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【池内修次の毎日イカ曜日】初心者さん必見!ティップランの基本を紹介!

連載:池内修次の毎日イカ曜日♪
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皆さん、こんにちは!デュエルの池内です。

今週も、アオリイカ情報はもちろんのこと、デュエル&ヨーヅリの最新情報をお伝えしたいと思いますのでよろしくお願いします!

さて、今週のイカ曜日は…! そろそろ各地で良い釣果が出ている「ティップラン」の基本を今一度、確認してみましょう!

池内 修次 (Shuji Ikeuchi) プロフィール

デュエルプロスタッフで、エギング界のスペシャリストの1人。エギング釣行回数は年間150日以上。 中層エギングをメインに多彩なシャクリパターンを使いこなし、両眼2.0というおっそろしいまでの視力でサイトフィッシングも得意とする、笑顔がステキな寝ても覚めてもエギング! なアツいオトコ。 WEB動画番組「スマイルエギング」にも出演中 https://www.youtube.com/watch?v=fXWFLBamzkQ https://www.lurenewsr.com/32671/

ティップランの基本を紹介!

北は北海道から、南は沖縄でも楽しまれている「ティップラン」 ですが、初めての方にはハードルが高く、やり方がわからないし、アタリもわからない…という話をよく耳にします。

ティップランをしている釣り友がいたら教えてもらえると思いますが、周りにいなければYouTubeやSNSで情報を調べて独学って方も多いはず。

私は、かなり昔、まだ「ティップラン」という言葉がない時に、三重県は引本の「エヌテックマリン」さんの中井船長に直々に教えていただき、今の自分があります。 今回は、私が皆さんにその釣りを噛み砕いてお伝えしたいと思います。

必要な道具やライフジャケット

まずは、道具やライフジャケットのことからお伝えします!

この「ティップラン」という釣りは、船からの釣りになります。遊漁船に予約して乗船する釣りです。

そのためにはまず、義務付けられている「自動膨張タイプのライフジャケット」の着用をしないと乗船することすらできません。 しかも、その自動膨張タイプのライフジャケットに「サクラマーク」といわれる桜花びらの形をしたマーク(はんこ)が押されたものに限ります。

写真を載せておきますので、自分のライフジャケットにちゃんとマークがついているかを確認してくださいね。

サクラマーク

船の上で履くシューズ

そして、足元ですが陸っぱりの延長と考えて「スパイク付き磯靴」は絶対に履かないでください。 船に傷をつけるのは当たり前ですが、船の上は非常に滑ります。磯ではないのでグリップはしません。

なので、滑らない長靴や釣具メーカーさんで販売されている船用の靴を履きましょう。 スニーカーは、滑るのと濡れてしまったら、不快感しか残らないのでご注意を。

服装は、陸より寒いと思っておいてください。ティップランは、潮の力や風の力を利用して船を流していく釣り方になりますので、これからの時期は特に寒いです。1、2枚は多く持っていくか着てくださいね。

ティップランの竿について

そして、いよいよ釣り道具になります。 順番に説明しますと…。

まず竿ですが、ティップラン専用の竿を使います。 長さは、人それぞれではありますが、初めてティップランをされるのであれば、長めの6フィート5インチくらいが使いやすいと思います。

ティップランがハマって楽しくなってくると、ショートロッドなどを選択することで、より一段と楽しむことができます。とりあえず最初は、長めの竿でウネリをかわせるLやMLくらいの柔らかさをチョイスしましょう。

ティップラン向けのリールとライン

リールは、陸っぱり用でも大丈夫ですが、私の場合は、誰よりも長くエギを海に入れておきたいので、ハイギアタイプのリールを使います。 ティップランは、比較的ポイント移動の多い釣りになりますので、釣れなければ船長はマイクで「はい上げてください」と言って全員の仕掛けをピックアップさせます。

その時に、最後までアクションさせることができ、アタリがなければ誰よりも速く巻き上げられるハイギアを使っています。 ですが、皆さんは普通のノーマルギアのリールを使ってもらって大丈夫です。

続いて、ラインですがこれも陸っぱりと同じくらいで大丈夫です。 しかし、0.8号だと少し太いと思いますので、できれば0.6号くらいが良いです。 太い糸だと、潮が速かったり、風が強く船が速く走ってしまうと、ラインに潮の抵抗がかかり釣りにならなかったりしますのでご注意を…。

リーダーも基本は陸っぱりと同じで大丈夫です。 私は、基本は2.5号を使いますが、潮や風が強いときは2号にし、長さは最低一ヒロ(1.5メートル)はとっています。

そしてエギの前につけるスナップも陸っぱりと同じもので大丈夫です。

ティップランで使うエギ

最後にエギですが、これからずっとティップランをするぞ! という方は、絶対に専用のティップランエギ(エビQ TR)をオススメします。

今回はお試しという方は陸っぱりのエギに装着できるシンカー(パタパタシンカー)が販売されていますので、水深や風、潮の速さを考えて重さの違うシンカーを何種類か買っておきましょう。

補足になりますが、パタパタシンカーは、タイプによっては合わない(アオリーQ 3DやエビQなどの目がでているタイプ)エギもありますのでご注意ください。

目安としては、水深が30メートルだったら、エギの総重量が35グラム〜40グラムくらいがオススメ。しかし、潮が速かったり風が強かったりすると、もっと重くしないと釣りにならないので気を付けて下さい。ティップランは、まず底をとらないと釣れない釣りなので、底を確認できる重さに合わせる必要があります。

なので、ティップラン専用のエギなら35〜40グラムくらいで様子を見て、軽そうならティップラン専用シンカー(クイックTRシンカー)10グラム〜40グラムをプラス装着。

陸っぱりのエギにシンカーをつけるタイプなら、DUELダートマスターなら19グラムなので、装着するシンカーは15グラム〜20グラム。 ちなみにパタパタシンカーは10グラム〜50グラムまで販売しています。 もちろん状況次第で前後することはご了承くださいね。

あとは、予備のエギやパタパタシンカー、クイックTRシンカーを持っていき、状況に合わせて細かくチェンジすることが釣果に繋がります。

もちろんですが、リーダーや手を拭くタオル、飲み物やご飯を入れておくクーラーもご用意くださいね。そして、酔い止めですが、私の場合「アネロン」を使っております。 乗船前の30分〜1時間前には飲んでおきましょう!

今週は、ティップランの乗船前の用意でしたが、来週はいよいよ予約から実釣編をお伝えします。 ぜひ、お見逃しなく…!

ではまた来週の毎日がイカ曜日をお楽しみに!

DUEL

1967年創業の老舗! 福岡県福岡市を拠点とするバス釣り&SW各魚種向けのルアー、エギ、フィッシングライン中心に手掛ける釣り具の総合メーカー。 デュエルの人気主要ブランドは3つ! 国内向けのルアーと釣り糸を主に扱う「デュエル(DUEL)」 主にイカ釣り製品と海外向けルアーを中心に扱う「ヨーヅリ(YO-ZURI)」 ラインやルアーを主に扱う「ハードコア(HARDCORE:釣糸、ルアー)」
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