2025年にリリースされたロッドの中で、〝らしさ全開〟だなぁと思ったのが「アウトバック」。らしさ…テイルウォークらしさ。これまでも数多くのモバイルロッドをリリースしてきたテイルウォークだけに、1機種で4レングスに…というのは、これまで積み重ねてきたノウハウの、ひとつ完成系だったように思う。
とはいえ…こちらも忘れないでね。アウトバックビヨンド。
アウトバックビヨンド

「OUTBACK(アウトバック)」シリーズの中で、マルチピースではなく振出竿となっているのがアウトバックビヨンド。全5機種の展開で仕舞寸法48~50cmとコンパクト! もちろん振出なのでパーツを継ぐ…という手間要らずなのも利点。

| モデル | レングス(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | 適合ルアー(g) | ラインウエイト(lb) | 本体価格(JPY) |
| S514L | 5’1″ | 4 | 48 | 84 | max 16 | max 10 | 33,000 |
| S645L | 6’4″ | 5 | 49 | 98 | max 18 | max 12 | 34,000 |
| S756L | 7’5″ | 6 | 49 | 107 | max 21 | max 12 | 36,000 |
| S756ML | 7’5″ | 6 | 49 | 110 | max 25 | max 14 | 37,000 |
| S8107ML | 8’10” | 7 | 50 | 130 | max 28 | max 14 | 39,000 |
機動性と機能性
かくいうワタクシも、756MLを所有していたりしますが、アウトバックビヨンドは、モバイルロッドとしての「機動性」に加え「機能性」もしっかりしているのがお気に入り。
とはいえ、例えばですが専用のシーバスロッドを!とか、バッチリとエギングに!!とかであれば、それは専用ロッドを求めた方がよいかと思います。
アウトバックビヨンドは、超尖ったスペシャリストというよりは、1機種ごとにアレコレ大体こなせるマルチパーパスで、なおかつ利便性が高いところがウリ。

マルチパーパス=なんでも竿…となると、ちょっと性能面で心配となりがち。特に振出竿となると、そもそも投げるのが心配になったりするかもしれませんね。
このアウトバックビヨンドは、ホントにその面では心配ないですかね。アウトバックビヨンドに搭載されているガイドは「 Mobile-K」ガイド。fujiのモバイルロッド用に開発されたK仕様ガイドなのですが、トラブルなくホント気持ちよくラインが抜けていきます。恥ずかしながら、やっぱりガイドって大事なのね…と再認識しました。

あとは、やっぱり曲がりですね。なんというか…フシブシ感を感じさせません。素直に曲がる。綺麗に曲がる。ワンピースロッドと比べても遜色なく、しっかり追従するし、バットにもパワーあり。バットパワーに関しては、振出竿の構成上バット側が太くなることもあるのですがキッチリ引きをタメてくれます。

ちなみに、リールシートはTVSで、ありがちなゴッツいフィットしにくいリールシートと異なるのもイイ感じ。
ただ、気持~ち〝強めの張り感〟という印象もあります。S756MLでいうと、個人的なイメージでは硬めのMLな感じです。硬めのMLって何よ…って話ですが(笑)。ルアー表記も「max 25g」となっていますが、メタルジグの30~40gくらいも個人的には投げまくっています(自己責任で…)。なのでシーバス(ボートも)、ライトショアジギングもある程度のルアーでお任せできます。
エギングでもOKです。ただ、エギングには個人的にはやや強いかも!といった印象で、同レングスのLであるS756Lの方がマッチするのでは?と思っています。
結構、この2機種は分岐点になると思うのですが、ど真ん中の中のライト派ならL、ちょい強めならMLがオススメになるかなぁ…と。あとは繰り返しになりますが、気持ち強めのロッドであるとは思います。
ちなみに専用カバーが付属しますが、これがリールを取り付けたままでも収納可能だったりするので、ランガン派には何かと重宝しますよ!


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