千葉県/房総リザーバー。
レンタルボートフィールドとして親しまれ、バスのストック量もベイト量も多く、多様なフィールドが存在し、各エリアでゲーム性の高い釣りを楽しめるのが特徴。さて、そんな房総リザーバーもいよいよ“秋”。定番アプローチの1つにカバー絡みの釣りが挙げられますが、シーズナル的な見解だと、ポジションがまばらに。そんな居場所の特定しづらい秋に、初めてまたは久しぶりに訪れるとなった際、どう立ち回れば良いのか?
といった方を対象に、今回はレンタルボート利用の房総リザーバーで、秋にどう釣っていけば良いのか? という内容をお伝えすべく、以下の方に詳しくお話をお伺いしましたので、早速教えていただいたことをお伝えしていきたいと思います。

山添 優介(Yusuke Yamazoe) プロフィール
Q. レンタルボート利用における、カバークランキングの可能性やメリットを教えていただけますか?
A. 関東には房総リザーバーを中心にレンタルボートフィールドが多く存在します。
その中で、例年秋にイイ思いをしている釣り…それはカバー周辺を狙う“カバークランキング”。普段何気なく通り過ぎてしまうようなカバーやストラクチャー、何となく撃っているカバーも、時期によっては、魚がストックされたり回遊してきたり。そんなフレッシュな個体を効率良く探す上でも、このカバークランキングは正にピッタリ!
レンタルボートのメリットとしては、バスボートとは違い、小回りの利く操船で、静かに狙いのポイントへ接近できる点。カバーやストラクチャーを丁寧かつ正確にピンポイントキャストできるだけでなく、特にシャローフィールドでは機動性を活かし、バスボートでは入れないスーパーシャローやオーバーハング下も容易に入れちゃいます。
Q.カバークランキングの有効なタイミングは?
A. 状況把握で使用することが多いです。
特に初めて行くフィールドで、水深は把握できるものの、その他の状況が分からない場合、地形や状況を把握するサーチベイトとして有効です。
広範囲をテンポ良くスピーディーに探り、縦の動き(巻き物)と横の動き(撃ち物)のどちらが有効かを見極めたりもできます。
Q. 多用するモデルと使い分けを教えていただけますか?
A. O.S.P「ブリッツ」を中心に使用します。
O.S.P公式「ブリッツ」詳細ページはこちら
ボトムのタッチ感などを見つつ、よりレンジを入れたい時は「ブリッツMR」や「タイニーブリッツDR」を使い、水押しや存在感をもっと出したい時は「ラトリンブリッツ」や「HPFクランク SPEC2」などのラトルインモデルやフラットサイドを選択。「ブリッツマグナムSR」といったマグナムクランク使うこともあります。
O.S.P公式「ブリッツMR」詳細ページはこちら
O.S.P公式「タイニーブリッツDR」詳細ページはこちら
O.S.P公式「ラトリンブリッツ」詳細ページはこちら
O.S.P公式「HPFクランク SPEC2」詳細ページはこちら
O.S.P公式「ブリッツマグナムSR」詳細ページはこちら
また根掛かりの多い場所では、あえてリップの長い「ブリッツDR」を使い、ロッドを少し立ててリトリーブスピードでレンジをコントロールします。“ブリッツシリーズ”は豊富なカラーと種類があり、状況に応じて使い分けが可能です。
O.S.P公式「ブリッツDR」詳細ページはこちら
Q. 基本的な使い方を教えてください
A.基本的な使い方は共通で“タダ巻き”です。
ただ、状況によってリトリーブスピードを変えてみたり、シェイク巻きをしたり、様々なアクションを試しながら、今どんな動きやスピードに反応が良いのかを探ります。そのままでも十分に釣果を出せる優秀なルアーですが、フックサイズやスプリットリングを上げたり、フロントフック前やリップに板オモリを貼ってウェイト調整することもあります。このチューンは特にシェイク巻きに有効です。
また「ラトリンブリッツ」を使用する際はアピール力を足したい時なので、もっと誘い出したい時はリアフックにフェザーフックを付けてチューニングを行うことも。
Q. カラーローテーションへのこだわりはありますか?
A. 基本はフィールドの水質に応じて選択します。
“K.O.ダズラーチャート PL07”や“ハニーブラウン P63”はどのフィールドでも実績が高く、薄すぎず派手すぎない万能カラーとして愛用しています。
他モデルに無い場合は似た色をお選びください。
そこから天候や風、カレントを見極め、目立たせたい場合は白系や黒系などシルエットが際立つカラーを選びます。一方、クリアレイクではベイトフィッシュに寄せたナチュラルカラーを選ぶことが多いです。
Q. レンタルボートでカバークランキングを挑戦する方に一言お願いします
A. クランクベイトはほぼ一年中釣れるルアージャンルです。
使い方やシチュエーションは多様ですが、まずは投げてみて、そこから得られる情報をもとにレンジやリトリーブスピードを変えていくことが大切です。想像を膨らませながら試していくことで、新しい発見や楽しみ方が広がります。
ぜひ! 房総リザーバーを訪れた際はチャレンジしてみてください!