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【松崎 真生のTOP50参戦記】第1戦にして初陣「ゲーリーインターナショナルCUP」を振り返る!

寄稿:松崎 真生
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春のバス釣り入門

こんにちは。サンラインバステスターの松崎真生です。

今年から僕はJB TOP50に参戦しております!そこで今回は、先日行われた愛媛県 野村ダムでの第1戦「ゲーリーインターナショナルCUP」で、僕の立ち回りを振り返ってみたいと思います。

松崎 真生(Matsuzaki Mao) プロフィール

高校時代に長良川でのバスフィッシングに衝撃を受け、高校卒業と同時にボートを購入しそのまま通い詰める。 19歳で単身長良川近郊に移り住み、ガイド「MAO Guide Service」をスタート。 大江川、五三川のオカッパリにも造詣が深い若手成長株。2000年8月生まれ。

JB TOP50とは

そもそもJB TOP50とは、NBCチャプターJBシリーズの中の1番上のカテゴリーであり、日本のトップクラス約50人が参加するという国内最高峰のトーナメントシリーズ。25cm以上のキーパーサイズのバス5本の総重量で順位が決まり、その中にはもちろん有名なバスプロも多数在籍しています。

僕は運よく2024年のJBマスターズシリーズで年間5位に入ることができ、ついに昇格権を獲得。今年から参戦させていただいております。

第一戦は「愛媛県 野村ダム」

今年のJB TOP50第1戦は「愛媛県野村ダム」。

長良川や大江川・五三川がホームとなる僕にとって、行ったことがなく映像でしか見たことないフィールドです。

プラクティスのこと

そもそも、JB TOP50は年間で5戦あるのですが、僕はすべてのフィールドで船を出したことがありません。経験値のないフィールドで戦うことになるため、事前に1週間から10日ほどプラクティスを行い、地形の把握や、水質、ストラクチャー、水温の変化、魚のサイズ感や餌、居場所などを探すことからのスタートになります。

今回は春の試合にもなるので、プラクティスで見つけた魚は試合本番ではいない魚だと思い、2週間後を想定してプラクティスを行いました。

第1戦の野村ダムと言うフィールドはこまで大きいフィールドではなく2日あればエレキで1周できるほどの湖です。2本の川筋からなる湖で垂直の岩盤や沢山の道路跡があり、満水時だとオーバーハングやレイダウンと言ったカバーも豊富なフィールドです。

プラクティスを終え思った事は、春っぽい魚…1.5mから3mのフラットに入ってくるような大きいメスは、垂直岩盤や少し深みのあるエリアで狙えそうだなと言う感触でした。

いざ本番へ!

さぁ、そして試合本番です。

直前プラクティスを2日間行ってみた感じは、魚の状態は“スポーニング直前”。シャローにも差しているし、深い所にもいる…と言う印象です。

40アップをいかに混ぜることができるか

野村ダムのアベレージサイズが30センチ前後。やはり40アップをいかに混ぜることができるかが上位に入るための大事な要素です。なので試合のプランとしては、朝はでかい魚を狙いに行って、1本でも入ればキーパーサイズを確実に狙いに行くというプランを組みました。

初日は朝から40アップの魚を深いエリアから釣って、その後キーパーサイズを狙った結果…15位スタート!さらに2日目も同じプランで魚を釣っていき…11位!

しかし、ほんとに辛いのは3日目でした。

僕自身、3日間のトーナメントは初めて。プレッシャーの掛かり具合や試合時間の短縮、それがどのように影響してくるのかを想定することができず、3日目は1本で終わってしまい、総合順位を21位まで落としてしまいました。

順位以上に得ることができたもの

僕のJB TOP50デビュー戦は、順位以上に得るものが大きい試合となりました。

それはトップフィフティーという大舞台の中、3日間を戦い抜いたこと。正直、こんな有名な選手がいる中で自分の釣りがどこまで通用するかだったり、本当にやっていけるのかと言うプレッシャーがものすごく、不安はとてもありました。

まだ1戦しか終わっていませんが、この経験を元に自分に自信を持って残る4戦を全力で臨んでいこうと思っています!応援よろしくお願いいたします!

タックルについて

そんなTOP50第1戦でしたが、戦い抜けたのは“タックルが完璧な状態だったから”だと感じています。

そして、普段のタックルと今回使用したタックルで大きく変わったのが実は“ライン”。試合のタイミングでリリースされたNEW シューター・FCスナイパーシューター・オーバーテックス。この2つの新製品を試合ではフル投入させていただきました。

NEW シューター・FCスナイパー

まず、新しくなったシューター・FCスナイパー

以前のモデルから愛用させていただいているモデルになりますが、とてもしなやかで強度があるのが特長。僕はオールマイティーフロロカーボンとして、すべてのルアーに使っていました。

今回登場したFCスナイパーはサンラインの最新技術プラズマライズを搭載!まず使った感想ですが、さらにしなやかに、さらになめらかになった印象。しかも新品の状態を長く維持することができていると感じています。

今回の試合でもキーパー狙いの3ポンドから、12ポンド、14ポンド、16ポンドをスピナーベイト、チャターベイト、クランクベイトといった巻物に応用しました。

シューター・オーバーテックス

続いてはシューター・オーバーテックス。定番のシューターが新技術プラズマライズを搭載してリニューアル!

元々シューターは硬くて伸びが少ないのが特長。なのでワーミングやカバー撃ち、操作系の釣りをメインに愛用しています。普段からカバーや木、オダなど、何かストラクチャーに絡めた釣りをするときにシューターを使いますが、プラズマライズを搭載し耐久性がアップしトラブルが軽減していると感じています。

さらに今回から糸にマーキングシステムを搭載、ルアーの位置や食ったときラインの動きのほか、レンジコントロールまでも高次元にできるようになりました。

今回の試合でもオーバーハングやレイダウン、ウッドチップなど…カバーが豊富な野村ダムにおいて、サブパターンのカバー撃ちのメインラインとなりました。

雨の影響で濁っていることもあり、シューターの新しいマーキングシステムがルアーの位置、カバーのどこにルアーがあるのかなどを多くの情報量を与えてくれました。これはカバー撃ちにおいて本当にメリットが大きく、より多くの魚をキャッチできると感じました。

さぁ、第2戦は山口県「小野湖」。こちらもまた僕にとって初めてのフィールドになりますが、上位を目指してがんばってきます!

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!
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