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ダイワイカメタルロッド初の“グラスソリッド穂先”採用。その先を越えてゆく「エメラルダス MX イカメタル」シリーズ

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イカメタル入門

バーチカルではない横方向のアクション、ベリーショートロッド、グラスソリッドティップ。

それらは、よりシビアな状況下でのイカメタルシーンを攻略すべく考案された新たな一手。通常の攻め方では乗せきれないイカを乗せるためのワザであり、ギミックである。

言うなれば次世代のイカメタル・オモリグ。そのギミックを、より実戦的なスペックであるエメラルダス MX イカメタルシリーズに惜しみなく。

エメラルダス MX イカメタル

高い実釣性能を誇るイカメタル・オモリグのベーシックモデル。EX、AIRに次ぐシリーズとして人気を博すロッドエメラルダス MX イカメタルシリーズ。

ダイワ公式「エメラルダス MX イカメタル」詳細ページはこちら

その人気は、現代イカメタル・オモリグシーンに必要とされる性能やテクノロジーが詰め込まれていることに所以し、特に実戦的なモデルが多いとも。

写真は「OR63MLB-S」

シリーズのベースはN(乗せ)、K(掛け)、OR(オモリグ)3つのコンセプトで展開されており、2025年にはダイワイカメタルロッド初となるグラスソリッド穂先が搭載されたGSシリーズを含む個性的な4機種が登場。実に全12機種にものぼるラインナップを誇り、使い手、そしてシチュエーションを選ばず、より高度に実戦的な“攻め”の展開を可能にした。

シリーズを通して採用されているテクノロジーがこちら。

X45

パワー、操作性に革命をもたらすネジレ防止の最適構造。従来構造(竿先に対して0°、90°)に、DAIWA独自のバイアスクロス(±45°に斜行したカーボン繊維等)を巻くことで、ネジレを防ぎ、パワー・操作性・感度が飛躍的に向上。

MEGA TOP

メガトップは、繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッドであり、どの方向にも同様の曲がりを見せる。更に通常のカーボンソリッドに比べて強度が飛躍的に向上。これにより細径で柔軟、ハイテーパーな穂先を作ることが可能。カーボン素材特有の手に響く感度はもとより、穂先に表れる視覚的感度も大幅に向上。

ZERO_SEAT

ゼロシートはストレスなく、心から釣りを楽しんでもらうことを目指したリールシートの新たな設計思想。

AIR SENSOR SEAT

軽量化・高強度・高感度を実現するカーボンファイバー入り「エアセンサーシート」。用途に応じて専用設計することで汎用リールシートでは体験できない操作性を実現。※スピニングモデルのみ

V-JOINT

スムーズな節の曲がりが理想の調子とパワーアップを実現。節の合わせ部分にDAIWA独自のバイアス構造を採用。合わせ部のスムーズな曲がりを実現し、パワー・レスポンス・感度が向上。

HVFカーボン

ロッド性能に最も影響を与えるカーボンシートにおいて、カーボン繊維そのものの高弾性化はもちろん、カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な樹脂(レジン)量に着目。贅肉とも言えるレジンの量を減らし代わりにカーボン繊維の密度を高めた「高密度HVFカーボン」はより筋肉質でパワフル。粘りや強度を重視した竿に最適な素材となっている。

2025年、新たに追加された4機種

ベーシック機として盤石を誇るMXシリーズに、2025年これまでとはやや毛色の異なる新たな4機種が追加される。

…それが以下の4機種。

アイテム 全長(m) 継数 仕舞寸法(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) 対応エギサイズ 適合ライン PE(号) カーボン含有率(%) メーカー希望本体価格(円)
EMERALDAS MX IKAMETAL N65LB-GS・W 1.96 2 103 81 0.7/8.9 30~115/8~30 0.4~1.0 86 35,400
EMERALDAS MX IKAMETAL K410LB-S・W 1.47 2 108 72 0.8/9.9 30~115/8~30 0.4~1.0 85 31,600
EMERALDAS MX IKAMETAL K56ULB-GS・W 1.68 2 89 75 0.8/7.4 20~95/5~25 0.4~1.0 82 35,100
EMERALDAS MX IKAMETAL K60LS-S・W 1.83 2 96 77 0.8/7.4 30~115/8~30 0.4~1.0 88 31,900

