オリムピックのアジングロッドシリーズ“コルト”。
幅広いアジンガー層にマッチする豊富な機種展開に加え、軽さと感度にこだわったブランクス、そして独自リールシート“OP-01”の採用によって性能がさらに高まり、注目度が増していますが、今回はその中でもフラッグシップモデルとなる“24スーパーコルト”を紹介。オリムピックがこれまで培ってきた経験と技術の集大成をご覧アレ。
24スーパーコルト【オリムピック】
7年ぶりにリニューアルを遂げて2024年に一新。
「24スーパーコルト」。
オリムピック公式「24スーパーコルト」詳細ページはこちら
最新技術と素材を惜しみなく投入し、メイン素材には高強度高弾性素材の“トレカ®M40X”を採用。また、ソリッドティップモデルにはトレカ®T1100Gを用いた新開発の“ハードソリッドティッププラス”や、独自オリジナルカーボンリールシート“OP-01”を搭載。これにより、旧モデルと比べ、軽さ、張り、感度の向上が実現しました。
機種展開については、近年の多岐にわたるスタイルや状況に柔軟に対応するため、1機種から3機種に拡大しています。ブランクスへの塗装といった装飾は最小限に抑え、徹底的に性能を追求。掛けることに特化した、カナリ攻撃的なモデルへと一新。
フラッグシップに相応しいブランクス
まず注目すべきはブランクスです。
メイン素材には、前作と同様に東レが誇る最高強度素材“トレカ®T1100G”に加え、今作からは新たに“トレカ®M40X”が採用されました。航空宇宙産業やハイエンドスポーツ用品の分野で求められる、極限の性能を実現するために開発された、引張強度と耐衝撃性を両立させたマトリクス樹脂技術“ナノアロイ技術”と組み合わせることで“軽さ、張り”、そして“感度”が飛躍的に向上しています。
T1100Gよりも高弾性な炭素繊維。
“トレカ®MXシリーズ”最初の品種で、繊維強度と弾性率の両方を極限追求し、従来の炭素繊維と同等の弾性率を保持した状態で、強度を約25%の向上に成功したとされる最新の炭素繊維になります。
さらにその上には、最軽量4軸カーボン“スーパークワトログラファイトクロスLV”を採用。これは、数あるオリムピック独自の4軸カーボンの中でも、最も軽量な4軸組布です。運動エネルギー効果を損なうことなく、23%の軽量化に成功し、よりタイトで軽量化が求められるものや、細径への使用において効果を発揮します。
さらにG-MAPS製法が組み合わさることで、捻れ剛性も向上し、結果としてブレの少ない、軽量かつ高強度なブランクスへと完成しています。
高感度/高強度/高弾性の3拍子
「トレカ®T1100G」仕様の新開発ティップに関して
ティップも「24スーパーコルト」の大きな特長。
ソリッドティップモデルである“582UL-HS+”と“612L-HS+”にはトレカ®T1100Gを用いた新開発の「ハードソリッドティッププラス」を追加。フィッシングロッドの開発において、常に追求されてきた高強度・高弾性化。カーボンソリッドティップにも同様の特性が求められるようになり、3年の歳月を経て、この“トレカ®T1100GソリッドHS+”(ハードソリッドティッププラス)が完成しました。
従来のハードソリッドに用いられていた30tカーボンよりも硬く、張りのある33tカーボン“トレカ®T1100G”に着目。カーボン繊維の高弾性化と共に高密度化を施すことで、軽くて張りのある高感度なソリッドティップを実現。
この技術がオリムピックのアジングロッドシリーズに搭載されるのは、モチロン初めてのことです。従来のハードソリッドよりも張りと感度が高く、さらに強度も向上。水中をよりクリアに感じ取り、僅かな水流の変化やアジの繊細なアタリなども、ティップや手元を通じて鮮明に伝えてくれる仕様となっています。
オリムピック独自開発!オリジナルカーボンリールシート“OP-01”も搭載!2種類のリールシートから選べるように
2023年以降のモデルをお使いの方であれば、ご存知の方も多いであろうオリムピック独自開発のオリジナルカーボンリールシート“OP-01”が「24 スーパーコルト」にも搭載されています。対象機種はソリッドティップモデルの“582UL-HS+”、“612L-HS+”。両モデルとも、ダウンロック方式で採用されています。
具体的に説明すると“トレカ®短繊維強化ナイロン樹脂PA610”とカーボン30%を含有し、高強度・高弾性を持ち合わせた、オリジナルカーボンリールシート。高硬度でたわみにも強く丈夫な作りでありながら、その硬さに加えて大胆な肉抜きが施されているため、ブランクタッチもしやすく、感度と操作性の向上はモチロン、軽量化にも貢献。
手のひらにフィットするラウンドバック形状は、力まずに包み込むようなホールド感を実現。感度、操作性、軽量化すべてが向上した、トータルでメリットを生むNEWパーツが今作にも搭載。
また、642L-Tに関しては、IPSリールシートをダウンロック方式で採用。
高感度の証!O.S.Sも採用
ここまでお伝えした内容で、高感度であることは十分ご理解いただけたかと思います。その証と言えるのが“O.S.S”(オリムピック センシティビティ システム)の採用です。
これは、数値化された感度基準をクリアした、まさに高感度の証。
つまり“O.S.S”が採用ということは、そのロッドが高感度であることに間違いがない、ということを示しています。
他パーツにも必見!
