
「エヴォルーツ」や「レヴォルーク」といった独創的なルアーを輩出してきたBLAZEYE(ブレイズアイ)。
代表を務めるのは「ヒデはやし」。ヒデさんといえば、全国各地を練り歩き、各地で得たものをフィードバックしたアイテムをリリースし続けている。
ブレイズアイ=ヒデはやし。そんなブレイズアイから、長きに渡って開発が進められてきたロッドが、いよいよベールを脱いだ。

XEQUEEN(ゼクイーン) 【ブレイズアイ】
そのロッド「XEQUEEN(ゼクイーン)」。
何用ロッドかと問われれば、ゼクイーンはゼクイーンというロッドであるとしかいえない。

ルアーでいえば小型ミノーからビッグベイトまで、魚種でいえばシーバスやヒラメ、青物…イトウ、タマン、さらには30kgクラスのオオニベやアカメまでを、XEQUEEN(ゼクイーン)1本で…。そんな懐の深すぎるロッドに仕上がっているという。
まずは、読むより視るが早い。スペックと併せてご覧頂きたい。

| 全長 | 自重 | パワー | 仕様 | アクション | 仕舞寸法 | ルアーウェイト | 最適ルアーウェイト | 適合ライン | 先径 | 元径 | リアグリップ長 | 価格(税込) |
| 11.1ft | 198g | MMH | 4本継 | 可変アクション(ファースト~ミディアム) | 900mm | 10~80g | 15~55g | 0.8~2.5号(pe) | 1.7mm | 15mm | 370mm | ¥99,000 |
ガイド:チタンフレーム/SiC
リールシート:DPS18
購入は公式オンラインストア限定
なお、ブレイズアイストアーズ限定生産のコンセプトモデルリミテッドとなっている。ちなみに第一弾受注は即「SOLD OUT」。だが諦めるのはまだ早い!
現在、二次受付が開始されている(2025年12月12日 22:00まで)。
https://blazeye.stores.jp/items/68dfa622d49326c8d02c9789
ヒデはやしのismが感じられる超万能性
では「ゼクイーン」がどういったロッドであるかを駆け足でご紹介したい。先にも触れた通り、ゼクイーンはゼクイーンというジャンルといえる。

強引にカテゴライズするならばシーバスロッドといえるだろうか。元々ヒデさんは、シーバスロッドによる限界領域を数々突破してきた。その具現化といえるゼクイーンゆえに、シーバスロッドでありながらジャンルを超えたロッドといえるだろう。このあたりはヒデismの集大成といえるかもしれない。
11.1ftのレングス、そのマテリアルには8種が含まれる(東レ製)。

24tカーボン(4軸カーボン)、30tカーボン 、T1100G、M40X 、40tカーボン、55tナノカーボン 、60tカーボン 、アラミド繊維…。



各セクションに役割を持たせ、なおかつそれがひとつにまとまる。
サラッと書き進めてしまったが、「60t」という聞いたことのない超高弾性カーボンまで採用しているのだから驚きだ。
24~60tカーボン、T1100G、M40X…アラミド。それらを緻密に組み合わせたことで生まれる圧倒的な懐の広さ。だから、あまりに広い守備範囲を持つロッドへと仕上がった。
11フィートを感じさせない振り抜き感、抜群の飛距離、投げた先でもルアーの存在を明確に感じる感度、掛かればあまりにも自然に寄せられるリフト力。それらがひとつに融合。
ただし、ひとつのブランクスに集約するのは並大抵の技術では不可能だ。そこにG-TECの技術『MAGNUS製法』。
G-TECといえば、その代表はトモ清水さん。ご存じの方も多いとは思うが、「ヒデはやし × トモ清水」の関係性は深い。
ヒデさんが過去にトモ清水さんについて「あの人のカーボンマニアぶりには舌を巻く」と語っていたのを思い出す。
「ヒデはやし」が理想とするブランクス構成を、G-TECの技術「MAGNUS製法」が完成に至らせた。
柔軟性・追従性があるのに、操作時には張りがありルアーのレスポンスが高い。では硬いのか…と言われれば、魚を掛ければ必要な分だけ粘る。それでいて不用意に曲がり過ぎない。

つまりは、アングラーが「この時はロッドにこうあってほしい」という理想、アングラーの意志が反映されるかのごとき、まるで生き物のようなロッドなのだ。
そして操作性の高さをアシストするパーツも随所に。フロントグリップにはリトリーブ時に指を掛けやすい仕様となっていて、なおかつこれが交換可能。

グリップはキャスト時に力を入れやすい形状であり、ショートグリップ化されることでウエーディング時などでもコンパクトに振り抜ける。長時間キャストし続ければ続けるほどに、その快適性に違いを感じられる。

そしてなんと…4ピース
そして、ここまで読んで気付いた方も多いことだろう。ブランクスごとに役割を持たせ、それをひとつに集約したゼクイーンはなんと4ピースのモバイルロッドだ。



△専用セミハードロッドケース(100mm×65mm×970mm)やオリジナルドッグタグが付属する
そりゃあ…こんなロッドなら、国内外さまざまなフィールドへ連れ出したくなるではないか。
この手のロッドはどうしても強度面を重視し、携行性には欠けるものが多い。ゼクイーンは、「ゼクイーンが活きるフィールド、ターゲット」を想定してモバイル化しているのがホントにありがたい。言い換えるとマルチピース化されていることを武器に、セクションそれぞれに必要なマテリアルを配している。

そのロッド…前代未聞
XEQUEEN(ゼクイーン)。
そのロッド、あまりにも前代未聞。
その世界を感じたい皆さん…お早めに(笑)。






























































