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今江克隆のルアーニュースクラブR「中層攻略の新兵器!ワカサギ“マジック”スプーンの全貌を紹介」の巻 第1033回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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フックの付け方でアクションが変わる!

さらに、この「WMスプーン」の左右対称、センターバランス形状は、思わぬ副産物的効果も実現することになった。

それがフックをR面側に付けて使う「逆付け」である。

水抜けのよいR面に、さらにウェイトのあるフックを付けることで、「WMスプーン」のバランスは左右がほぼ均等になる。

この逆付けにすることで、「WMスプーン」のフォール姿勢はほぼ水平に変化し、まさに「グルグルX」のアクション再現そのものになる。

逆付けにすることでのフォールの変化は、滞空時間がさらに長くなることでロール回数があがり、同時にZIGZAGのスライド幅が小さく規則的になる。

これは狙ったスポットに正確にフォールさせたい時には非常に好都合なセッティングである。

「順付け」がイレギュラーで、どこに向い沈んでいくか予想がつかないトリッキーさが特徴なら、「逆付け」は滞空時間が長く、比較的狙ったスポットに通しやすい特徴を持つ。

センターバランス、左右対称ゆえに「逆付け(手前)」と「順付け(真ん中)」のリバーシブル使用が可能なのが「WMスプーン」の秘密。メタルジグと、「グルグルX」の双方のメリットを、場所と狙いに合わせて簡単に選択できる。アシストフックをF面に付けると「WMスプーン」の姿勢はより滞空時間の長い水平姿勢に変化し、 リアフックを1番手大きくすると、姿勢が立ってよりフォールの速いメタルジグ的な使用感になる

ゆえにディープの中層のワカサギの群れにつくビッグバスを、リアクション的に喰わすなら「順付け」、3〜4m前後の岩盤エグレや立木中層に浮くビッグバスを正確に狙ってフォールで喰わせるには「逆付け」が効果的な使い分けになる。

スイミングもヤバい!

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