秋本番、釣って楽しく、食べて美味しいサワラキャスティングゲームに「ヤミつき」になっている人も多いはず。そんな秋のサワラゲームをさらに熱くする一手となるのが、テイルウォークの「ヤミージグTG」。特にベイトが小さく攻略しがいのある状況でこそ、真価を発揮してくれるジグだ。
ヤミージグTG 【テイルウォーク】
このジグの性能を支えているのが、高比重素材のタングステンを採用したボディ。鉛と比べて同じ重さでもグッと小さく作れるのがタングステンの強み。セレクティブなサワラが捕食している極小ベイトに、ルアーのシルエットをしっかり合わせ込むことができる。
ナブラのど真ん中を通しても無視される…そんな悔しい場面でこそ、このコンパクトさが威力を発揮する。まさに「喰わせのシルエット」。
ウエイト (g) | 全長(mm) | 価格(税別) |
30 | 56 | 1,700円 |
45 | 65 | 2,100円 |
60 | 68 | 2,400円 |
80 | 74 | 3,100円 |
100 | 80 | 3,600円 |
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バイトを誘発する魔性の「極小ブレード」
喰わせの性能をもう一段階引き上げているのが、リアに搭載された極小ブレード。タダ巻きするだけでブレードが回転し、その波動とフラッシングでターゲットの側線を強く刺激。
30g・45g・60gには、全長19mmのウィローブレードを搭載。注目したいのが、スイベルを介して接続されている点。これによってフックの余計な動きが抑えられ、ブレードだけが安定してクルクルと回転し、ターゲットを誘い続ける。
さらに、シルバー系ボディにはゴールドブレード、ゴールド系ボディにはシルバーブレードを標準装備。この色の組み合わせによる明滅効果で、ターゲットの捕食本能を刺激する設計となっている。
一方、深めのレンジを攻める80gと100gには、しっかり水を掴んでアピールするコロラドブレード(全長17mm)を装着。小さいながら、その存在感は抜群。
サワラ狙いの「高速巻き」でも破綻しない安定姿勢
サワラキャスティングの基本アクションといえば、高速リトリーブ。ヤミージグTGは、リアにブレードの抵抗がありながらも、高速で巻いてもバランスを崩さない設計。その秘密は、少し大きめに設計された真円のフロントアイとこだわりの重心設計。
真円のフロントアイによってブレードの回転に負けることなく、矢のように真っ直ぐスイミング。またセンターの腹部寄りに重心が設定されているため、リトリーブ時に姿勢を崩しにくく、高速巻きでもボディをロールさせながら誘うことができる。
「カツッ…」と触るだけの、もどかしいショートバイト。ヤミージグTGは、そんな一瞬のチャンスをモノにするための工夫がフックにも施されている。
アシストフックのティンセルは、あえて5〜6本と少量に。これにより、ターゲットが軽く吸い込んだだけでも、フックが口の中へスムーズに入るよう設計されている。
さらに釣果を伸ばす一手!サワラブレードチューン
ヤミージグTGは、標準仕様でも十分な実力を発揮するが、対サワラに特化させたブレードチューンも有効。チューニングは至ってシンプルで、フロントフックを外し、リアフックを太軸のシングルフック&コロラドブレード仕様のものに交換するだけ。市販されているサワラ用のブレードフックを使えば、誰でも手軽に試すことができる。
基本は30g、少しレンジが深い場合は45g、60gと使い分けるのがオススメ。カラーはイワシ系やグリーンゴールド系、シルバー系といった定番カラーが特に好反応。サワラを狙う場合は、ぜひ試してみてほしい。

テイルウォークスタッフの種村 遥さん、ヤミージグTGサワラブレードチューンで良型サワラをゲット!出典:X「@tane_tailwalk53」
カラーラインナップ
リアルなベイトフィッシュカラーから、マヅメ時や濁り潮で実績の高いゴールド系、そしてアピール力重視のグロー系まで、状況に応じて選べる全8色展開。
「誰でもカンタンに釣れるジグが欲しい!」というコンセプトから生まれたヤミージグTG。そのコンパクトな形はサワラはもちろん、タチウオや根魚など、色々なターゲットに応用可能。釣りの戦略の幅を広げたい方は試してみてはいかがだろうか。
