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今、この釣りが面白い!ボートからのジグ単アジング【田中良樹YOSHIKI流】

寄稿:田中良樹
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田中 良樹(Yoshiki Tanaka)

2025年から、ダイワSWライトゲームブランド『月下美人』のテスターを務めさせていただくことになりました、“YOSHIKI”こと田中良樹です。 関西エリア拠点に様々なルアーターゲットを追い求めている現場型アングラー! 中でも最も得意とするのがアジング! 2025年1月よりダイワSWライトゲームブランド月下美人のフィールドテスターを務める。

ダイワ月下美人テスターの“YOSHIKI”こと、田中良樹です。

私は普段はショア(陸)からのアジングをメインに楽しんでいるのですが…そんな私がここ数年ハマっているのが、ボートからのジグ単アジング。 今回は、その魅力や楽しみ方、そしておすすめのタックルについてご紹介していきます!

ボートからのジグ単ゲーム

ボートからのジグ単アジングは、基本的な釣り方はショアからのジグ単と大きく変わりません。 しかし、ボートならではの面白さや違いがいくつかあります。

特に異なるのは以下の3点です。

· 水深
· 船の動き
· タックルバランス

この3点を中心に解説していきます。

水深

ショアからのジグ単では、水深10メートル前後が一般的かと思いますが、 ボートから狙う場合は浅くて5メートル、深いところでは25メートルほどの水深になることが多いです。

そのため、使用するジグヘッドのウェイトもショアより重めになります。 私の場合は、軽くて1.5g、重いときは5gまで使うことも。

基本的には2〜3gをメインに使っていますが、潮の流れが速い、風が強いなどの状況によって重さを調整。 逆に、中層や表層にアジが浮いているときは軽くして使い分けています。

船の動き

ボートジグ単で最も難しいのが、船の動きへの対応です。

ショアでは足場が安定しているため、一定のリズムで釣りができますが、 ボートでは風向きや潮の流れによって、船が前後左右に揺れたり、流されたりします。

そのため、釣りのパターンが変わりやすく、 とくに波があるときは上下の揺れも加わるため、慣れていないとアタリが取りづらくなります。周りは釣れているのに自分だけ釣れない…ということもあるかもしれません。

タックルバランス

上記のように、ボートでのアプローチにはショアとは異なる対応が必要です。 そのため、ボートに最適なタックルを選ぶことで、より快適に釣りが楽しめます。

私の場合、5〜6フィート前後で、張りのあるロッドを使用しています。水深が深く、ジグヘッドも重くなるので、アタリを明確に感じて、しっかりフッキングできることが重要です。

また、使用するラインもショア用よりやや強めがおすすめです。

YOSHIKIおすすめ!ボートジグ単攻略タックル

ここからは、私が実際に使用しているタックルやルアーをご紹介します!

ロッド

ロッドは、リニューアルされた「25月下美人 MX」シリーズから選んだモデル「25月下美人 MX 55L–S」です。

55L–Sはボートのどの立ち位置からでも投げやすく、操作性に優れたレングス。L(ライト)クラスの中でも特に張りが強く、感度も抜群です。 2〜3gのジグ単で、水深10メートル以上のポイントでもしっかりフッキングできます。

リール

ボートでは風や潮の影響で船が常に動くため、巻きアワセが有効になります。 また、深場へのアプローチや回収の効率も考えると、ハイギアモデルが非常に重要です。

・「セルテート FC LT2000S-H」:アジ以外の大型ターゲットも視野に入れたセッティング
・「ルビアス ST SF2500SS-H」:アジメインの軽快なゲーム展開に最適

今年は状況に応じて、この2台を使い分けています。

ライン

ボートでのジグ単アジングには「月下美人 TYPE-E 白」の0.35~0.4号を使用しています。

PEライン(0.2〜0.3号)も使えますが、PEは浮きやすいため、 水に沈みやすく、テンション管理がしやすいエステルラインを好んで使っています。「月下美人 TYPE-E 白」は視認性の高いソリッドホワイトカラーで、 ボートのライトや常夜灯の周りを攻めるときにも使いやすいです。

リーダーには「月下美人フロロリーダー」の1.2~1.5号を使用しています。

ジグヘッド

ボートジグ単では、タングステン製ジグヘッドがおすすめです。主に「月下美人アジングジグヘッドTG」を使用していて、小型シルエットでフォール姿勢も良く、非常に使いやすいジグヘッドです。

ワーム

ワームは「月下美人 アジングビーム バチコンカスタム」の2.3inch・2.8inchをメインに使用。さらに2025年新登場の「月下美人 アジングビーム バチコンカスタム MID」も、今後の新戦力として期待しています。

まとめ

今回は、私がここ数年ハマっているボートからのジグ単アジングについてご紹介しました。

アジは釣って楽しく、食べて美味しい最高のターゲット。 とはいえ、ボートだからといって簡単に釣れるわけではありません。

実際、今回の釣行もかなり渋くて苦戦しました。 ですが、パターンがハマれば船内で100匹以上釣れることもよくあるのが、この釣りの面白いところ。

基本的にはショア用のタックルを少しボート用に調整するだけでOKなので、 ぜひ皆さんも一度チャレンジしてみてください!

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