
△写真はTENRYU・フィールドスタッフ大澤大介さん。エクストリームで見事にキャッチしたヒラマサだ
2026年春、TENRYUからパワーマスター・エクストリームが登場することとなった。限界への挑戦に頼もしいロッドが加わるわけだ。今回、TENRYUスタッフの吉川直輝さんより、エクスリームの開発の裏側を寄稿頂いた。
以下が吉川さんから頂いた秘話だ。

TENRYU公式「パワーマスター・エクストリーム」詳細ページはこちら
パワーマスター エクストリーム 開発に至るキッカケ
ついに新シリーズ「パワーマスター エクストリーム」が公開となった。2025年の横浜・大阪・北九州のフィッシングショーにてプロトタイプを展示したことで、その存在を知った方もいるのではないだろうか?

△こちらは2025年のショーでのワンシーン。このプロトの正体が、パワーマスター・エクストリームだったのだ
本公開にあたり、新シリーズを発表するにあたって開発経緯など様々なストーリーをお伝えしていこうと思う。
まずパワーマスターとは、TENRYUにおいてショアジギング向けのシリーズであり、2004年に初代パワーマスター・スタンダードから始まり、ライトコア・プラッキング・ヘビーコアと脈々と受け継がれ20年以上の月日を経て現在のラインナップとなっている。
動き出した3年前
今作のエクストリームの企画を立案したのが今から3年前。
現行モデルであるパワーマスターが販売された頃だ。現行のパワーマスターを開発していた頃は、ショアからブリやヒラマサを狙うことが人気になっていた時期だった。そして、既存モデルで様々なエリアでショアジギングを経験していく中で、ショアから狙えるターゲットとして、キハダ・ロウニンアジ(GT)・イソマグロ・大型のハタ類が狙えることを知り得た。

△ついに公開となったパワーマスター・エクストリーム。遡ること3年前、このロッドが歩みを始めたという
当時はまだ遠い夢のターゲットだと感じていたが、フィールドテスターの大澤氏との出会いや多くの諸先輩方のアングラーと交流する中で、タックル設定や遠征先へのアプローチ方法などを学び、夢ではなく実際に狙えるターゲットとなった。
夢の大型魚を獲る強さと、フィールド状況を考えた利便性と
憧れの魚を追うにあたって、夢のサイズが来ても耐えられる強度はもちろん、飛行機やフェリーでの移動での持ち運び易さをロッドには求めたかった。遠征先での悪天候により、渡礁できずオフショアから狙うことも想定される。これらを知り経験したことで実際に欲しいロッドが見えてきていたのだ。
GTやイソマグロを狙う南方エリア(小笠原・鹿児島・沖縄等)や海外が主なフィールドでは、飛行機やフェリーでの移動が必須で、持ち込めるタックルに制限が出てくる。

△エクストリームのPMX1073S-XXは3ピース仕様。移動しやすい仕舞寸にもこだわった
そして、大型のターゲットにアプローチするにあたり、近年ではスペーサーPEなどの強度のあるラインシステムが開発されてきていた。高強度のラインシステムでターゲットのキャッチ率は大幅に上がってきているのだが、ロッドへの負荷が増したことで通常のセッティングでは夢のターゲットとは真っ向から向き合えない。
こういった課題の中、夢のターゲットに真っ向勝負をしたい思いからエクストリームの企画を立ち上げるに至った。
珠玉の2機種

紆余曲折あった新シリーズはPMX872S-XXXとPMX1073S-XXの2機種となる。

| 品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウェイト (g) |
ライン (PE/号) |
最大ドラグ (kg) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PMX872S-XXX | S | 2.62[8’7″] | 2 | RF | 136 | MAX200g (Plug 80-180g , JIG 120-200g) | PE 6-10号 | MAX15kg/45° | 495 | 3.2 | 408 | 99/1 | ¥87,500 |
| PMX1073S-XXP | S | 3.23[10’7″] | 3 | RF | 115 | MAX180g (Plug 80-150g) | PE 5-8号 | MAX14kg/45 | 545 | 2.8 | 462 | 99/1 | ¥106,000 |
大型プラグにPE10号まで対応できるパワー系ショートタイプと、パッキング性に優れポイントまでの持ち運びの良さとで飛距離と足場を選ばないオールマイティーなロングロッドの構成だ。
今回はここまで。新シリーズについては次回「開発ロッドの変遷」にてお伝えしたいと思う。
TENRYU Staff 吉川直輝
























































