異色、異端児。
先日公開された3本の新作ロッドに沸くFishman、その中でも特に異色であると言えるのが「Beams inte9.8L」ではないだろうか。
それもそのはずで。そもそもinteシリーズと言えばFishmanではアンダー1g~のライトゲーム系ロッド。つまり、10ftにも迫るレングスのライトゲームベイトロッド。
…そんなの見たことありますか?
Beams inte9.8L
9.8ftでライトルアーを弾き飛ばし、未開拓のポイントからターゲットを引き出す新次元のライトロングロッド。

感度を損ねない範囲内でガイド径を大口径化。メインライン2号に16lbリーダーまで可。

リール装着時の握り込みを極力小さくするため疲れにくいブランクタッチが採用されている

150g~200g前後のリールを想定し、先重り感の軽減のためカウンターウェイトを内蔵。
Fishman公式「Beams inte9.8L」詳細ページはこちら
柔らかくも、収束性を徹底的に詰めたブランクスが最大の持ち味。
なぜ、柔らかさと収束性が重要だったのか。それは、軽いものを遠くへ飛ばすということはとにかくロッドがよく曲がるということ。とはいえ長く、細く、曲がるものは、戻ろうとする際に制御を失い暴れてしまう。暴れるブランクを制御しなくてはアキュラシーが損なわれ、肝心の飛距離も得ることは難しい。だから収束性が必要だったと。
この1本は弾性の高いカーボンを表層に配置、四方八方に分散する力を一点に纏めてブレを取り除くことで、しなやかなブランクスの暴れを収束し、それに伴いリリースの際に爆発力が生まれる。これにより軽い物が力強く飛び、カーボンの特性から+αで魚からの小さなコンタクトが手元に伝わる感度まで得ることができたという理屈。
ターゲットはアジングやメバリングはもちろんのこと、“フリーリグチニング”や“ライトエギング”、シーバス、そして“キジハタゲーム”といったロックフィッシュゲームなど、その守備範囲はライトゲームにとどまらずミドルゲームも視野に入るという。
製品名 | 全長 | マテリアル | ガイド | 自重 | 継数 | 仕舞寸法 | グリップ長 | ルアーウエイト | ライン | 販売価格(税別) |
Beams inte9.8L | 298cm(9.8ft) | 4軸カーボン | Kガイドチタン+ステン | 176g | 3ピース | 102.5cm | 48cm | 2~20g | PE0.4~2号 | 61,900円 |
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あれこれ書いてきましたが、百聞は一見に如かず。論より証拠。
実釣動画や解説動画がアップされているので、ぜひチェックを。
出典:YouTubeチャンネル「湾奥ベイトキャスch【土屋きゅうり】」
さぁ、何を、どうやって釣ろうか。
あの沖のブレイクを狙い撃つ?掛けても獲れなかったウィード越しのアイツを獲りにいく?
もう、そんなの楽しみでしかないでしょう。
