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フリーリグの名手“藤波和成”が超解説。なぜ釣れるのか&オカッパリでの有効性。

寄稿:藤波 和成
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琵琶湖のバス釣り完全ガイド2020

皆さん、こんにちは! 藤波 和成(ふじなみ かずしげ)です。

外出しづらいタイミングではありますが、例年であれば、これから増々バスフィッシングが楽しくなる季節でもあります。

そこで、今回は私が琵琶湖で多用しているリグ“フリーリグ”について詳しくご紹介していこうと思います。

今後釣りに行きやすくなった際には、参考にしていただけると幸いです。

藤波 和成(Kazushige Fujinami) プロフィール

愛知県出身・1972年生まれ。バスフィッシング歴40年以上の、琵琶湖・北湖全域をメインエリアとして活動するバスフィッシングガイド。長良川におけるバスフィッシングの第一人者としても知られ、数々のトーナメントで優勝経験を持つ実力派。日本で初めて“フリーリグ”をガイドメニューに導入したパイオニアでもある。 豊富な経験から導き出される独自理論で確かな結果を生み出しながら、現在も多くのゲストを日々ガイドしている。

 

ノーシンカー状態でバイトを誘える

フリーリグとは、韓国発祥のリグで当初は日本で認知度の低いリグでしたが、その圧倒的な釣れっぷりと使いやすさで、日本でも定着するようになりました。

僕がこのフリーリグに出会ったのは今から7年前。

韓国人の友人に”韓国の新たな国民的リグ”と教えてもらい早速試してみたことがキッカケでした。

 

実際使うと毎日入れ食い状態となり、その破壊力はスグに実感することができました。当時、琵琶湖ではこのフリーリグを使ってる人はほとんど居なかった事が後押しになった気もしますが、やはりフリーリグだけに圧倒的な反応が集まった要因があります。

その要因とは、フォール時にテキサスリグよりも圧倒的にシンカーが先に落ち、その後をワームが付いて行く状態でフォールしていくこと

つまり水深に関わらず、ボトム付近でノーシンカー状態を演出できる事がフリーリグの最大のメリットではないかと思います。

 

メリットは喰わせ力とカバーをダイレクトに攻められること

当時から今だにテキサスリグと比較、もしくは同等に認識されガチではありますが、僕から見た印象は長年使っても変わらずに“キャロライナリグ”。

さらに、時にはキャロを上回るバイト数を得ることができるのがフリーリグだと考えています。その要因となるのはカバーに対してのキャストのしやすさと、フォール後のアクションがしっかりワームに伝わる事です。

フリーリグは「キャロの食わせ性能とカバーに対してのキャストのしやすさを合わせ持つというのがメリット」のリグ。これ、すなわち春やこれからの時期にかけては、特にオカッパリでも有効となるメリットなんです。

正直まだまだフリーリグのメリットに関して個人的には他にもいろいろ発見できているんですが、書きだしたらキリが無いので、今回はオカッパリでフリーリグを使用するメリットについて、お話ししていきたいと思います。

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