね。

③アクションの基本

ジャーキングの基本は「ワンピッチジャーク」です。これ一択で十分勝負することができます。

ロッドを上げて、下げるまでにリールを1回転。テンポよく、規則正しいピッチでジャークを心掛けてください。まず一つのアクションを集中的に習得することで「なんか重い」とか「軽くなった」といった潮の状況の変化など、小さな変化に気付けるようになっていきます。

また、ワンピッチジャークは他のさまざまなアクションに通じる基本のアクション。テクニカルなジャークはワンピッチジャークが身につくまで不要です。

④イメージするということ

最後にもう一つ大切な事。それは想像力、イマジネーションです。

船の上からは見えない海底から中層、船べりまで、自分の操作するジグを魚が追ってきている。そしてこんなに美味しそうなジグ、食うに決まっている…と想像をしながらバイトに持ち込む。これが重要なんです。根拠はありませんが、自分のイマジネーションが不思議と釣果に繋がるんですね。それがジギングの魅力だと思っています。

これから水温も低下し、ジギングハイシーズンに入ります。この秋(冬)、思い出の一尾と出会えますように。

Shout!(シャウト!) プロフィール

2001年に誕生したジギングタックルメーカー。 海外遠征から日本近海まで積極的にフィールドへ足を運び、あらゆるタックルを納得がいくまでテストを行いながらジギングヘビーユーザーが安心し、確信を持って使えるタックルを追求。ジグをはじめロッドやアシストフックなど、ジギングに関わるこだわりのアイテムを輩出中。
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