今江克隆のルアーニュースクラブR「ワーミングシャッド!早春の推しテクニックと重要なポイントを紹介」の巻 第1093回
「IxIシャッド」で強すぎる時の「ジレンマ」
さらに、「IxI」で強すぎると感じた時は、アップデートされた「ジレンマ」も同様に水深にジャストで合わせて使うことで、ワームでなかなか掛からない早春の気難しいバスをリアクションで掛けることができる。
アップデートされた「ジレンマ」シリーズは7フィートの「グランドスピンコブラ」クラスのスピニングロッドを使うことで、潜行深度をロッドの上下でさらに細かく調整できる。
ワーミングシャッドとスピニングタックル
あと、注意点としてダイビング系のシャッドを使う時は、PEパワーフィネスで使うような硬めで長いスピニングを使うことが重要。
普通の66Lクラスだとティップ~ベリーがリップが受ける水の抵抗に負けてしまい、潜りだしが悪く、潜行能力を100%発揮することができない。
さらにフロロカーボンラインが伸びることで遠方でのフッキングもティップが吸収することで初期掛かりが浅く、遠方でジャンプされるとバレやすくなる。
また、柔らかいスピニングロッドだと、ボトムコンタクトの瞬間が分かりずらく、ロックの隙間にルアーがスタックしやすいが、ハードスピニングだと最初のコンタクトで瞬時に危険を察知して縦に軽くアオることでロックスタックを回避することができる。
これがリアクションバイトの誘発にも繋がるので、一石二鳥である。
ワーミングシャッドの次は?
今江的には、まだ練習序盤のため、まずはルアーのテストがてらメジャー場所からチェックを開始したところだが、昨年同時期より2度以上高い、すでにスポーンに入っても不思議ではない14~15度もある高水温に、若干戸惑いを感じている。
おそらくワーミングシャッドのパターンは水温が上がってしまうと効果が弱まるので、試合本番でメインになることはまずなく、また違った巻き方が活きてくると思っている。
いずれにせよ、あと2週間でさらに水温が上昇すれば、昨年とは全く違った展開になる可能性が濃厚のため、まずは頭の中の記憶を白紙にして、ルアニュー記事用のバスはとりあえず釣ったので、これからは頭で考えるより、感じることを優先に、2週間先の試合を予測しプラクティスを進めていこうと思う。