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【これ…魔法の杖では?】仕舞寸法49cm以下で1機種4レングス可変。もう2本目いらない…か!?

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テイルウォークのモバイルロッドといえば「OUTBACK(アウトバック)」シリーズ。

今回は2025年にフルモデルチェンジを果たしたネクストジェネレーションのNEWアウトバックをご紹介!

アウトバック[25モデル]

1機種で4レングスに化ける“集大成モバイルロッド”ともいえる25アウトバック。テイルウォーク公式の言葉を借りるなら「無限の可能性を秘めたレングス可変式 超多用途モバイルロッド」

従来のアウトバックが持っていたモバイル性に、“1機種で複数レングス&パワーを担う”という要素が加わったのが25モデルだ。

バス、ソルト、トラウト…。使い方はアナタ次第!?

 

MODEL レングス(ft.in) 継数 仕舞寸法(cm) ロッド自重(g) ルアーウエイト(g) 適合ライン(PE) 価格(税別)
C60/71ML-P4.5 6’0″-7’1″ 4.5 49 155 max casting 25 / vertical 120 max 2 ¥29,000
C61/72M-P4.5 6’1″-7’2″ 4.5 49 162 max casting 35 / vertical 150 max 2.5 ¥30,000
S54/70L/SL-P5.5 5’4″-7’0″ 5.5 44 131 max 15 max 0.6 ¥30,000
S68/84ML-P6.5 6’8″-8’4″ 6.5 47 160 max 25 max 1.5 ¥33,000
S68/84M-P6.5 6’8″-8’4″ 6.5 47 178 max 35 max 2 ¥34,000
全機種仕舞寸法49cm以下

ベイト2機種・スピニング3機種の全5機種がラインナップされるアウトバックは、その仕舞寸法はすべて49cm以下。スーツケースやバックパックに収まる。

マルチピースながら、数多くのモバイルロッドを手掛けてきたテイルウォークらしい曲がりの不自然さがない仕上がりで、「とりあえず1本アウトバック持っていこう」でOKかつ、その〝とりあえずの1本〟でカバーする範囲が非常に広い。

ちなみにモバイル系のお供に、こんなバックパックの記事もよろしければ…。

釣りを仕事にする、メーカーSTAFFさん愛用の推しリュック

1本で「最大4レングス可変」

先述の通り、1機種で4レングスに可変するという最大の特徴。これは、「バリアブルバットセクション」と呼ばれるブランクセクションを取り付けるor取り外すことで長さ(とアクション)が調整可能になる仕組み。また、ベイトモデルには長短2種類のエンドキャップが付属する(エクステンションエンドキャップ)。

簡単にまとめると、ベイトモデルはセクションの「±」とエンドグリップの長短の組み合わせで、スピニングモデルはセクションの組み合わせで4種のレングスに可変する。

ちなみに、専用竿袋も付いているのがうれしい!

これを踏まえて各機種を見ていきましょう!

C60/71ML-P4.5

ベイトモデルのC60/71ML-P4.5は…。

MODEL 付属する全セクション エンドグリップ
C60/71ML-P4.5 #1,#2,#3,#3.5,#4 ショートとロング付属

この例でいうと、#3.5を取り付けるか取り外すかで2つのレングスに変化する。プラスアルファでエンドグリップのショートまたはロングの選択で2つのレングスに変化する。2×2で計4種のレングスになる。そして、それに応じて使用ルアーウエイトにも幅が出てくる。

レングスの種類 #3.5の使用 エンドグリップの種類 ルアーウエイト 魚種例
6’0″ なし ショート max20g バス・トラウト・ナマズ・ボートシーバス
6’5″ なし ロング バーチカル max120g ライトジギング(タチウオ/根魚/小型青物)・タイラバ
6’7″ 使用 ショート max23g バス・トラウト・ナマズ・ボートシーバス
7’1″ 使用 ロング max25g バス・トラウト・ナマズ・ボートシーバス

6’0”では、近距離でのバスで撃ちモノ、ナマズのほか湾内ボートシーバスなどに。狙った所にタイトに入れていきたい場合に取り回しのよさもグッド。

6’5”ではタチウオをはじめとしたライトジギングにマッチ。そのほかタイラバ、小型の青物狙いなどオフショアでライト寄りな万能系ロッドとなる。

6’7”や7’1”となれば、ミドルレングスともなり、飛距離もしっかりだしたいキャストをメインとしたバスやトラウト、ボートシーバスのミノーなどにも!