ここまでお伝えした点が大きな特長ですが、他にも以下のようにガイドやグリップ、ジョイントなど、各所にも工夫が満載です。
トップにはチタンフレームSiC-Sリングガイドを採用。
ティップ、ベリー、バットには軽量なチタンフレーム・トルザイトリングガイドが採用されており、ロッドの持ち重りを軽減します。T2カラーフレームの落ち着いた色合いが、高級感を演出しています。
ブランクタッチしやすいフロントグリップレス仕様を採用。また、セパレートグリップにすることで、リアグリップ部を最小限の大きさにしています。これも軽量化に貢献しており、繊細なリグ操作を可能にします。
ジョイントは高精度なスピゴットフェルール(印籠継)を採用。スムースなベンディングカーブを実現しています。
全3機種展開
ラインナップは3機種展開。
では、各モデルの特長を順番にお伝えしていきますね。
〈ハードソリッドティッププラス〉
アンダー1gの世界感を研ぎ澄ましたスペシャリストモデル。
極軽量のジグヘッドをよりクリアに操作するために、ティップはもたれを感じることができ、アジからのアタリをスポイルしない繊細ながら絶妙な張りを追及。ジグヘッドを巧みに操り、潮の変化を逃さないティップを活かしながらスムーズな曲がりを実現するベリーを採用。高弾性ながらもしなやかな極細ブランクス。張りがあるけど曲がる。繊細なアジングをオリムピック的に体現したモデルです。
■GRIP TYPE A
Length (m) |
Power | Action | Weight (g) |
Close (cm) |
Top Dia (mm) |
Section (pcs.) |
Lure (g) |
Line (lb) |
Price (JPY) |
1.73 | UL | Fast | 44 | 88.6 | 0.6 | 2 | MAX3 | MAX3 | 78,000 |
〈ハードソリッドティッププラス〉
パリッとした質感を持たせながらもベリーからバットにかけてのシームレスな曲がりが特長。ジグヘッド単体からスプリットまで、あらゆるシチュエーションに高次元で対応。高弾性武装のブランクスとハードソリッドティッププラスの恩恵により、リグの操作感や小さなバイトを手感度で把握できる伝達性能を持たせました。
■GRIP TYPE A
Length (m) |
Power | Action | Weight (g) |
Close (cm) |
Top Dia (mm) |
Section (pcs.) |
Lure (g) |
Line (lb) |
Price (JPY) |
1.86 | L | Extra-Fast | 48 | 95 | 0.6 | 2 | MAX5 | MAX3 | 79,000 |
フルレングスにトレカ®M40Xを採用し、さらなる高弾性素材も随所に使用した高弾性チューブラーモデル。チューブラーならではの全体で曲がる一体感。復元力とパワーを持たせ剛と柔を調和し、さらにチューブラー特有のクリアな感度と攻撃的に「掛ける」鋭さを磨き上げました。
■GRIP TYPE B
Length (m) |
Power | Action | Weight (g) |
Close (cm) |
Top Dia (mm) |
Section (pcs.) |
Lure (g) |
Line (lb) |
Price (JPY) |
1.93 | L | Fast | 47 | 98.7 | 1.1 | 2 | MAX6 | MAX4 | 80,000 |
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オリムピックの最新素材&技術の結晶。
フラッグシップモデル「24スーパーコルト」。
アジングの新境地を味わいたい方はぜひ。
