皆様、こんにちは。HIDEUP榎本です。
今年は冬から早春にかけて、ソルトクランクでドシャローの寒ヒラメゲームをやってきました。そして季節は進み、シャローゲームのヒラメの反応が少なくなってきた今は…ロックフィッシュゲーム、特にアコウゲームにシフトして狙っています。

榎本 英俊(Enomoto Hidetoshi) プロフィール
ソルトクランクでロックフィッシュ
ロックフィッシュ狙い…ではあるんですが、これからの時期のソルトクランクは何が食ってくるかわかりません。釣れてくる魚種が豊富でとても楽しい釣りです。
過去にはアコウの他にガシラ、タケノコ、ソイ、シーバス、チヌ、クロアナゴ、ヒラメ、太刀魚といった実績があるので、気は抜けません。

過去釣果
まず狙うタイミングについて。ヒラメは明るい時間帯に狙っていましたが、ロックフィッシュ、特にアコウに関しては暗くなる寸前〜夜が本番です。
夜ならいつでも良いという訳でもなく。マヅメはどの魚も活性も上がるのは周知の事実かと思います。後はタイドグラフで潮の干満を見ながら、潮が止まる前、動き出すタイミングを狙います。こちらも食いがよくなる瞬間です。
狙っている場所は、寒ヒラメを狙っていた波止の基礎敷石、リップラップ、シモリ、テトラなど。基本的にはヒラメの時と同じで“足元”を狙っていきます。また、9〜10月くらいまでは岸際に海藻が生い茂っていますが、その海藻が生い茂っている上をクランクベイトを通してきます。海藻類があっても、活性高いロックフィッシュは食い上げてきます。
キャスト方向は、岸から前というよりは“斜め45度”くらい。斜めに引きながら海藻の隙間、海藻の生えてないところから食い上げてくる個体を狙っています。潮の変化やベイトフィッシュが絡んだりして、いい条件が絡むほど食い上げてきやすくなります。
ソルトクランクの釣り方
ソルトクランクでの釣り方は、ずっとやっているライザークランキングです。
本来ブラックバスでの技になりますが、これを応用しています。
①フルキャスト→②任意の水深まで潜らせる→③潜らせたらロッドで横方向に捌きつつ、余ったラインをロッドを戻しながらラインを巻く
これの繰り返し。また、バイトしたらワームで釣りをしている時のようにこちらからフッキングをしてやります。ロッドで捌いてやる方が、リールで巻ききるより根掛かりが格段に減ります。
キャストする方向は、まずクランクベイトに潮の重さが伝わる方(潮下)にキャストしてもらって引いてくる方が最初は感覚を掴みやすいかと思います。慣れてくると潮の流れている方(潮上から)に引いても楽しめるようになると思いますよ。
そしてもし海藻に引っかかった、テトラやリップラップに引っかかったとなっても、これはチャンスでひたらすら外れるまでシェイクしてあげてください。シェイクで食ってくる事もあります。そしてシェイクで外れなければ、グリップエンドをバシバシと叩いてやると大抵は外れてくれます。
とにかく“無理に引っ張らないこと”がコツです。
使用クランクはHUシリーズ
使用ルアーはHUクランクベイトシリーズの「HU-200~400」。
クランクベイトを使う1番の理由は「浮かせられること」、すなわち「ストラクチャーをかわせること」です。アコウは浮くモノにも反応してくれますしね。HUクランクは“ライザークランキングテクニック”がやりやすいように作られています。琵琶湖のウィードを攻略するために、重心移動システムやボディ形状、浮力のお陰でウィードに突っ込みにくくライザーテクニックがしやすい仕様なんですね。だから海藻の多い今時期でも使いやすく、ソルトクランクにもピッタリなクランクなんです。
ただし、狙える水深に限界があることも事実。届かない水深を狙う際は無理せずワーム(スタッガーオリジナル、スタッガークロー、スタッガーワイドツインテール)を使用することをオススメします。
続いてはカラーについて。ソルト用カラーラインナップがあるのもHUクランクの強み。特にロックフィッシュ(アコウ)狙いで使用頻度が高いカラーは以下のカラーです。
グルクン(メタリック系)
カクレクマノミレッド(根魚定番の赤)
カクレクマノミ(根魚定番のオレンジ)
1年を通して何かしら狙えるソルトクランク
お伝えしているように冬~春はヒラメ、春以降はロックフィッシュ、他にも釣れる魚はたくさんおりますので、言うなればソルトクランクは1年通して何かをしら狙える釣り。タックルもバス用のモノを流用できますので、是非バスだけでなく、ソルトクランクもチャレンジしてみてください。何が釣れるかわからないドキドキ感…めちゃくちゃ楽しいですよ!
最後に、釣り禁止や立ち入り禁止が著しく増えてきております。ルールやマナーを守っての釣行をよろしくお願いいたします。それと自分の足元のゴミだけでも拾っていただければ幸いです。
