今江克隆のルアーニュースクラブR「最注目!ビッグフィッシュベイトを紹介」 第1244回
ポテンシャルがありすぎ!注目リグ
最後に、この「バスワーム」で今江的に物凄いポテンシャルを感じたリグがある。
それが水面直下「ヨコヨコリグ」だ。
かつて松本猛司氏(フィッシュデバイス)が、20年ほど前に「ジャーキーJ」で編み出し大流行、一世を風靡したリグだ。
最近では鍵谷プロが「スリックベイト」と言うヨコヨコプラグを出しているが、まさにその動きのワーム版であり元祖である。
自分も当時はどっぷりハマった岩盤や浮き物タイト攻めに最強な釣り方なのだが、当時「ジャーキーJ」の場合、完璧な左右ヨコヨコセッティングはフックも良いものが少なくなかなかに難しかった。
ところが、この「バスワーム」のSG-1素材モデル(水比重・微フロート素材)だと、浮力もあるうえにワームのフラット面が頭~尾に向けて幅が安定しているため、実に簡単確実に表層~表層直下のヨコヨコが可能なのだ。

「バスワームSG-1」のヨコヨコセッティングはかつて大流行した「ジャーキーJ」を破壊力と操作性で間違いなく上回る。左右非対称なのでフックの掛け位置が違うが、かなりアバウトでも意志通り左右に動くのが最高だ
表裏で形状が異なるためセッティングも左右で微妙に変わるのだが、TOP50小野湖戦直前の青野ダムの最下流浮き物の表層直下でヨコヨコを調整していたところ、絵に描いたようなモンドリングでビッグバスが釣れた。

青野ダム最下流の岩盤とゴミ止めブイに沿わせてタイトにヨコヨコしていると、ものすごい勢いでモンドリングしてきたグッドサイズのアフター回復バス

青野ダムの下流岩盤で使ったセッティング。ロッドは「スーパーレイブン」、ラインはエクスレッド12lb。「バスワーム」ではなく「ハスワーム」だった(笑)
実のところ、小野湖の公式プラでも2本、モンドリングを掛け損なっており、物凄いポテンシャルを秘めたリグだと感じている。
この「バスワーム」、今江的にはビフテキリグやネコリグ以外にも、まだまだヨコヨコを含めノーシンカーやフリーリグ等でも秘められたポテンシャルがありそうで、初めてハイシーズンを迎える今季最注目のスーパービッグバスワームだ。
特に琵琶湖にマッチしたリグを見つければ、とてつもないポテンシャルを持った唯一無二のワームだと思います。

今江的に注目しているのが、「バスワーム」ならぬ「真鮒(マブナ)ワーム」のフットボールリグだ。これは絶対に冬のリザーバーや野池でもメガバス(デカバスの最上級ね笑)キラーになるだろう