ダイワイカメタルロッドシリーズでは「初」となる“グラスソリッド穂先”を採用したGSシリーズにも注目したいところ。

それぞれのロッドの特長がこちら。

N65LB-GS/TYPE-N 「乗せ」調子

イカメタルロッドのスタンダードであるレギュラーテーパーの「乗せ」モデル。

「N65LB-GS」はティップ部に“グラスソリッド”を採用することで優れた目感度を発揮し、正確にアタリを捉えることを狙ったセッティングが最大の特長。レングス・調子ともにイカメタルのど真ん中であり、幅広い状況に対応可能な王道調子。そのしなやかさから水中のリグを安定させ、イカが乗りやすい姿勢を作り出すことができる扱いやすいアクションを実現した一本。

K410LB-S/TYPE-K 「掛け」調子

積極的に誘ってアタリを捉えるスーパーショート「掛け」モデル。

DAIWAイカメタルフィールドテスターの岩城透が黎明期から提唱してきた「掛け」コンセプト。4.10ftのスーパーショートロッドならではのダイレクト感により、ミリ単位でスッテを思いのままに操作することが可能。また、メタルスッテ単体での使用をベースとしながらも、オバマリグ等で多点掛けを狙うバットパワーも兼ね備えた一本。

K56ULB-GS/TYPE-K 「掛け」調子

積極的に誘ってアタリを捉えるファストテーパーの「掛け」モデル。

K56ULB-GSはティップ部にグラスソリッドが採用されており、優れた目感度を発揮し、正確にアタリを捉えることを狙ったセッティング。さらに、グラスソリッドの入力に対し、素早いアワセがきまる掛け調子設計にすることで、瞬発的なイカパンチや震えるようなアタリも確実にフッキングに持ち込める一本。

K60LS-S/TYPE-K 「掛け」調子

積極的に誘ってアタリを捉えるファストテーパーの「掛け」モデル。

K60LS-Sは掛けモデルの中核を担うレングスを採用し、スピニング仕様により軽いスッテも素早いフリーフォールでレンジへと届けることが可能。また、幅広いウエイトのスッテに対応し、スピニングならではのキャスト&カーブフォールで攻めるタクティクスにも完全対応した一本。

既存8機種のスペック

実績のある既存アイテムだからこそ、良い新機種が生まれ、そして話題にもなる。その既存のアイテムがこちら。

アイテム 全長(m) 継数 仕舞寸法(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) 対応エギサイズ 適合ライン PE(号) カーボン含有率(%) メーカー希望本体価格(円)
EMERALDAS MX IKAMETAL N60ULB-S・W 1.83 2 96 77 0.8/7.4 20~95/5~25 0.4~1.0 92 31,600
EMERALDAS MX IKAMETAL N65LB-S・W 1.96 2 103 80 0.8/8.9 30~115/8~30 0.4~1.0 93 31,900
EMERALDAS MX IKAMETAL K56ULB-S・W 1.68 2 89 75 0.8/7.4 20~95/5~25 0.4~1.0 88 31,600
EMERALDAS MX IKAMETAL K60LB-S・W 1.83 2 96 78 0.8/7.4 30~115/8~30 0.4~1.0 88 31,900
EMERALDAS MX IKAMETAL K60MLB-S・W 1.83 2 96 80 0.8/7.9 40~150/10~40 0.4~1.0 89 32,200
EMERALDAS MX IKAMETAL OR63MLB-S・W 1.91 2 100 82 0.8/9.9 40~150/10~40 0.4~1.0 94 32,500
EMERALDAS MX IKAMETAL OR63MLS-S・W 1.91 2 100 80 0.8/9.4 40~150/10~40 0.4~1.0 94 32,500
EMERALDAS MX IKAMETAL OR70MLS-S・W 2.13 2 111 86 0.9/10.4 40~150/10~40 0.4~1.0 98 32,800

良いリールを使っても、良いスッテ・エギを使っても。それらを最大限に活かすにはロッドの仕事が重要。それはイカメタル・オモリグに通い込むアングラーが“毎年新しいロッドを新調する”という事実からも、その重要性は明白で。

そろそろ本格的なシーズンインの兆し。くれぐれも後悔のなきよう。

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出典:YouTubeチャンネル「DAIWA Salt Water Fishing」

出典:YouTubeチャンネル「DAIWA Salt Water Fishing」

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!

 

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