皆さんこんにちは! O.S.Pソルトスタッフの“鈴木孝啓”です。
普段、私は浜名湖でガイドサービスをしております。 フィッシングガイドを通して、カナリ多くの釣り人に会い、様々な釣りを見てきました。 ガイドに来られた方で「初心者で釣りのテクニックはありませんが大丈夫ですか?」と聞かれることがありますが、ガイドの釣果は、釣りのテクニックによる差が出ないことも多いです。
モチロン“フリーリグ”など…経験がものを言う釣りもありますので、全てがそうとは限りませんが、 それ以外の釣りでは、本当に大きな差はつきにくいものです。その理由は、釣りの8割が口を使う魚の居る場所に行けているかどうかに掛かっているからだと私は思っています。 では、初心者の皆さんがチヌを釣ろうと思った場合、どんな場所でどのように釣りをしたら良いか? 私なりの考えを皆さんにお伝えしたいと思います。
夕方~夜が狙い目
一番大事なのは場所だと書きました。
ただ、場所が分かるようになるには、それ相応の経験が必要になります。
そこで、やってほしいことは、“夕方から夜の時間帯”に釣りへ行くことです。 チヌが最も活発に動くタイミングは夜のことが多いです。 一生懸命日中に釣りをするよりも、夜に釣りに行った方がチヌに巡り合う可能性は高くなります。
夕方から釣りに行く理由としては、シッカリと海を観察するためです。
安全面の確認が最優先。 ついでに、チヌが目視できるか、溜まりそうな場所やストラクチャーがあるのか?…などを確認して、見つけることができれば、夜に回遊している可能性は高いです。エサとなるカニやエビが確認できる場所も、チヌが回遊してくる場所と考えて良いと思います。
チヌを釣りたければボトムを攻めろ!
チヌはボトムのエサを捕食していることが多い魚です!
だから、ボトムを攻めることが大切です。ただ、チヌが居る場所の傾向としては、敷石、ゴロタ、牡蠣瀬など…引っ掛かりやすい所が多いです。
根掛かりを回避するのは、初心者にとって、少し難しい技術にはなりますが、魚の居る所で釣りをしなければ魚釣りは成立しないので、はじめて行く場所だったら、近くで釣りをしている人に、根掛かりしやすいのかどうか聞いてみたり、“Googleマップ”の航空画像などで、どのように根が入っているのかを確認すると良いでしょう。
“Googleマップ”で黒いところは、“ハードボトム”と言われる底質が固いところか、藻の生えた場所になります。 底質が固いところは、何もない所よりも圧倒的にチヌが回遊してくる可能性が高い場所になりますので狙い目です。
“Youtube”で釣果が上がっている場所に行くのも一つの手ですが、同じことを考えている方が多いのも事実です。 そういった有名ポイントに行く際は、誰よりも早く釣り場に着くようにするといいでしょう。
ボトムを丁寧に、ワームでスローに攻める!
チヌ釣りにワームを使用する理由。
それは、“魚に違和感を与えにくくナチュラルな誘いができる”からです。 近年、“フリーリグ”という釣法が爆発的な流行を見せています。 この釣りは、主に日中のイメージが強いですが、モチロン夜にも有効な釣り方です。
日中は少々テクニカルな部分があり、様々なアクションを加えながら魚に口を使わせていくイメージですが、夜の場合は、丁寧にボトムをズルズル引きずるイメージ。
まず、初心者の方は、ユックリ丁寧に同じスピードで引き続けることを意識しましょう。ユックリの中にも様々な巻き速度がありますが、私が夜のチニングをする場合は、リールのハンドルを3秒~4秒に1回転ほどのスピードで巻いてくることが多いです。
そして、常にボトムを感じることが重要です。
固い底質では、小気味良い連続したコツコツ感があると思います。この状態が長く続く場所は、チヌが釣りやすい場所です。 逆に柔らかい泥底のような底質では、モゾモゾした感触が続きます。釣れなくはないですが、なるべく底質が固い場所を選ぶ方が、魚と巡り合える確率は高くなると思います。ボトムの感触を一つ意識してみてください。
オススメタックル
タックルについて解説します。
初心者の方は、スピニングタックルを使用すると良いでしょう。
ロッド:7ft~8ftのファーストテーパーのMLクラス
リール:2500番クラスのハイギアのリール
メインライン:PEライン0.6号~1.0号(※根掛かりのしやすさで使い分けます)
リーダー:フロロカーボンライン(16Lb~20Lb)
ワーム:「ドライブホッグSW」【O.S.P】
シンカー:タングステンシンカー(5g~14g)
フック:オフセットフック(#1~#2)触角フック(#1~#2)
メインラインや、リーダーは、ボトムが複雑なほど、太いラインを使用して、ラインブレイクを防止したいトコロです。 ワームは「ドライブホッグSW」が実績アリです。
夜で使う場合は、“ソリッドレッド W077”カラーが非常に有効です。
O.S.P公式「ドライブホッグSW」詳細ページはこちら
シンカーは、タングステンシンカーの5g~10gの“ティアドロップ型”と呼ばれる、涙のような形をしたものが感度が良くオススメです。
フックは、根掛かりの少ない所はオフセットフックを使用し、根掛かりしやすい場所は「触角フック」【がまかつ】を使用しましょう。 オフセットフックは、感度に優れ、「触角フック」は、根掛かり回避能力に優れています。
経験を積むと広がる様々な釣り方
魚を釣って経験を積んでいくと、魚を釣ることの楽しさが分かると思います。
「もっと違う場所でも釣ってみたい」、「もっと違う釣り方で釣ってみたい」、「もっと大きな魚を釣ってみたい」という感覚が芽生えてくるハズです。チヌは、多彩な釣り方、シチュエーションで狙えるため、このような想いに答えてくれると思います。
視覚的に興奮度MAXの“チヌトップ”
視覚的に興奮度MAXの“チヌトップ”もぜひチャレンジしていただきたいトコロ。
ポッパーやペンシルベイトなどのルアーで釣ることができます。小魚を追い回しているチヌには、ミノーやシャッドでも釣ることが可能ですし、もう少しレンジが下がった所では、シャッドやバイブレーションでも釣ることができます。このようにバスフィッシングのような幅広い釣り方が可能なのもチニングの魅力。以下に一軍ルアーも添付していますので、良かったら試してみてください。
O.S.P公式「ラウダ―50」詳細ページはこちら
O.S.P公式「ピクロ 68 SSS」詳細ページはこちら
O.S.P公式「オーバーライド」詳細ページはこちら
どれも実績十分なルアーばかりですが、私のホームの浜名湖では、特に「ラウダ―50」と、先程紹介しました「ドライブホッグSW」が実績アリ。 浜名湖に来られる際は、忘れずにタックルボックスに入れてきてください。
皆さんに素晴らしいチニングライフが訪れることを心から願っております。