ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

近海ジギングの“もう一手”。タフな時こそ、頼れるロッド「ジグザム ワイルドマーク」

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

ライトジギングの繊細さでジグを操りたい、でもSLJロッドではパワーが少し不安…。近海ジギング用のパワーは欲しい、でもロッドが強すぎてジグが動きすぎる…。そんな悩ましさを感じているアングラーも多いのではないだろうか。

そんなアングラーの思いに応える、ジギングの攻め方の幅を広げてくれる一本がテンリュウから登場。その名も「ジグザム ワイルドマーク(JIG-ZAM WILD MARK)」。

 出典:テンリュウ公式

今回は、シリーズの中でも特にセレクティブな状況を打破する力を秘めた「JWM611S-0/2」と「JWM611B-0/2」に注目し、その特長を詳しく見ていく。

ジグザム ワイルドマーク

「ジグザム ワイルドマーク」は、テンリュウが誇る人気ジギングロッドシリーズ「ジグザム」の系譜を受け継ぎながら、現代のタフなジギングシーンに合わせて“ライト&タフ”をコンセプトに再構築されたシリーズ。

最大の特長は、ジグを飛ばし過ぎずにナチュラルに泳がせる「スイミングアクション」の演出力。低活性やマイクロベイトパターンなど、これまで口を使わせるのが難しかったターゲットを、テクニカルな操作でバイトに持ち込むことを可能にする。

0/2とは

このロッドを象徴するのが「0/2」という独特のパワー表記。これは単なる番手ではなく、ティップとバットのパワーが異なることを示している。

0番クラスのセンシティブ・ティップ

ライトジギングロッドを彷彿とさせる、しなやかで追従性の高いティップセクション。

これにより、引き抵抗の少ないジグでも水流をしっかりと感じ取ることができ、繊細なコントロールが可能になる。ジグを暴れさせず、まるで弱ったベイトのように“泳がせる”アクションが容易に演出できる。

2番クラスのパワフル・バット

魚を掛けると、ロッド全体がしなやかに曲がり込むと同時に、ベリーからバットにかけての2番クラスのパワーがしっかりと機能する。

ティップで捉えたバイトを、バットの力で着実に浮かせてくる。この「柔と剛」の組み合わせが、ワイルドマークの大きな特長。

近海センシティブモデル2機種

JWM611S-0/2 (スピニングモデル)

キャストして広範囲を探る釣りや、ドテラ流しで斜め引きするシチュエーションで真価を発揮する。100g~130gクラスのジグをメインに、繊細なティップを活かした緩急のある誘いが得意なモデル。

モデル タイプ レングス(m[ft]) 継数 アクション 仕舞寸法(cm) ルアーウエイト(g) ライン(PE/号) ドラグMAX(kg) リアグリップ長(mm) 先径(mm) ロッド自重(g) カーボン/グラス(%) 本体価格(税別)
JWM611S-0/2 スピニング 1.86[6’1″] 1 RF 186 80~180
(Best130)
MAX PE2.5 4 495 1.6 161 90/10 38,500円
JWM611B-0/2 (ベイトモデル)

バーチカルな展開で、狙ったレンジを丹念に探る釣りに最適。リールからの情報をダイレクトに感じながら、安定したワンピッチジャークでジグをナチュラルにスイミングさせることが可能。“見せて喰わせる”展開で威力を発揮する。

モデル タイプ レングス(m[ft]) 継数 アクション 仕舞寸法(cm) ルアーウエイト(g) ライン(PE/号) ドラグMAX(kg) リアグリップ長(mm) 先径(mm) ロッド自重(g) カーボン/グラス(%) 本体価格(税別)
JWM611B-0/2 ベイト 1.86[6’1″] 1 R 186 80~180
(Best130)
MAX PE2.5 4 420 1.8 151 88/12 39,000円

テンリュウ公式「ジグザム ワイルドマーク」詳細ページはこちら

細部までこだわったパーツ

ブランク

バット部にはカーボンナノチューブ素材「C・N・T」をコンポジット。驚異的なネバリ強さを生み出し、アングラーに安心感とアドバンテージを与える。

ガイドシステム

Fuji製のステンレスフレームKガイド(SiCリング)を搭載。ライントラブルを軽減し、スムーズな糸抜けを実現する。

グリップ

ベイトモデルには、パーミング性能に優れたFuji製のPULSリールシートを採用。長時間のジャークでも疲れにくいのが特長。

ただ柔らかいだけでも、ただ硬いだけでもない。「ジグザム ワイルドマーク」が持つこの絶妙なバランスが、これまで獲れなかった一本への近道になるかもしれない。

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」