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楽しい「遊び道具」として。TENRYU「スピードスティック」

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バスロッドだけれど、それだけにとどまらず。モチッとしているのに不思議とシャキッと。バスフィッシングにはもちろん、遊び方を考えるのが面白いロッド。そんなTENRYUの「SPEED STICK(スピードスティック)」。

SPEED STICK 【TENRYU】

現行でテンリュウからリリースされているスピードスティックが、日本のバスフィッシング黎明期を支えたロッドであるスピードスティックを現代版にリビルドさせたものであることを知る方も多いことだろう。

天龍社の倉庫に眠っていたスピードスティック。それがすべての始まりだったそうだ。

まだリビルドされた現代版スピードスティックがリリースされる前、こんな寄稿を頂いたことを思い出す。

グラス素材をブランクスに用いた、当時のスピードスティックはグラスながらダルさがなく不思議な感覚だったそうだ。投げるのが楽しい、掛けて楽しい。そんな〝味〟は残しつつも今の時代に合ったスピードスティックにリビルドしたわけだ。

グラスのような超低弾性カーボン

元々持っていたグラスでありながらダルさのない特性、その特長を現代の技術で再現したものが超低弾性カーボン

グラスに限りなく近いフィーリングをカーボン素材で表現。厳密には超低弾性カーボンという言葉自体はないものの、ルアーウエイトしっかり乗せ、魚のバイトにも素直についていく。そんな感覚を求めて作られ、なおかつティップの収束の早さはカーボン素材となることによって増した。

現代の高性能パーツ

また、ガイドにはステンレスフレームKガイド(SiC-Sリング)を採用。これにより、スムーズなライン放出はもちろんのこと、フレームの重量と相まってよりロッドをしっかり曲げてキャストすることができる。

また、軽量で手に馴染みやすいPTSを用いたリールシートなども、その当時とは当然異なる今の風合いだ。

△フックキーパーはお気に入りのルアーとともに写真撮影などする時にもよい

遊び道具として

現代版にリビルドしたスピードスティック。とはいえ、その当時のフィーリングを残した、釣って楽しい感覚を提供してくれる「遊び道具」といえるロッドを目指して開発したという。

新生スピードスティックのコンセプトは「ルアーフィッシングを心から遊べるロッド」。バスフィッシングだけでなく、色々な釣りに使うのもこのロッドの面白さ。

出典:YouTube「TENRYU CO.,LTD」

品名 タイプ 全長
( m [ft])
継数
(本)
調子 仕舞寸法
(cm)
ルアーウェイト
(g[oz])
ライン
(lb )
リアグリップ
(mm)
先径
(mm)
自重
(g)
使用繊維 カーボン/グラス
(%)
本体価格
TSS#1L-256B B 1.68[5’6″] 2* RS 147 MAX18[5/8] MAX14 160 1.6 100 89/11 ¥40,500
TSS#1L-260B B 1.83[6’0″] 2* RS 157 MAX18[5/8] MAX14 210 1.6 106 88/12 ¥42,000
TSS#1-264B B 1.93[6’4″] 2* RF 168 MAX21[3/4] MAX16 210 1.6 113 88/12 ¥43,000
TSS#2-266B B 1.98[6’6″] 2* R 168 MAX28[1] MAX20 260 1.7 121 88/12 ¥44,000
TSS#3-267B B 2.00[6’7″] 2* RF 171 MAX35[1-1/4] MAX20 260 1.9 124 88/12 ¥44,500
TSS#4-2611B B 2.11[6’11”] 2* RF 177 MAX42[1-1/2] MAX 25 290 2.0 141 85/15 ¥47,500

テンリュウ公式「スピードスティック」詳細ページはこちら

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
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