「ラグゼ 宵姫 爽弐」 2026年春登場予定
ライトSWゲームブランド「宵姫」からリリースされ、ライトゲームの世界に“新たな基準”を提示した「宵姫 爽」が、さらにブラッシュアップし「宵姫 爽弐」として2026年春に登場予定だという。

「宵姫 爽弐」特設サイトはこちら
藤原真一郎と宵姫 爽弐
初代「宵姫 爽」は、手に取りやすい価格帯ながらも、軽量&高感度なブランク設計やチタンフレームSiCリングガイドの搭載など、良い意味で性能と価格がアンバランスなお得感盛り盛りなロッドであった。その爽を超えていく「爽弐」はどんなロッドなのか。

上記、特設サイトでは藤原真一郎さんの言葉が綴られている。そこから見えてくる事実をまとめていこう。
爽から刷新され、26春に登場を控える「爽弐」。まず、明確に分かりやすい進化ポイントのひとつとして、さらなる軽量化が挙げられる。


モデルにもよるが、具体的には約5g前後の軽量化を実現したという。そもそもが軽量リグやライトライン&タックルを使うのが前提となるライトゲームで、およそ5gの軽量化は軽視できない数字だという。
ラインテンションやリグの挙動など、具体的な軽量化は、これまで以上にわずかな変化を捉えることにつながるという。


また、さらにブランクには張り感を強く出した設計に。軽量化としゃっきりした設計で、微細な変化を捉え、操作面やフッキング面などで、さらにリニアにアングラーの意図に反応するようになっているそうだ。

ガイド設定はチタンフレーム・SiCリング。そのメリットは今さら説明するまでもないが、何よりこのご時世に「爽」のうれしいパーツマテリアルが「爽弐」にも踏襲されているのはありがたい。
オリジナル設計リールシート

モノとして「宵姫 爽弐」は、より軽く・さらにレスポンスも高くなっている。けれど、いつだってロッドを握るのはアングラーだ。
持てるポテンシャルをアングラーが感じられるよう、オリジナル設計のリールシートを搭載。
このオリジナルリールシートはコンパクトに握れて収まりよく、軽量感があり、なおかつグリップ&操作時の“手首・腕・ロッド”の連動を高めるそうだ。
アングラー自身の“操作”をロッドがきちんと受け止め、海中の微かな変化を“感知”という行為に変換してくれる…とある。

ソリッドティップのこだわり
「宵姫 爽弐」はシリーズ全体が ソリッドティップモデル となっている。

ソリッドのテーパー・長さ・太さなど、わずかな変化でライトゲームロッドの性格は大きく変わることから、数多くの調整を重ねてきたという。
中でも、53FL・63ULの線径を0.05mm細く設計し直したとあり、この“たった0.05mm”の違いがロッド全体の仕上がりに大きく影響してくるという。
スペック表記には表し切れない、各機種に最適化されたソリッドティップが搭載されている。
アジングの“今”を見据えて。追加された「69UL」にも注目

アジングシーンでは、各地でいわゆる“ギガアジ”狙いの釣り方が確立される一方、港湾奥の常夜灯下での豆アジゲームも根強い人気がある。
それに応じて使用するリグも多彩になり、なおかつ近距離・長距離だけでなく中距離での攻略が効果的なシーンも多くなっている。
藤原真一郎さんが、アジンガーに手の内に入れておいてもらいたいと感じているのが、中距離スプリットリグ。
「宵姫 爽弐」には「69UL」という追加ナンバーがあり、これは今改めて見直すべき、中距離スプリットリグ を視野に入れてラインナップされるという。ボトム付近をナチュラルに誘うには抜群の性能を発揮するというが、現在のアジングだからこそ、刺さる機種になりそうだ。

“プレミアムベーシックモデル”という位置づけ
近年のライトゲームシーンは、多様化が進んでいる。
「宵姫爽弐」はそれらをカバーするラインナップを誇り、なおかつ一本揃えれば安心できるライトゲームロッド。
同じく宵姫シリーズの「華 弐」の尖った性能を、“誰もが使いやすいようマイルドにチューニングしたのが爽 弐” という位置づけとしており、その性能は上位機種に肉薄するという。

特設サイトにも、ベーシックモデルではなく、プレミアムベーシックモデル…と「宵姫 爽弐」を形容しているが、これまさに。
アジもメバルも、シチュエーションもボーダーレスに
また、シリーズのメッセージのひとつとして「アジング専用ではない」という思想が掲げられている。

