【船長直伝】“冬”の「ヒラメ」攻略の心得

2025年12月29日

皆さん、こんにちは！ “REAL FISHER”の“御厨圭祐”です。

本格的に冷え込んできましたが、寒さに懲りず連日沖へ出て、ガイドやルアーテストに日々励んでいます。さて、先日、“ヒラメ”の多い実績ポイントで単独釣行を行ってきました。結果は“爆釣”。今年で一番釣れたのではないか？　と思う程、釣果に見舞われました。タイラバやジグで楽しめるので、ガイドでも案内することが多いです。

そこで今回は、“冬の「ヒラメ」攻略の心得”と題し、ルアーニュースRをご覧の方にも、参考になる攻略法をお届けします！

御厨圭祐（Keisuke Mikuriya）プロフィール

中学生の頃アメリカにホームステイをした事がキッカケでバス釣りに出会う。休みの度にバスを追い続け、釣りの為に部活を辞めてしまう程の釣り好き少年時代を過ごし、夢は尽きずバスプロの世界へ足を踏み入れるが、その後8年間は釣り業界から離れて一般の会社へ勤務。でも心の中では「釣り業界に触れながら生きていきたい」という強い想いがあり、日々魚を追い続けることに一生を掛けても良いと考えた末、遊漁船を開業。毎日魚と触れ合いお客様と出会う。人それぞれの釣り方を見ると、その度に「いつか必ず誰にでも扱いやすくて、とにかく釣れる物を作ろう」と思っていたことが今は形に。遊漁船「REAL FISHER」の代表でありルアー開発者として、これからも船上で真のルアー開発を随時進行。

ポイント選びについて

まずは、ポイントの選び方を解説いたします。

今回の記事をご覧いただいている方の中には、普段プレジャーボートで釣りを楽しまれている方も多いと思いますので、まずはヒラメ攻略の上では必須！　ポイントセレクトについてお伝えしていきます。

狙い目としては主に“砂地”。ただ、一面砂地でフラットな所というよりは、水深20〜40m付近までのかけ上がりや、底がゴツゴツしているようなハードボトムが絡んでいて、なおかつ潮通しの良い所が狙い目です。

ベイトが絡めばなおさら◎

そして重要なのはベイト！お伝えしたような場所に、ヒラメのエサとなる甲殻類や小魚など…ベイトが絡めば激アツ。ヒラメのいる可能性が格段にUPします。

誘い方について

続いては誘い方について。

普段、タイラバを使うことが多いです。スピニングタックルを使用して、少しキャストをして着底させてから、斜め上方向に上げてくるイメージ。

10回ほど早巻きして落とすを繰り返します。

ヒラメは捕食スイッチが入っている時だけ食ってくるので、常にヒットする訳ではありません。そういった点では、“シーバス”や“ヒラスズキ”に似ていますが、朝方や潮の変わり目など、タイミングが合った時に食ってきます。

その為、スイッチが入っている高活性の個体にシッカリ追わせて口を使わせる為にも、いつものタイラバより少し早巻きが重要なポイント！

デカイ個体特有の引きとは？

ヒラメならではのアタリ方として、マダイのように叩くアタリがあった後、重さだけが伝わりドラグが出ます。サイズが良い時は、根魚のように叩かず上がってきて再びドラグが出ますので、油断せず丁寧にやり取りをしてください。

使うルアーで差が出る

使用ルアーはタイラバだとザックリとお伝えしましたが…。

先日の釣行を含め、ここ最近良い思いをしているのが「海老ラバ」。低水温期や低活性時など…渋い時こそ助けてもらっています。リアルなフォルムと、エサやトレーラーワームの装着ありきで設計しているので、それらを装着しても本体とシッカリ馴染んでくれると共に、ワームもエサもホールド性バツグンという特長があります。

アクションもボトムを這っている海老のように、タイトな動きを演出。