3Dダートアクションでターゲットを魅了。
ベントしたボディは、ロッド操作時にパニック状態のベイトフィッシュを演出し、ステイ中は泳ぐ力を失い水面に横たわる小魚をスーパーリアルに再現。動と静の両面からバイトを誘発する、バサーなら誰もがご存知のハズ“ベントミノー”。
O.S.P公式「ベントミノー86 F」詳細ページはこちら
2009年にオリジナルモデル「ベントミノー86 F」が登場。
その後、追加サイズの「ベントミノー76F」と「ベントミノー106F」が登場し、その勢いはバスに留まらず、SWルアーゲーム界にまで進出。SWモデルの「 ベントミノー106 F-SW」と「 ベントミノー130 F-SW」もラインナップされ、シーバスや青物をメインターゲットとするSWアングラーに愛用される爆釣プラグとして、今なお様々なジャンルのアングラーから支持を集めています。
そして2025年8月、シリーズ最大サイズとなる「 ベントミノー181 SW」が登場。なぜこのモデルが開発されたのか? どのようなシチュエーションで使うのか? 既存モデルとの使い分けは? これらの疑問を解消すべく、記者は先日、以下の方に気になる点をいろいろ伺ってきました。今回は、その内容を紹介させていただきます。

遠藤 正明(Masaaki Endo) プロフィール
ベントミノー181SW【O.S.P】
Length | Weight | Hook | Type | Count | Price |
約181mm | 約65g | Front #2/0 Rear #1/0 | Floating | 8 | 3,960円(税込) |
O.S.P公式「ベントミノー181SW」詳細ページはこちら
Q:遠藤さんが考える「ベントミノーシリーズ」の魅力を教えていただけますか?
A:“ベントミノーシリーズ”は、他にはない“3Dパニックアクション”が最大の特長。
予測不能な動きといっても、ただバタつくだけではありません。湾曲したボディならではの、流れるようなアクション、イワシが水面でもがいて進むようなテールアクションなど、リアルかつ細やかな動きがフィッシュイーターのスイッチを入れてくれます。
Q:「ベントミノー181SW」の開発経緯をお聞かせください
A:「他にはないルアーなのでぜひやりたい!」と思ったのが4年前です。
ただ、既存サイズの単なる拡大ではなく、大きくしたことで潜りすぎたり、浮きすぎたりといった課題が沢山出てきました。さらに、ビッグベイトの釣りも年々進化していて、テストや試作を繰り返すうちに「このアクションも欲しい…」、「ここはこうして欲しい…」といった要望も増え、結果として完成までに時間がかかりました。
Q:出しドコロや他サイズとの使い分けについて教えてください
A:正直「ベントミノー181SW」が、その日に爆釣するかどうかは状況次第です(これはどのルアーにも言えることですが)。ただ、このルアーの魅力は、アングラーがとにかく面白い釣りを体感できるということです。
「ベントミノー130SW」でもそうですが、魚が怒って追ってくるのが見える。見切られるというよりは、徐々に魚のスイッチが入って本気で食ってくる。しかもアクションはスローとストップがメインなので、シーバスを騙しきった感が強いです。
どんな状況でも使ってもらえますし、目で見て掛けて釣れた時の快感は病みつきになります。使い分けとしては、イワシベイトには「ベントミノー130SW」、コノシロベイトには「ベントミノー181SW」がハマりやすいですね。
Q:ショアからの使用にも対応できますか?
A:湾曲ボディでもベイトタックルでキャストすれば、安定して50m以上飛ばせます。
河口や港湾部でも十分に活躍してくれますよ。
Q:操作方法を教えてください
A:基本はキャスト後にラインを張って、2~3回アクションを入れてストップ。
この繰り返しです。3回でも4回でもOK。アクションで左右に綺麗に流れたり、潜って飛び跳ねたりといった“いい動き”が出たタイミングで一時止めを入れるのがコツ。
他にもスロー巻きで水中をユックリ泳がせてから浮上させたり、速めの連続トゥイッチを入れてからストップ、という使い方も有効。最近は水中でのバイトも多く、できるだけ水中でアクションさせるのもアリです。
Q:オススメカラーとカラーローテーションについて教えてください
A:シーバスアングラーとシーバスはチャート好き、という“あるある”がありますが、視認性の高いチャート系はオススメです。ローライト時や曇りの日、早朝・夕マズメにはケイムラやグロー入りカラーも効果的。個人的には“ホロレッドヘッド HS59”と“コットンキャンディーCB HC85”がお気に入りですね。
Q:初めて使う方や、購入を迷っている方に一言お願いします
A:まずは実際に使って、いろんなアクションを試してみてください。
「この動き良さそうだな」と思ったアクションを再現できるように、ロッドワークや巻き方を覚えることが、価値ある1尾への近道です。ルアー釣りがもっと好きになるルアーなので、ぜひ「ベントミノー181SW」にハマってみてください!