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【9年ぶりのモデルチェンジ】“トレカM46X”と独自リールシート“OP-02”を備えたフラッグシップ「25 スーパーカラマレッティー」/オリムピック

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オリムピック“スーパーカラマレッティー”。

上位機種カラマレッティー・プロトタイプより、性能、採用素材・技術…全て上回る最高峰モデルとして長年その地位を築いてきましたが2025年、9年の時を経て一新。

25 Super Calamaretti(25 スーパーカラマレッティー)【オリムピック】

発売中

旗艦モデルが堂々のリニューアル。

オリムピックの最新技術を詰め込んだ集大成「25 スーパーカラマレッティー」。

どこがどう進化し、何が変わったのか?

オリムピック公式「25 スーパーカラマレッティー」詳細ページはこちら

フラッグシップに相応しい高級感のあるデザイン

あの最新素材…遂に

特筆すべきはメインブランクスです。

最高強度を誇る東レの“トレカ®T1100G”と“ナノアロイ技術”を継承し、さらに「24カラマレッティー・プロトタイプ」にも採用されている“トレカM40X”、そして、徐々に浸透しつつある噂の素材…“トレカM46X”が追加されています。

高弾性率を維持しつつ強度を約25%UP/トレカM46X

ちなみにトレカM40Xは、T1100Gよりも高弾性な炭素繊維トレカ®MXシリーズの最初の品種。繊維強度と弾性率の両方を極限まで追求しつつ、従来の炭素繊維と同等の弾性率を維持したまま、強度を約25%向上させた最新の炭素繊維です。

そして、まだあまり耳にしない“トレカM46X”。

東レの公式ホームページによると、これはトレカ®MXシリーズの新たな炭素繊維で、高い弾性率を保ちながらも、さらに強度を約25%高めたものです。構造制御技術を極限まで追求し、繊維内部にある黒鉛結晶構造をナノレベルで超微細かつ超高配向に制御することで、これまでの同等レベルの弾性率を維持したまま、強度をさらに向上させることに成功。もちろん、オリムピックのロッドラインナップでも初の搭載となります。

ナノアロイ技術でより極限性能を実現

これらの3つの素材に、航空・宇宙、ハイエンドスポーツ用品などの分野で求められる極限の性能を実現する、引張強度と耐衝撃性を両立させたマトリクス樹脂技術“ナノアロイ技術”を組み合わせることで、新たな強度の世界へ足を踏み入れることに成功。

スーパークワトログラファイトクロスLVを搭載

そして、メイン素材の上には、オリムピック独自“スーパークワトログラファイトクロスLV”を搭載。

こちらの素材は、グラファイトクロスと重量、成型厚み、タテ・ヨコの繊維構成比をそのままに、約23%の軽量化を実現した薄い織物。ネジレや潰れに対する強度と軽量化を両立し、キャストやルアーアクション時でも、疲れにくくなると共に、イカとのファイト中も、相手に主導権を与えず、快適にファイトを楽しめる粘り強さも発揮。

そしてお馴染み“G-MAPS”製法により、曲げやネジレに強い強靭さを秘めつつ、軽量さも確保。圧縮への強さに対し、優れた特性を発揮。

軽さも当然注目すべき点ですが、フラッグシップモデルに相応しい最新素材と技術の使用も目玉と言える要素の1つ。

話題のオリムピック独自リールシートを標準装備

ブランクスの次に注目していただきたい箇所は“リールシート”。

オリムピック独自のカーボンリールシート“OP-02”を標準装備。

OP-02

熱可塑性カーボン“トレカ®短繊維強化ナイロン樹脂PA610”の採用で、軽量化、剛性、感度に優れ、さらにカーボン30%含有によって、高強度&高弾性などの特長を秘めています。また、PA610ポリマーのうち、60%が植物由来のため、持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)に配慮された材質でもあります。

ワンフィンガーからフォーフィンガーまで、全ての握り方に高次元で対応可能な、自由度の高いグリップ形状で、ライトゲームからパワーゲームまで、今後も幅広いルアーゲームのロッドに採用予定であるリールシートになります。

他にも細部にまで拘りが

グリップ

高強度で耐食性に優れたEVA素材のセパレートグリップを採用。

リールシート上部の段差をなくしたグリップデザインにより、手への負担を軽減。さらに、グリップエンドには耐久性の高いハイカコルクが使われています。

ガイドセッティング

軽量なチタンフレームガイドを採用。

トップガイドにはSiCリング、それ以外の全てのガイドにはトルザイトリングを採用することで、ロッドのブレや持ち重り感を軽減。T2カラーフレームの落ち着いた色合いが、高級感を演出しています。

ジョイント部

ジョイントは高精度なスピゴットフェルール(印籠継)を採用、スムーズなベンディングカーブを実現。

全2機種展開

ラインナップは汎用性を持たせた2機種展開。

ショアからのエギングで重宝される長さで、幅広い号数のエギに対応。ティップセクションは、両モデルともにチューブラーとなっています。

GCALSS-832ML/M

2.5号~3号のエギの操作性を磨き上げたテクニカルモデル。

メリハリを利かせた先側のMLアクションは、イカのアタリを弾かずにシッカリと乗せることができ、バット部のMアクションはパワーを持たせながらもイカの引きに追従。8′3″のロッドレングスが快適なエギングをサポート。

Length
(m)
Power Action Weight
(g)
Close
(cm)
Top Dia
(mm)
Section
(pcs.)
Egi
(号)
Line
PE(号)
Price
(JPY)
2.51 ML/M Regular-Fast 93 128.7 1.6 2 2.0-3.5 0.4-1.0 100,000
GCALSS-862M

3号~4号のエギに対応したオールラウンドモデル。

定番のレングス・アクションでありながら、エギングロッドに求められる“飛ばす”、“しゃくる”、“感じる”、“掛ける”、“寄せる”など、当たり前の要素に高次元で対応。

Length
(m)
Power Action Weight
(g)
Close
(cm)
Top Dia
(mm)
Section
(pcs.)
Egi
(号)
Line
PE(号)
Price
(JPY)
2.59 M Fast 97 132.4 1.7 2 2.5-4.0 0.4-1.0 104,000

9年の時を経て一新「25 スーパーカラマレッティー」。

生まれ変わった旗艦モデル…ぜひ。

こちらの実釣解説動画も参考に!

出典:YouTubeチャンネル「OLYMPIC TV」

オリムピック(OLYMPIC)

ブランクス性能と品質に徹底的にこだわった老舗「ロッド」メーカー。和歌山県すさみ町に4000坪という広大な工場を有し、あらゆるジャンルのロッドを生産、販売している。
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