“ミウラ”的フリーリグの絶対的エース。
揺るぎない信頼を置いているルアーが“PowerBait MaxScent”「クリッターホッグ 4in」です。今回の記事では“何故釣れるのか?”、“どんな使い方をしているのか?”
この場で深掘りさせていただきます。
クリッターホッグ4inの特長を改めて
まず「クリッターホッグ 4in」の特長をおさらいを兼ねてザックリとお伝えします。
バークレイ公式「クリッターホッグ 4in」詳細ページはこちら
このルアーは、ザリガニやテナガエビなどの甲殻類を連想させるシェイプをしており、水をシッカリ押す分厚い“アーム”、僅かな水流にも反応してアクションする“カーリーテール”、そして微波動を生み出す“3対のレッグ”を備えています。
そのため、テキサスリグやラバージグのトレーラーとして、適したシルエットを持っていることは想像しやすいでしょう。
小型のベイトフィッシュとしてフリーリグで使用
“ミウラ”はこの「クリッターホッグ 4in」をフリーリグで良く使っていますが、結論から言えば甲殻類としてではなく、小型のベイトフィッシュをイメージしています。
ホッグ系ワームをベイトフィッシュに見立てることに、疑問を持たれる方も多いかもしれませんが、フリーリグで「クリッターホッグ 4in」を使用した際の、フォールスピードやアクションの弱さが、まさにベイトフィッシュの挙動そのものなのです。
逃げ惑う動き→油断する動きへ切り替わる
着水直後はシンカーとルアーが近い状態で、スピード感のあるフォールを演出。
この時、アームが過度にバタつかず、シッカリとフォールしていきます。そして、シンカーが着底すると、ルアーはノーシンカー状態で、カーリーテールとレッグがピロピロと弱くアクションしながら着底します。
これはまさに、バスに追われたベイトフィッシュが緊張感を持ってボトムに向かって逃げ、ボトム付近で「ふぅ、逃げ切った…」と安心して泳ぎを緩める。
そんなシーンを演出できていると感じています。
フォールの“質”がbiteを生む
このような動きを生むために、シンカーとルアーの“別離”(ノーシンカー状態)が非常に重要です。「クリッターホッグ 4in」は、アームの抵抗により、フォールを遅らせる能力に長けており、テンションフォールとフリーフォールの時間バランスが絶妙。
よって、ファーストフォールのバイト率が非常に多い。その点も優秀さが際立ちます。
“アクションしないことが良い”アームが本領を発揮する場面
フォールでのバイトがなかった場合は、レイダウンやブッシュなどのストラクチャーに絡めていきます。ここで“アクションしないことが良い”とされるアームが本領を発揮。
シンカーがスタックしてロッドでシェイクを加えると、扁平なアームが水をシッカリと押して、付近のバスに強くアピールします。そして、スタックから抜けた瞬間、再びテンションフォールとフリーフォールによるアクションが再現されます。
“イメージ通りに動く”ルアー
どうでしょうか? 少しイメージが湧いてきましたか?(笑)。
要するに「クリッターホッグ 4in」は“弱いもの”にも“強いもの”にも、アングラーのイメージと操作次第で自在に変化させられる、非常に扱いやすく、イメージ通りに動いてくれるルアーなのです。
フリーリグのポテンシャルを引き出す1本
モチロン、他にもフリーリグ向きのルアーはあります。
しかし、意図せず強すぎるアピールをしてしまうパーツが付いていたり、水中での抵抗が少なく、ノーシンカー状態を作れなかったりするモノもあります。それではフリーリグのメリットが活かせません。
“水中をイメージしながらアプローチすること”。
それがフリーリグの最重要ポイントであり、それを高い再現性で実現してくれるのが「クリッターホッグ 4in」です。ぜひ一度、試してみてくださいね。