東京都在住のヴァンフック フィールドモニター 猿田敏弘(さるた としひろ)です。
サワラのブレードジグ用として、発売後すぐに使い始めたヴァンフック「ブレードワークス システムパーツダブル」。
これに交換後は、これまで使っていたシングルフックに比べて明らかにフッキング率が向上しました。
フックはもちろん、スプリットリングも強度は十分!
ブレードゲームにおけるストレスが大幅に少なくなり、手持ちのジグはすべて交換するほど気に入りました。
そんな絶大な信頼を寄せるダブルフックなのですが、必ずしも万能ではない…という興味深い話を最近聞きました。
今回はダブルフックとシングルフック、それぞれがハマる状況を紐解いていこうと思います。
私が通っているのは東京の江戸川から出船している「なぶらフィッシング」。
サワラはもちろんタイラバにも精通しており、現在は岡元船長と中村船長の2人体制で営業されてます。
中村船長の影響か、女性アングラーが多いのが特徴的。
両船長ともダブルフックの有効性を理解されており、実際船中での使用率も高かったのですが、女性やビギナーにバラしが多いことに気付いたそうです。
共通するのは、アワセが少し弱いということ。
しっかりハリ掛かりさせると非常にバレにくいダブルフックですが、当然ながら2本の針を貫通させねばなりません。
ドラグを強めに締めて、しっかりとしたフッキングをすることがダブルフックを活かすポイントとなります。
巻きアワセの力加減に不安のあるアングラーは、貫通力の高いシングルフックを使う方が、トータルキャッチ数は増える場合が多いそうです。
なおシングルで魚を掛けると、負荷が一点に集中するので口切れしやすく、少しドラグを緩めに設定することをおすすめします。
まとめると
- 口切れしやすいけど、刺さりやすいシングルフック
- フッキングパワーは必要ですが、バラしにくいダブルフック
という感じです。
昨今、ダブルフックのメリットがフォーカスされがちなサワラ釣り界隈ですが、シングルフックの貫通力も見逃せない…というお話でした。