ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

今江克隆のルアーニュースクラブR 「2020年を代表する簡単!激釣れ!ルアー!?」の巻 第1005回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

i字系ワームの終点!

そして、この「アイアロー」には同様の効果を持つワーム系ルアーも同時開発してきた。それが「iマッチョ2.8インチ」である。「アイアロー」はイマカツで、「iマッチョ」はエバーグリーンで共にフィッシングショー2019で公開されたが、共に羽根(ヒレ)位置は違えど3枚の矢羽根を装備しているのが共通点である。

「アイアロー」と同時進行で開発してきた柔のi字系ワーム「アイマッチョ2.8インチ」、「アイアロー」同様、3枚の矢羽根効果の共通点を持つ。特にハイフロー トは激アツ!

プラグで喰いきらないバスをサイトで仕留めるための手段として、往年のマッチョの「扁平ボディ」と「縦テール」の「十字構造」が、i字系に実に適合していることに気付いた。

材質的な柔らかさから、縦テールの捻れを抑えるため、「iマッチョ」ではテールを短く太く改良、テールが横倒れしないようフラットフィンをテール両サイドに設けた。同時にヘッドアップ抑制と整流効果を高める斜め45度の特殊リブ構造、「アイアロー」同様の角度の付いたヒレを前方に設け、「アイアロー」同様の「3枚の矢羽根」効果を実現している。

「iマッチョ」も「アイアロー」同様、速攻で答えが返ってきた。ハイフロートにマスバリで、表層サイトで誰でも簡単に使えるワームだ

この「iマッチョ2.8インチ」は、i字系ワームとしてはもちろんだが、同時にその姿勢制御効果からジグヘッドリグ、スモラバトレーラー、ダウンショットリグにも最適のワームとなった。

特に開発当初から意識していたキャロライナリグでの「i字巻きキャロ」にはベストなワームになったと思う。

こちらもすでに最終カラー選択段階で、8月頃にはデビューできそうである。

剛と柔、2つのi字系の最終着点として、「アイアロー」と「iマッチョ」は2020年を代表する、簡単、激釣れルアーになると確信している。だが、まだこれで終わらないのが新型i字系?の奥の深い、まだまだ未開拓の可能性が残されたジャンルと言えるだろう。

未開拓エリアがまだまだある次世代i字系ルアーのテストは継続中。新ジャンルとして、すでに確かな手応えを掴みつつある

4 / 4
前へ