秋、いよいよシーバス釣りのハイシーズン。ベイトは豊富、魚の活性も高い…はずなのに、なぜかショートバイトで終わったり、ルアーを見切られたり。
そんな悩ましい状況で釣果を分けるのが、ルアーの「使い分け」という引き出しの多さ。
そこで注目したいのが、エクリプスの「パワースライト85」シリーズ。このルアーは、スレさせない“微細動”で多くのアングラーから支持された名作バイブレーション「スライトエッジ」の血統を受け継ぎ、現代のフィールドに必須の「圧倒的な遠投性能」をプラスしたモデルです。
そして、さらにアピール力を強化した「パワースライト85 ハイビート」も存在します。見た目はそっくりなこの兄弟ルアーですが、実は異なる役割を持っています。「飛距離と微細動」のオリジナルと、「アピールと強波動」のハイビート。この2つの使い分けをマスターすれば、秋の攻略の幅がグッと広がるはず。そのキモを見ていきましょう。
出典:エクリプス公式
22グラムのオリジナルモデルは、誰が投げても安定した飛行姿勢でカッ飛んでいくのが魅力。これまで届かなかった沖のブレイクを射程に収める、まさに「飛距離は正義」を体現。
アクションは名作スライトエッジ譲りの「微細動」。一般的な強波動とは一線を画すタイトな動きが、スレたシーバスに過度な警戒心を与えません。遠投力を武器に広範囲をサーチできる、オープンエリアの基軸となる一本です。
Length | Weight | Hook | Ring | Price |
85mm | 22g | GamakatsuSP-MH#5 | #3 | ¥1,738(税込) |
エクリプス公式「パワースライト85」詳細ページはこちら
出典:エクリプス公式
オリジナルとの違いは、ウェイトバランス変更による「明確で力強い波動」。19グラムのウェイトで中低速リトリーブでもしっかりアクションし、広範囲にアピールします。ナイトゲームや濁り潮など、ルアーの存在に気づかせたい状況で真価を発揮。
特に、流れが当たるストラクチャー周りでやる気のある魚を狙うのに最適。タダ巻きでアプローチできる手軽さが魅力ですが、アピール力が強いため、短期決戦を意識するのがキモです。

エクリプス フィールドスタッフの迫貴行さん、ストラクチャー周りを狙ってやる気のある個体をキャッチ!出典:Instagram「@sakotakayuki」
Length | Weight | Hook | Ring | Price |
85mm | 19g | GamakatsuSP-MH#5 | #3 | ¥1,738(税込) |
エクリプス公式「パワースライト85 ハイビート」詳細ページはこちら
この個性の違う2本は、フィールドの状況に応じて明確に使い分けることができます。
モデル | 得意な場所 | 流れの速さ | 波動の質 | 得意な攻め方 |
パワースライト85(22g) | 遠投が求められるサーフや大規模河川 | 速い流れでも浮き上がりにくくレンジをキープ | 微細動でスレた魚に効く | 早巻きのリアクション狙い(デイゲーム) |
パワースライト85 ハイビート(19g) | アピールが重要な港湾部や運河 | 緩い流れでもしっかり泳ぎ、力強くアピール | 強波動で広範囲の魚や低活性な魚に気づかせる | スローにじっくり見せる釣り(ナイトゲーム) |
秋のハイシーズンから冬の低水温期まで、シーバスの状況は刻々と変化します。この2つの「パワースライト」を使い分けることで、攻略の幅が大きく広がるはずです。