C61/72M-P4.5

続いてC61/72M-P4.5。

MODEL 付属する全セクション エンドグリップ
C61/72M-P4.5 #1,#2,#3,#3.5,#4 ショートとロング付属

レングスの種類 #3.5の使用 エンドグリップの種類 ルアーウエイト 魚種例
6’1″ なし ショート max30g バス・トラウト・ナマズ・ボートシーバス
6’6″ なし ロング バーチカル max150g ライトジギング(タチウオ/根魚/小型青物)・ディープタイラバ
6’8″ 使用 ショート max35g バス・トラウト・ナマズ・ボートシーバス
7’2″ 使用 ロング max35g バス・トラウト・ナマズ・ボートシーバス

こちらも6’1″レングスならキャスタビリティの高いピンを撃ちでバスやナマズ、ボートシーバスに。

エンドグリップEVAをロングに換装すれば6’6″のジギングスタイルに可変。「M」アクションがベースになっているので、MLよりももう少しウエイトをプラスできる。

6’8″や7’2″では、同様にキャストで飛距離がほしい時にも適していて、中量級ルアーへの対応力がアップ。

S54/70L/SL-P5.5

ここからはスピニングモデル。

まずはS54/70L/SL-P5.5から行きましょう!

MODEL 付属する全セクション
S54/70L/SL-P5.5 #1,#2,#3,#4,#4.5,#5

スピニングモデルに関しては、先にも述べた通りエクステンションエンドキャップ(ショートorロング)は付属しないが、セクションの組み合わせでレングスが可変。

S54/70L/SL-P5.5でいうと、#4と#4.5のセクションがカギで、この2セクションを「すべてつながない」「#4のみ接続」「#4.5のみ接続」「すべて接続」で4レングスとなる。

レングスの種類 使用しないセクション ルアーウエイト 魚種例
5’4″ #4と#4.5 max8g バス・トラウト・ボートシーバス
5’9″ #4 max10g バス・トラウト・ボートシーバス
6’8″ #4.5 max10g ショアシーバス・エギング・ワインド・ライトショアジギング・フラットフィッシュ
7’0″ なし
※すべて使用
max15g ショアソルトゲーム(アジ / メバル / チヌ / カマス etc…)・バス・ライトロック

こちらの機種は渓流、エリアでのトラウトやアジングやメバリングでのジグ単などで5’4”や5’9”といったレングスが活躍するハズ! 繊細なソリッドティップでバイトを感じ取る。

6’8”になればライトSWゲームの万能系となり、アジ・メバルのほかカマスやメッキにもグッド。7’0”になればライトプラッギングやチヌ、カサゴなどのライトロックフィッシュやもう少し飛距離がほしい時に最適。

S68/84ML-P6.5

続いてのスピニングモデルはS68/84ML-P6.5。

MODEL 付属する全セクション
S68/84ML-P6.5 #1,#2,#3,#4,#5,#5.5,#6

レングスの種類 使用しないセクション ルアーウエイト 魚種例
6’8″ #5と#5.5 max20g バス・トラウト・ボートシーバス
7’1″ #5 max22.5g バス・トラウト・ボートシーバス
8’0″ #5.5 max22.5g ショアシーバス・エギング・ワインド・ライトショアジギング・フラットフィッシュ
8’4″ なし
※すべて使用
max25g ショアシーバス・エギング・ワインド・ライトショアジギング・フラットフィッシュ

スピニングのど真ん中といえる機種で、バスやショア&ボートシーバス、エギングにライトショアジギング、ワインド、トラウトとFW・SW問わず活躍できる。

ど真ん中なMLのスピニング、なおかつ4つのレングスに可変するのだから1本持っておいて損はない機種。

S68/84M-P6.5

上記、S68/84ML-P6.5のさらに張りのある「M」モデルがS68/84M-P6.5。

MODEL 付属する全セクション
S68/84M-P6.5 #1,#2,#3,#4,#5,#5.5,#6

レングスの種類 使用しないセクション ルアーウエイト 魚種例
6’8″ #5と#5.5 max30g バス・トラウト・ボートシーバス
7’1″ #5 max32.5g バス・トラウト・ボートシーバス
8’0″ #5.5 max32.5g ショアシーバス・エギング・ワインド・ライトショアジギング・フラットフィッシュ
8’4″ なし
※すべて使用
max35g ショアシーバス・エギング・ワインド・ライトショアジギング・フラットフィッシュ

用途としても、MLモデルと近くなるが、使用できるウエイトがMLと比較し10gほどMAXウエイトでアップするので、もう少し重めのルアーを使ったり、張り感を活かした釣り方へのマッチングもよくなる。

とりあえずの1本が、とりえあずどころじゃない守備範囲

守備範囲イメージ

正直、かなりカバーする釣りが多くて一言でいうのは難しいんだけれど…。ざっくり以下のようなイメージ(あくまでイメージです)

C60/71ML:バス・トラウト~ライトジギング・タイラバ
C61/72M:バスややヘビー寄り~ライトジギング・ディープタイラバ
S54/70L/SL:渓流~エリア・アジング・ライトソルト
S68/84ML:バス~ショアシーバス・エギング・ライトショアジギング
S68/84M:ショアシーバス・ライトショアジギングなど、より強めのソルトまで

「今日はバス釣り、明日はジグでもシャクるか…」とか、「何か決めてないけど釣りに行きたい」とかですね。そんな釣り好きな皆さんに、気になる1本があるのでは?

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