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【新たな選択肢】「シルバーウルフ ラフトリック 70F」&「ソルティポップ シルバーウルフカスタム」登場!特長と既存プラグとの位置付けは?/森浩平

寄稿:森 浩平
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チニング入門

皆さんこんにちは。“森浩平”です。

2023年5月に登場した「シルバーウルフ ラフトリック 90F」。

多くの方にご愛用いただく中で、もっと幅広いエリアでも活躍できるように、2025年4月にダウンサイジングモデルの「シルバーウルフ ラフトリック 70F」をリリース。今回は、こちらのコンセプトや特長についてご紹介できればと思います。

森 浩平(Kouhei Mori) プロフィール

愛称は"もりぞー"。大阪湾の淀川をホームグラウンドに、ベイトタックルスタイルで年間2,000枚を超えるチヌ・キビレを水揚げするチニングエキスパート。 デイ、ナイト問わず、チニングをメインにシーバスや季節の釣りを楽しんでいる。

シルバーウルフ ラフトリック 70F【ダイワ】

シルバーウルフ ラフトリック 70F」はオリジナルと同様、“優れた水噛み性能”、“抜群の飛距離”、“正確なキャストアキュラシー”を兼ね備え、オープンエリアやアーバンサイドでのチヌトップをはじめ、シーバス、メッキなど多彩な魚種に対応します。

アイテム サイズ 標準自重(g) タイプ 標準装備フック 標準装備リング
70F 70mm 8.5 フローティング サクサストレブル#6 #2

ダイワ公式「シルバーウルフ ラフトリック 70F」詳細ページはこちら

開発背景/ハンドメイドルアー「イマペン鮎75」の進化形

淀川ローカルで人気を誇るハンドメイドペンシル“イマペン鮎75”をベースに開発。

シルバーウルフ ラフトリック 90F」との使い分けをより明確にすべく、70mmサイズに設計し、小型ペンシルベイトの強みを活かしつつ、インジェクションモデルとして安定した性能を追求。 ただのダウンサイジングモデルではなく、フィールドの“繊細なニーズ”に応えるための、次世代ペンシルベイトです。

特長と性能

ただのダウンサイジングモデルではない。

とお伝えしましたが、その理由となる特長を以下で順番に解説していきます。

水噛みとドッグウォーク性能

軽快かつ繊細なドッグウォークに絶妙な水絡みをプラス。

ラインテンションや入力の強弱を変えることで、リズミカルな広範囲サーチから、スライド幅を抑えた“ネチネチ”誘いまで、幅広いアクションを実現。水面が穏やかで90Fでは強すぎる場面でも、自然な動きで魚にアピールします。

70mmクラス最高水準の飛距離/攻めのキャストを実現

本体重量8.5g且つ、空気抵抗を抑えた設計。

これにより、キャスト時のブレを最小限に抑え、70mmクラス最高水準の飛距離を実現。よって、牡蠣瀬やシモリ(沈み根)の向こう側にルアーを正確に届けることが可能。 離れたポイントやプレッシャーのかかるエリアでも、一歩先を攻めることができる飛距離と、安定した飛行姿勢がもたらすキャストアキュラシー性能は、特にオープンエリアやアーバンサイドエリアでの攻略において大きなアドバンテージとなります。

浮き姿勢と捕食スイッチ

垂直浮き姿勢ながら、連続ドッグウォークでは水平に近いバランスを保つことで、警戒心の強い魚にもナチュラルにアピール。特に膝下水深のシャローエリアや、派手なアクションを嫌う状況などにおいても、捕食スイッチを入れる性能が光ります。

フックセッティング/パワーファイト対応

一般的な70mmクラスのトッププラグでは#8~#10フックを採用することが多い中「シルバーウルフ ラフトリック 70F」は#6フックを搭載。これにより、ストラクチャー際でのパワーファイトにも対応可能。 フック自体の重量増により、バイト時の弾かれにくさとフッキング性能が向上し、シッカリとしたキャッチをサポートします。

幅広いターゲットへの適応力

チヌだけでなく、カタクチイワシ・稚アユ・イナッコといった小型ベイトを捕食するシーバスやメッキなど、多様な魚種に対応。多彩なフィールドでその性能を発揮します。

「ラフトリック70F」はこう使え!

シルバーウルフ ラフトリック 70F」の使いドコロをまとめました。

以下のような状況下では、ぜひお使いください。

「シルバーウルフ ラフトリック 70F」が効果を発揮するシチュエーション

シャローエリアや膝下水深でのチヌトップ

穏やかな水面での繊細なトップ攻略

都市型フィールドでの正確なポイント撃ち

小型ベイトを意識したシーバス・メッキ狙い

牡蠣瀬・シモリの向こう側への攻めのキャスト

ソルティポップ シルバーウルフカスタム【ダイワ】

こちらのルアーもリリースを控えていますので合わせて紹介します。

その名も「ソルティポップ シルバーウルフカスタム」。その名の通り、幅広い魚種を狙えるバーサタイルポッパーとして人気の「ソルティポップ80F」を“シルバーウルフカスタム”カラーにしたモノになります。

ダイワ公式「ソルティポップ シルバーウルフカスタム」詳細ページはこちら

後方重心設計による高いキャスタビリティに加え、ビギナーからエキスパートまで誰でも扱いやすい軽快な操作性を備えたペンシルポッパーです。

移動距離を抑えたポッピングとドッグウォークをMIXしたアクションを得意とし、すでにチニングシーンでも高い実績を誇っています。

視認性の高い蛍光オレンジカップを採用

独自の特長として、“視認性の高い蛍光オレンジカップ”を採用しました。

アングラーからの視認性が向上し、アクションの確認や障害物回避をより快適に。

シルバーウルフシリーズの人気カラーを採用

チヌトップをさらに楽しく。

シルバーウルフ”シリーズで実績のある以下カラーリングを採用しました。

既存の「ソルティポップ80F」はホログラム系のカラーが中心でしたが、“シルバーウルフカスタム”の登場で、慣れ親しんだチヌカラーでチヌトップが楽しめるようになったのは嬉しいポイントですね! ノーマルでも十分に使い勝手の良いルアーですが、さらに飛距離を伸ばしたい場合や浮き姿勢を尻下がりにしたい場合には、リアのウエイトボール部分に板オモリを貼る簡易チューンもオススメです。

重さの目安としては0.2g~0.5g程度がちょうど良いでしょう。

各プラグの位置付

ラインナップも多くなってきた“シルバーウルフ”シリーズのプラグ。

最後に、各プラグ「シルバーウルフ ラフトリック 70F」、「シルバーウルフ ラフトリック 90F」、「シルバーウルフ ラフダイバー 90F」、そして「ソルティポップ シルバーウルフカスタム」の位置付けを私なりに解説させていただきます。

位置付けについて

ソルティポップ シルバーウルフカスタム」は、移動距離を抑えたポッピングとドッグウォークをミックスしたアクションを得意とし、一見“強アピール系”の印象がありますが、私の感覚ではアピールの強さは以下の順番です。

シルバーウルフ ラフトリック 90F」や「シルバーウルフ ラフダイバー 90F」ではアピールが強すぎるけれど、「シルバーウルフ ラフトリック 70F」では少し物足りない…そんな状況で「ソルティポップ シルバーウルフカスタム」がピタッとハマる印象。

それぞれに異なる魅力を持ったプラグなので、状況に応じて使い分けながら、チヌトップゲームを存分に楽しんでください!

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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