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【月下美人MXアジングって…】スタンダードロッドを超えるNEWスタンダード

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ダイワ・フィールドテスターの渡邉長士さんが、ポテンシャル激ヤバなフィールド「遠州サーフ」で、35cmを優に超える圧巻のサイズを筆頭にナイスサイズを連打。

 

不思議なもので、ここにいると尺くらいのアジが釣れても〝あら?カワイイ!?〟なんて。遠州サーフではかわいいサイズとはいえ、記者の日常アジングだったら大喜びしているだろうな…と思うサイズ。人の意識とはまぁ罪深いものだ(笑)。

月下美人MXアジングで渡邉長士がサーフ攻略

さて、そんなサーフアジングで渡邉さんが用いたロッドが月下美人MXアジング。サーフということで、シリーズ最長レングスの711ML-Sで攻略していった。

MXがモデルチェンジ

この「月下美人MXアジング」は「月下美人MX」とともにモデルチェンジを果たし、ブラッシュアップされて今年リリース。

MXというグレードはいわゆるスタンダードクラスにあたる。ショア用の月下美人ロッドをザックリまとめたのが以下の表(※月下美人には各種ボートアジング用ロッドもあるが、ここでは割愛)。

アイテム メーカー希望本体価格
月下美人EX 66,000~72,000円
月下美人AIR 48,500~53,500円
月下美人MXアジング(2025秋リリース) 37,000~43,000円
月下美人MX(2025秋リリース) 39,500~43,500円
月下美人MXモバイル 35,300~39,300円
月下美人 AJING 15,500~18,000円
月下美人 (メバルモデル) 16,700~18,300円

お伝えしたいのは、25MXは…正直お得でアツいということ。上位グレードのパーツマテリアルの採用、さらにはMXが初搭載となるパーツもあったり…。

今回は「月下美人MXアジング」について駆け足でご紹介していきましょう!

モデルチェンジしたMXから初搭載だと…!?

△こちらは月下美人 MX AJING 55L-S

まずは簡単に月下美人MXアジングのスペックから。

全7機種の内、4機種が5.5ft以下(410UL-S、48L-S、54L-T、55L-S)とショートレングス。近距離を繊細に、ジグ単を軸にした展開にマッチするはずだ。残りの3機種が64UL-S、66L-S、711ML-S。パワー、レングスともにバリエーションがあり、状況に応じて、距離に応じてセレクトできる隙のない陣容。そして、先述の通り、渡邉さんが今回実釣で使用したのが711ML-Sだ。

アイテム 全長(m) 継数 仕舞寸法(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) ルアー重量(g) 適合ライン ナイロン (lb.) 適合ライン PE(号) カーボン含有率(%) メーカー希望本体価格(円)
月下美人 MX AJING 410UL-S 1.47 2 77 48 0.7/6.9 0.3~5 1~3 0.1~0.3 97 37,000
月下美人 MX AJING 48L-S 1.42 2 75 49 0.7/6.9 0.5~8 1.5~4 0.1~0.4 97 37,500
月下美人 MX AJING 54L-T 1.63 2 85 50 1.1/7.4 0.5~8 1.5~4 0.1~0.4 97 38,000
月下美人 MX AJING 55L-S 1.65 2 86 52 0.7/7.4 0.5~8 1.5~4 0.1~0.4 98 38,500
月下美人 MX AJING 64UL-S 1.93 2 100 55 0.7/8.4 0.3~5 1~3 0.1~0.3 97 38,500
月下美人 MX AJING 66L-S 1.98 2 103 60 0.7/8.4 0.5~8 1.5~4 0.1~0.4 98 39,500

月下美人 MX AJING 711ML-S

2.41 2 124 79 0.8/10.4 1.5~10 1.5~5 0.15~0.5 98 43,000
カーボンモノコックリアグリップ

まず、シリーズ共通で搭載された視線を奪うのパーツが、月下美人シリーズ初搭載となった「カーボンモノコックリアグリップ」。

本物の平織カーボンが放つデザインがカッコいい(笑)。それはさておき、カーボンモノコックリアグリップがもたらすのは感度。グリップエンドにかけてのホーン形状は、水中情報を反響・増幅させる。

さらには、これまで上位機種に採用されていた「ゼロシート コンパクトフィット」が25MXから搭載されることに。

リールシートの存在すら感じさせないようなフィット感は軽さをもたらす。感度を求めるライトSWゲームには欠かせないパーツといえる。

実際に手にした時の軽さ

反響感度をさらに得ることに成功したカーボンモノコックリアグリップだが、やっぱりちょっと重そうに見えるのも事実!?写真は前作との比較だ。

△モデルチェンジした月下美人MXアジング㊤と前作㊦

実際のところ、リアグリップという視点で見るとわずかながら重くなってはいるそうだ。

ちなみに前作の月下美人MXアジングの55XUL-Sは自重46g、25月下美人 MX アジングの55L-Sは自重52g。もちろんアクションも違うので単純比較はできないが、やや重くなっているのは事実。

先重りしない

しかし、ガイド径が違う。

△月下美人MXアジングのトップガイド。写真左が前作、右がモデルチェンジした25月下美人MXアジングだ。径が小型化されているのが分かる

△前作㊧と25月下美人MXアジング㊨

ガイド径は小口径化。つまり、先が軽くなり手元重心に。スペック上の自重では計れない、実際に手にした時の軽さにフォーカスしている。むしろ繊細なアクション時のレスポンス、操作性はよりシャープに感じられるという。

711ML-Sという飛び道具

それでは今回の遠州サーフ攻略で渡邉さんが使用した711ML-Sとはどんな存在なのだろう。

遠投系のスペシャリスト。遠くのバイトを捉える感度は25月下美人MXアジングらしさか。なおかつザッバザバ(笑)なフィールド状況の中、デカアジ相手でも余裕のあるトルク。

アジングを楽しむ方で、堤防や漁港などをジグ単メインにしている方は実際に多いと思う。けれど、こうした大型アジを狙って釣る場合に、キャロ・フロート・ダウンショットなどで確実に飛ばせて、なおかつ投げた先での操作感や感度、掛けてからの安心感は711ML-Sならでは。

皆さんのアジングを広げてくれる機種として、注目してみてはいかが?

ダイワ公式「月下美人MXアジング」詳細ページはこちら

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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