アジだけでなくメバルも、単に掛けor乗せというアプローチではなく、クロスオーバーする部分が多いのはライトゲーマーの多くが知るところだろう。
宵姫 爽弐は、アジングの枠を超えた“ライトゲーム全般の遊び方の可能性”を広げてくれるロッドとして提案されている。
「宵姫 爽弐」ラインナップ
宵姫 爽弐のラインナップは以下の通り。
刺激的な辛口派「53FL」

もっとも短く繊細で素直に入るティップは極めて細やかなラインテンション操作を可能にするモデル。自分からアジングを組み立てていける人に向けた少しスパイスの効いたモデルとなっています。
出典:gamakatsu
万人うけのナチュラリスト「58FL」

小さなアジの“チッ”“サラ”といった細かいアタリを拾い掛けにいける、まさに攻撃的な宵姫シリーズを代表する1本です。1g以下の軽量なジグヘッドでもキャストや操作がしやすくなっているので、より幅広いウェイトを1本で使いたい人に向けた、まさに王道の1本。
出典:gamakatsu
繊細系UL「63UL」

1〜3g程度と幅広いジグヘッドに対応し繊細で素直に入るティップは細やかなラインテンション操作を可能にしつつ潮流が絡むポイントなどラインに水圧がかかる状況でも使いやすい張りとパワーを備えています。
出典:gamakatsu
ULロッドの王道「69UL」

幅広いウエイトのジグ単に加え、中距離ゲームまでを1本で楽しめるロッドです。スプリットショット、マイクロジグ、マイクロプラグにも対応します。定番の610レングスから1インチのショート化により軽快感が増しています。
出典:gamakatsu
ライトゲームの申し子「73L」

ライトパワーの王道を行くモデルです。足場もほとんど選ぶことなく、このモデルだけでライトゲームを網羅的に楽しむことが出来ます。ソルトライトゲームを遊び尽くしたい方に。
出典:gamakatsu
アジングにとどまらない「78M」

フロートリグでのアプローチを得意とするモデル。遠投による沖のブレイク、シモリなどの攻略を想定したパワーに設定。その他メタルジグ、プラグ類など様々なルアーが扱えるルアーキャパシティーの広さがあります。10g程度のフロートをテンポよく打っていく釣りにも最適です。
出典:gamakatsu
| 品番 | タイプ | パワー | 標準全長(cm/ft) | 希望本体価格(円) | 標準自重(g) | 仕舞寸法(cm) | 使用材料(%) | 継数(本) | ルアーウエイト(g) | 適正ライン(PE/号) | 適正ライン(ナイロン/lb) | 先径(㎜) | グリップ長(㎜) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| S53FL-solid | スピニング | FL | 160(5’3″) | 26,000 | 42 | 85.0 | C99.5 G0.5 | 2 | 0.1~2 | 0.1~0.3 | 0.8~1.5 | 0.7 | 175 |
| S58FL-solid | 173(5’8″) | 26,500 | 44 | 91.0 | C99.5 G0.5 | 0.1~2.5 | 0.1~0.3 | 0.8~1.5 | 0.75 | 190 | |||
| S63UL-solid | UL | 190.5(6’3″) | 27,500 | 49 | 99.5 | C99.5 G0.5 | 0.1~4 | 0.1~0.3 | 0.8~2 | 0.75 | 205 | ||
| S69UL-solid | 206(6’9″) | 28,000 | 54 | 107.5 | C99.5 G0.5 | 0.1~5 | 0.1~0.3 | 0.8~2 | 0.8 | 215 | |||
| S73L-solid | L | 221(7’3″) | 28,500 | 56 | 115.5 | C99.5 G0.5 | 0.1~10 | 0.1~0.3 | 1~3 | 0.85 | 255 | ||
| S78M-solid | M | 234(7’8″) | 29,800 | 62 | 122.0 | C99.5 G0.5 | 0.7~16 | 0.2~0.5 | 1~4 | 0.9 | 290 |
そしてこれだけ注ぎ込み、3万円アンダーの価格。
騙されたと思って手に取ってほしいですね
そんな言葉も掲載されているが、個人的には初代「爽」を愛用しているだけに、気持ちよく騙されたい。
どのようなライトゲームシーンで存在感を発揮するのか。来年の登場を楽しみに待ちたい。





















































