秋、色々な魚が釣れますよね。そして美味しい。そんな秋、いつもとはちょっと違う食べ方をしてみたい、せっかく釣れたから、普段はリリースする魚も食べてみたい…そんな方に試して欲しいレシピがあるんです。
ちなみにフランス料理…!ボンジュール!
ちょっと前にフランスに住んでいた記者。そこでホストマザーに教えてもらった料理が、「これ、日本でもいけそう」ってことで紹介。フランス料理と聞いてオシャレな料理を想像された方、ごめんなさい。オシャレというよりワイルド、そしてシンプルなレシピ。その名も…
Vieille au four (ヴィエイユ オ フール)

ワイルドな見た目
ちょっと読みづらいこのレシピ「Vieille au four」、読み方は「ヴィエイユ オ フール」、意味はオーブン焼きの老人…。怖い料理ではないです。実は「老人」という名前の魚。日本でいう「オジサン」みたいな感じでしょうか。
ではどんな魚なのか、釣り人なら知っているあの魚。「Vieille」ヴィエイユ…ベイユ…ベユ…そうベラ!ベラを使ったフランス料理なんです。

日本で釣れるベラ
日本ではあまり好まれないベラ。釣れてもそのままリリースしてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、自分が住んでいたフランスの港町では割とポピュラーな魚。釣り人も狙いますし、普通に市場に売っています。
日本とは少し違う見た目で、サイズもちょっと大きい気がしますが、ベラはベラ。食べてみると淡白で白身の美味しい魚なんです。
ちなみにルアーゲームの良いターゲット。引きも強く、バスとかロックフィッシュに近いような感じでした。

フランスのベラ
レシピ自体はシンプル。
1.頭を残して内臓を取る
2.お腹に刻んだトマト、玉ねぎ、ハーブなど香草を入れる(ちょっと溢れるくらいでもOK)
3.オリーブオイルと塩コショウを振りかける
4.じっくりオーブンなどで焼く
以上。
これでフランス料理の完成。ただの焼き魚じゃないか?…いいえ、フランスの料理だからフランス料理です。
ハーブを入れることで、魚の臭みが消えて、素材を楽しむ系のシンプルな料理。中身はガーリックやネギ、ニンジン、レモンなどお好みで変えても美味しそう。
ベラはもちろん、いろんな魚でもいけそうな気がします。ぜひ試してみてくださいね!ボナペティ!
