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【植盛幹太が明かす】夏の裏テク「オモスリーパー(重いダークスリーパー)」攻め

寄稿:植盛幹太
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植盛 幹太(Uemori Kanta) プロフィール

ため池生まれの、メジャーフィールド育ち。 岡山県をメインに活動しつつ一番東だと霞ヶ浦や亀山ダム、西だと遠賀川まで様々な場所へ足を運ぶ。YouTubeチャンネル「Kanta Style」を展開する動画クリエイターとしての一面も。1997年生まれ、2025年MegabassとProstaff契約。

「流れを釣る」夏バス攻略におすすめのルアー+釣り方を紹介

皆さん、こんにちは!メガバスプロスタッフの植盛幹太です。

6月中旬に差し掛かり、バスもスポーニングという一大イベントを終え、各地でどんどんサマーパターンに入り始める季節です。そんなこれからの時期に意識しておきたいのが、「流れ」。

例えば、リザーバーであればバックウォーター、川であれば堰の落ち込みや橋脚周りなど、バスが積極的に流れを求めて動き出す季節に突入します。

今回は「流れを釣る」夏バス攻略におすすめのルアー+釣り方を紹介したいと思います。

発売から8年…進化した使い方を発見!

夏バス攻略におすすめのルアーは……ズバリ、「ダークスリーパー」です。

発売以降、日本に留まらず海外やトーナメントシーンでも見かけることが多い名作ルアーですが、再び個人的に注目の存在となっています。

Type ウエイト
2.4inch 1/4oz., 3/8oz.
3inch 3/8oz., 1/2oz., 3/4oz.
3.8inch 3/4oz., 1oz.
4.5inch 3/4oz., 1oz., 1 1/4oz.

 

遠賀川での衝撃的な出来事

ちょうど先日、エキシビジョンツアーの合間に数年ぶりに訪れた福岡県・遠賀川(おんががわ)。
この季節はテナガエビの産卵シーズンということもあり、「POP-Xで釣れたら面白いな」という欲もありつつの釣行でした。

しかし、直前の雨で水温が下がり、小さなエビすら見えない状況…。そんな中、岸際で複数匹の「ドンコ」を確認。そこで突如ひらめき、BOXに入っていた1ozのダークスリーパー(3.8インチ)を投入。すると数投目で55cm・2600gのビッグバスがヒットしました!

翌日のメガバスYouTubeロケでも、表層系に無反応な状況でダークスリーパーを投入し、50アップをキャッチ。この釣りがハマっている手応えを強く感じました。

 

 

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なぜ「重い」ダークスリーパーなのか⁉

ボトム系の釣りをやり込んでいく中で、あることに気づきました

当初は地形を把握しやすいという理由で1ozモデルを使用していましたが、フリーリグなどのボトム系の釣りをやり込んでいく中で、あることに気づきました。

それは、魚が「ルアーがフワっと浮いた瞬間に見切る」ケースが多いということ。

だからこそ、ボトムから極力ルアーを離さずに誘い続けられることが非常に重要になってくるのです。軽いリグでは難しいこのアプローチを、巻けて、沈められて、誘い続けられる「重いダークスリーパー」がまさに理にかなっていると感じています。

使い方・アクション

ボトムを感じながら「ゆっくり巻く」か、フリーリグのようにロッドで「ズル引きする」。これを丁寧にやり切ることがキモ

今回のように、水深があり流れもある遠賀川のようなフィールドでは、ダークスリーパーをボトムから浮かせずに「這わせ続ける」使い方が非常に効果的でした。

基本は、ボトムを感じながら「ゆっくり巻く」か、フリーリグのようにロッドで「ズル引きする」だけ。これを丁寧にやり切ることがキモ。

特にここ最近は、ルアーがふわっと浮いた瞬間に魚に見切られてしまうケースが多いと感じています。

ウエイトとサイズの使い分け

迷ったときは「一つ上のウエイト」を選ぶのがキモ

今回使用したのは、3.8インチの3/4ozと1ozモデル。

水深が2m以上あるフィールドであれば、このくらいのウエイトでもしっかり使えます。

ダークスリーパーはウエイトが内蔵された設計なので、迷ったときは「一つ上のウエイト」を選ぶのがポイント。浮き上がりにくく、ボトムをしっかりトレースできます。

「初めて使う」「一つ持っておきたい」という人には、3インチの1/2ozがオススメ

今回の遠賀川のように、沖や流れの中のボトムを狙う釣りには3/4oz・1ozがベストマッチです。

とはいえ、「初めて使う」「一つ持っておきたい」という人には、3インチの1/2ozがオススメです。

 

サイズ別タックルセッティング

2.4インチ:1/4oz、3/8oz(ベイトフィネス〜F3クラスのスピニング)
3インチ:3/8oz、1/2oz、3/4oz(F4クラス)
3.8インチ:3/4oz、1oz(F4〜F5クラス)
4.5インチ:3/4oz、1oz、1-1/4oz(F5〜F7クラス)
※針は太軸設計なので、想像よりも“少し強めのロッド”がマッチします。

オススメロッド
僕が多用しているのは、DESTROYER「F4-1/2-71X DARK SLEEPER」

僕が使用しているのは、DESTROYER「F4-1/2-71X DARK SLEEPER」。

その名の通りダークスリーパー専用に設計されたモデルで、3インチ、3.8インチとの相性が抜群です。

他のモデルを使用する場合であれば、フッキング率を上げるためにも、ロッドパワーはしっかり意識したいところです。

これからの夏、いやオールシーズンに!

“重いダークスリーパー”の使い方は、今のサマーパターンにしっかりハマる釣りとして、改めて手応えを感じています。

今回の遠賀川のように、水深や流れがある場所では、沈めて這わせるこの釣り方が特に有効でした。

これからの季節、いや、これからは“オールシーズン”、ボックスからは欠かすことのないアイテムになると思います。

皆様も是非、1/2oz以上の重めのダークスリーパー「オモスリーパー」で夏のビッグフィッシュを狙ってみてください!

また近日中にメガバスYouTubeチャンネルにて実釣動画がアップされますので、そちらもお楽しみに!

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