ダイワ月下美人テスターの“YOSHIKI”こと、田中良樹です。
私は普段はショア(陸)からのアジングをメインに楽しんでいるのですが…そんな私がここ数年ハマっているのが、ボートからのジグ単アジング。 今回は、その魅力や楽しみ方、そしておすすめのタックルについてご紹介していきます!
ボートからのジグ単ゲーム
ボートからのジグ単アジングは、基本的な釣り方はショアからのジグ単と大きく変わりません。 しかし、ボートならではの面白さや違いがいくつかあります。
特に異なるのは以下の3点です。
· 水深
· 船の動き
· タックルバランス
この3点を中心に解説していきます。
ショアからのジグ単では、水深10メートル前後が一般的かと思いますが、 ボートから狙う場合は浅くて5メートル、深いところでは25メートルほどの水深になることが多いです。
そのため、使用するジグヘッドのウェイトもショアより重めになります。 私の場合は、軽くて1.5g、重いときは5gまで使うことも。
基本的には2〜3gをメインに使っていますが、潮の流れが速い、風が強いなどの状況によって重さを調整。 逆に、中層や表層にアジが浮いているときは軽くして使い分けています。
ボートジグ単で最も難しいのが、船の動きへの対応です。
ショアでは足場が安定しているため、一定のリズムで釣りができますが、 ボートでは風向きや潮の流れによって、船が前後左右に揺れたり、流されたりします。
そのため、釣りのパターンが変わりやすく、 とくに波があるときは上下の揺れも加わるため、慣れていないとアタリが取りづらくなります。周りは釣れているのに自分だけ釣れない…ということもあるかもしれません。
上記のように、ボートでのアプローチにはショアとは異なる対応が必要です。 そのため、ボートに最適なタックルを選ぶことで、より快適に釣りが楽しめます。
私の場合、5〜6フィート前後で、張りのあるロッドを使用しています。水深が深く、ジグヘッドも重くなるので、アタリを明確に感じて、しっかりフッキングできることが重要です。
また、使用するラインもショア用よりやや強めがおすすめです。
YOSHIKIおすすめ!ボートジグ単攻略タックル
ここからは、私が実際に使用しているタックルやルアーをご紹介します!
ロッドは、リニューアルされた「25月下美人 MX」シリーズから選んだモデル「25月下美人 MX 55L–S」です。
55L–Sはボートのどの立ち位置からでも投げやすく、操作性に優れたレングス。L(ライト)クラスの中でも特に張りが強く、感度も抜群です。 2〜3gのジグ単で、水深10メートル以上のポイントでもしっかりフッキングできます。
ボートでは風や潮の影響で船が常に動くため、巻きアワセが有効になります。 また、深場へのアプローチや回収の効率も考えると、ハイギアモデルが非常に重要です。
・「セルテート FC LT2000S-H」:アジ以外の大型ターゲットも視野に入れたセッティング
・「ルビアス ST SF2500SS-H」:アジメインの軽快なゲーム展開に最適
今年は状況に応じて、この2台を使い分けています。
ボートでのジグ単アジングには「月下美人 TYPE-E 白」の0.35~0.4号を使用しています。
PEライン(0.2〜0.3号)も使えますが、PEは浮きやすいため、 水に沈みやすく、テンション管理がしやすいエステルラインを好んで使っています。「月下美人 TYPE-E 白」は視認性の高いソリッドホワイトカラーで、 ボートのライトや常夜灯の周りを攻めるときにも使いやすいです。
リーダーには「月下美人フロロリーダー」の1.2~1.5号を使用しています。
ボートジグ単では、タングステン製ジグヘッドがおすすめです。主に「月下美人アジングジグヘッドTG」を使用していて、小型シルエットでフォール姿勢も良く、非常に使いやすいジグヘッドです。
ワームは「月下美人 アジングビーム バチコンカスタム」の2.3inch・2.8inchをメインに使用。さらに2025年新登場の「月下美人 アジングビーム バチコンカスタム MID」も、今後の新戦力として期待しています。
まとめ
今回は、私がここ数年ハマっているボートからのジグ単アジングについてご紹介しました。
アジは釣って楽しく、食べて美味しい最高のターゲット。 とはいえ、ボートだからといって簡単に釣れるわけではありません。
実際、今回の釣行もかなり渋くて苦戦しました。 ですが、パターンがハマれば船内で100匹以上釣れることもよくあるのが、この釣りの面白いところ。
基本的にはショア用のタックルを少しボート用に調整するだけでOKなので、 ぜひ皆さんも一度チャレンジしてみてください!