皆さんこんにちは。シャウト!フィールドスタッフの池田夏樹です。
前回、「遠征の魅力」についてご紹介させていただきました。そこで今回は“実際に行った遠征の様子”をお届けしたいと思います。私は学生という立場を活かし、現在は最低でも2カ月に1度、多い時には月に2~3回ほど遠征に出かけています。今回紹介するのは、今年10月中旬に行ってきた八重山遠征です。

何が釣れる?何が狙える?八重山遠征


まず成田空港からLCCで石垣島へ向かいました。石垣島ではマングローブフィッシングとパヤオでのキハダ狙いが目的でしたが、滞在中はあいにくの荒天が続き、ほとんど出船できず……。パヤオは泣く泣く断念となりました。
それでも、滞在3日間のうち1日はマングローブに立ち込んでライトゲームを楽しめました。今回はミキユーとパシフィックターポンを本命にしていたのですが、狙いをつけていたポイントで一投目からターポンをキャッチ!


その後すぐにミキユーもヒット!

バラクーダやコトヒキなどマングローブらしい魚たちにも出会えて、時化で不完全燃焼ながらもしっかり満喫できました。



続いて高速船で西表島へ。こちらも時化の影響がありましたが、なんとか到着。2泊3日の滞在では「ビートロピカル」さんで、GTキャスティングとブレードジギングを楽しませてもらいました。

GTキャスティングは毎回悔しい思いをしてきたので今回は気合十分。しかし石垣に続いて時化気味で、浅場&近場のポイント中心に。最初の浅場ではカスミアジがヒットしましたが、船べりで無念のバラシ。その後も本命らしきバイト、サメのチェイス、ビッグベイトへのチェイスなど、迫力の胸が湧きたつシーンが続きました。また、浅場でのブレードジギングではアオチビキやスマガツオも顔を見せてくれて、あらためて八重山の海の豊かさを感じました。

八重山遠征のタックルについて
八重山遠征では、私は大きく2種類のタックルを持っていきます。1つは、時化でも短時間でも楽しめるマングローブ&ライトゲーム用タックル。そしてもう1つは GTキャスティング(兼・夜の大物ぶっこみ)用タックルです。
• ロッド: モンスターキス ハンターズ6×4S
• リール: ダイワ セルテート 4000CXH
• ライン: サンライン ベーシックPE 1.5~2号
• リーダー: フロロカーボン 25~30lb
南方の魚はサイズのわりにとにかく引きが強く、歯のある魚も多いので、ライト系と言っても強めのセッティングだと安心です。またマングローブではミスキャストやストラクチャー絡みも起こりやすく、また強引なファイトも避けられないため、4本撚りのPEと太めリーダーはマストだと思っています。
日焼け・虫除け対策に加え、ライフベストやフェルトピンスパイクなどの安全装備も忘れてはいけません。日焼け&虫除け対策として別記事でも紹介させて頂きましたが私は愛用の「オールシーズンネックゲイター」を使用しています。これは遠征では欠かせないアイテムです。

〈メイン〉
• ロッド:モンスターキス DearMonster GIGAS MGX-∞S
• リール:ダイワ 12キャタリナ 6500H
• ライン:よつあみ オッズポート 8号 300m
• リーダー:バリバス オーシャンレコード 170lb
〈ビッグベイト/ブレードジグ用〉
• ロッド:モンスターキス ハンターズ HT7/8
• リール:ダイワ タトゥーラ 400XH
• ライン:よつあみ オッズポート 8号
• リーダー:バリバス オーシャンレコード 120lb~150lb
• ルアー:ジョイント系ビッグベイト、ブレードショーテル 80〜120g
GT、キャスティング系のタックルについては、私はスピニングとベイトの2本立てで挑んでいます。ダイビングペンシル等通常のプラグや夜のぶっこみにはスピニングを使い、ジョイント系ビッグベイトやブレードジグにはベイトが好相性。特にブレードジグキャストではベイトの手返しの良さを感じています。
南方のブレードジギング

私が住んでいる東京湾のサワラのブレードジギングは、沈め切って高速巻きが基本。一方、南方の浅場でのブレードジギングは根がかりや根魚のヒットも多い釣りなので、カウントダウンして沈め切らず広範囲にストラクチャー絡みをテンポよく撃っていくのが効果的です。イメージとしてはボートシーバスで穴撃ちをしてルアーを沈めるような感覚に近いと思います。
また、PE8号+リーダー120lb以上の太糸を使うのは、万が一根がかった際でもブレードショーテルのフックを無理やり伸ばして回収しやすいため。フックが伸びるといっても魚には耐えるので環境負荷を減らしつつ、大型魚が来ても確実に仕留められるセッティングとして気に入っています。
今回の遠征ではパヤオのキハダとGTに関しては悔しい結果となり、次回に持ち越しとなりました。遠征では天候不良や不発など、思い通りにいかないことも多いものです。そんな中で私が大切にしているのは、ビッグベイトキャスティングなどの 「攻め」 と、ブレードジギングやマングローブフィッシング、万一には観光グルメなどの 「抑え」 と両方用意しておくことです。



皆さんも遠征へ行く際は、何か一つテーマや目標を決めつつ、不測時の保険も用意しておくと、きっと旅がもっと楽しくなるはずです!

























































